タイヤ交換のタイミングを逸しているしんこです。
こちらの続き。
東京キャンピングカーショー2018
ここまで2台の見積りを入手し,次のブースに向かいます。
ロータスRVセールス MAMBOW/マンボウ
使いやすそうなキャブコン
数か月前から候補に急浮上してきたMAMBOW/マンボウ。
実車をまじまじと見るのは初めてです。さて,カッコ悪く見えていたボンゴのスタイリングは…思ったほど悪くないじゃないですか。
やっぱり実物と,写真から受けるイメージは違いますね。
さっそく車内へ。
まずキャブコンとして当然だと思いますが,車内で直立できます。
車内レイアウトは,キッチンやマルチルームが車両後部に纏められているので,使い勝手が良さそう。
ダイネットをフラットに展開すれば,お座敷&ちゃぶ台*1も難なく可能。
やっぱりキャブコンはいいなあ状態。
展示車はANV/アニバーサリーとEXE/エグゼ。
室内のレイアウトはほぼ同じですが,ざっくりとした特徴は
MAMBOW ANV/マンボウ アニバーサリー
- 家庭用エアコン,ソーラーパネル,発電機などが標準装備
- マルチルームは防水仕様
- 冷蔵庫,電子レンジはエントランスを入って左側(助手席後ろ)に配置
- 温水シャワーをオプション設定
MAMBOW EXE/マンボウ エグゼ
- 標準装備を簡素にして,家庭用エアコンなどはオプション設定
- マルチルームの一部が収納庫になっているので,防水仕様でない
- 冷蔵庫,電子レンジはキッチンの後部側にビルトイン
決定的な違いは,マルチルームが防水か否かですが,EXE/エグゼにANV/アニバーサリー相当のオプションを付けると価格が逆転してしまうので,ここは全部付きのANV/アニバーサリー選択が妥当ですね。
エンジンは1800ccのガソリンエンジンしか設定がないので選択の余地なし。
駆動方式については4WDの設定がありますが,ボンゴトラックはパートタイム4WDになっています。パートタイム方式だと,通常ほとんどの場面は2WDで走ることになるし,4WDは直結4駆で取り扱いが面倒くさそうなので,とりあえず2WDにします。
これをベースにANV/アニバーサリーモデル,温水シャワーも含めたオプションてんこ盛り仕様で見積りをお願いします。
結果はハイエースのバンコンとばっちり競合する価格になりました。
となると,家庭用エアコンと発電機、温水シャワーがキャブコンらしい装備で萌えます。
カトーモーターにご挨拶
ここでカトーモータのブースに立ち寄り,ご挨拶。
今回のショー来場の目的競合車の見積りをもらうこと…をお話ししつつ,展示車を見せてもらいます。
見積りについては5月にいただいた内容から特に変更はないのでそのまま。
気になるキャンピングカーはありましたかの問いに,ライトキャブコンも視野に入ってきていて,MAMBOW/マンボウが気になると言うと,ムム!強敵が現れたなという感じの反応でした。
最後に現在の納期を再確認します。約6ヵ月とのこと。
レクビィ Place SL/プラス SL
ちょっと疲れてきましたが,まだ頑張ります。
意外だった圧迫感
カトーモーターロングトレインの対抗馬と位置付けているPlace SL/プラス SL。
嫁さんと車内に入ってみます。
便利そうだと思っていたソファ上部のオーバーヘッドコンソールが意外に圧迫感を感じます。ソファに深く腰掛けると,本人は気になりませんが正面に座る嫁さんの頭上にすぐコンソールがある感じ。
後部には2つ折れの扉で仕切られたマルチルームがありますが,扉の正面にドンと荷物を置いてしまうとダイネット側からは扉が開けられなくなりそう。あとはアルミ建材っぽい質感なので,走行中に扉がバタつくんじゃないかなあと直感的に思いました。
なんとなくネガティブな印象ばかりでテンションが上がりませんが,とりあえずディーゼル4WDベースで見積りをもらいます。
営業さんからの情報
商談の中で印象に残った情報は
- 大口の受注が入ってしまったので,現在の納期は10ヵ月。
- 薄型ソーラーパネル(215W)について,充電にはかなりの時間を要するので,旅先で消費した電力すべてを補うことはまずできません。過度な期待はしないでください。
2018年7月現在で10ヵ月の納期は消費税のことを考えると危ない感じ。ソーラー充電の実力については,納車後に「思っていたのと違った。」などということがありそうなので,正直にお話しいただいたのは好感が持てますね。
カスタムセレクト ロードセレクトSL
カスタムセレクトのブースへ移動。
社長は接客中なので,係の人にお願いしてキャンピングカーを見せてもらいます。
嫁さんをダイネットに座らせましたが浮かない表情。ソファの背もたれが低すぎてくつろげないのです。内装も割とそっけなく刺さるものがありません。
嫁さんの「これはもういいかな。」の一言で,そそくさと退散しました。
かなりぐったりきていますがもう1台見ます。
キャンピングカー長野 スペースキャンパーCw
嫁さん一押しの1台。白くてすっきりした内装が魅力。
ちょうど社長が熱弁中なのでしれっと仲間に入ります。
ベース車はワイド・ミドルルーフなので,例の1600mmをどうやって生み出すかですが,こちらではスライドドア正面にあるシンクの前の屋根1人分だけ,ポップアップで高くなります。法改正に合わせて社長が温めていたアイディアだそうです。
社長からの情報
ずっと立ち話でしたが,自分の耳に残った情報は
- 現行の200系ハイエースがいつまで受注を受け付けてくれるかわからない。過去を振り返ると,モデル末期に○○周年記念車みたいなモデルが発売されるとモデルチェンジが近い。
- 断熱をしっかりしているか否かはボディを軽く叩いてみればわかる。コンコン響くのはプレスの鉄板で囲まれた袋状の空間が空洞のままだから。断熱材がしっかり入っていれば響かない。
- サイドオーニングは電動がいい。雨の日にリモコンで少し出せば濡れずにスライドドアから出られるよ。
断熱については社長の自信の表れと理解しましょう。他の展示車をやたらコンコン叩くわけにもいきませんしね。
サイドオーニングについてはケイワークスで聞いたのと全く逆の見解で面白い。人それぞれにいろいろな考えがあるので,オプション選びは難儀するんですね。
見積について,このキャンピングカーは装備がほぼ全部付きなので,住所,氏名と希望モデルを帳票に書いて渡せば後日郵送で送付してくれるとのこと。もちろんディーゼルエンジンベースでお願いしました。
さて,あと何台かノミネートしてきたキャンピングカーがありましたが,ブースに展示車がなかったり,お客がいっぱいだったりなので,戦果は 上々と判断して疲れ果てて燃え尽きたので…撤収しました。
商談は真剣勝負なので疲れます。
つづく。
*1:EXE/エグゼは標準でできます。ANV/アニバーサリーは後日,小改造でできそうという見解をもらうところまでは確認しました。