大型連休中の天気予報が気になって仕方がないしんこです。
前半が良くないなあ。
今回はハイエース スーパーGLの純正部品を使用してバンDXの機能を向上させるお話。
バンDXのワイパースイッチ
間欠式フロントワイパーの時間調整機能は無し
天候不順な日が続いていて天気予報が気になりますね。
旅行中は晴天を希望しますが,そうそう都合良くはいきません。不本意ながらも雨天の走行時に欠かせないのがワイパー。
自分はワイパーがチャカチャカ視界に入るのが嫌な人でして,できるならばスーパーレイン・Xの撥水皮膜で全部水玉になって吹き飛んでほしいくらい。
大粒の雨で向かい風だと速度が低くても気持ち良く水滴が吹き飛んで行くのですが,そんな大荒れの天気はほとんどなくて,ほとんどの場合はパラパラかしとしと降る程度。
雨粒も小さくてなかなか吹き飛ばないので仕方なくワイパーの出番。
弱い雨だと使用するのはもちろん間欠ワイパーなんですけれども,バンDXの間欠式フロントワイパーには時間調整機能がありません。
実測するとワイパーが1回拭き終わってから次に動き出すまでは約4秒。
これぐらいの時間では視界も奪われていないし,自分にとっては鬱陶しく感じるので,結局ここだっ!というタイミングでレバーを上げての一時作動で動かすことがほとんど。
ただし長時間やってると疲れるので,もっと動く頻度が少なくできるように時間調整機能が欲しいです。
スーパーGLの時間調整式純正ワイパースイッチに交換する
前置きが長くなりましたが,ハイエースのスーパーGLの間欠式フロントワイパーは時間調整式となっているので,そのワイパースイッチに交換してしまいます。
Webで調べると多くの先人が実施しているド定番メニューですね。交換方法の動画や記事もたくさんあります。
自分のハイエースは2019年式の5型(4型後期)なので,今回購入したのはこちら。
部品番号は84652-26680。年式により適合しない場合があるようですが,5型(4型後期)にはばっちりでしたのでご安心を。
ワイパースイッチの交換
ワイパースイッチ 84652-26680
到着した部品を開封します。
これがワイパースイッチ。
この部品の目玉。間欠時間を調整する機能。
ステアリングコラムカバーの分解
まずステアリングコラムカバーを分解します。
エンジンを始動してステアリングホイールを右に90°回すと,トルクスねじが現れるので緩めます。サイズはT25。
左側にもありますので,今度はステアリングホイールを左に90°回してねじを緩めます。
ステアリングコラムカバーの下側を外します。
左側はハンドルを上下に調整するレバーの穴に指を掛けることができるので楽に外れますが,右側は合わせ面に指を掛けて何とか外せました。
黄色い矢印の所にツメがあるのでこの辺りを攻めると外しやすいかもよ。
ワイパースイッチに接続されているコネクタを2個外します。
次はハンドルを下まで下げ,コラムカバーの上側を上にずらします。自分はマスキングテープで吊りました。
ワイパースイッチ本体を固定しているツメを外すため,写真の部位の隙間にマイナスドライバーを差し込み,手前に起こすようにこじります。
ワイパースイッチ本体のこのツメを外すことをイメージするとこじり具合が掴みやすいかも。
ツメが外れたら本体がごそっと抜けます。
後は新しいワイパースイッチをパチンと嵌め込み,逆手順で組み立てれば作業は完了です。
逆作動の謎について
さてWeb上には「交換はできたけど間欠時間設定が逆に作動する。」という投稿が多くありますが,その謎について記しておきます。
結論から言いますと逆作動はしてはいません。
取扱書を参照すると下記のように記載されています。
⑥側に回すと間欠ワイパーの作動頻度(減)。3分割の三角形表示も現品と同じです。
確かに表示は⑥側に回すと間欠時間が少なくなるようなイメージを受けますが,スーパーGLも同じ動きをしているので逆作動などの異常ではありません。
ちなみに嫁さんSWIFTはというと…
INT TIMEの三角形の幅の広い側が作動頻度(減)なので,これが正と理解していると逆だと思うのもしかたありませんよね。
まあハイエースとしては正しい動きになってますんで,この件で悶々としていた方はすっきりしていただけたのではないでしょうか。
まとめ
ワイパースイッチの交換については問題なくできます。
作動時間調整の作動も正常ですのでご安心を。
部品代は決して安くはないのですが,使用頻度の多い機能なのでやって損はないかと思います。
ハーネスがきちんときているのならば変なところでケチらないで最初から付けておくか,メーカーオプションにしとけよと思いますよね。
いらなくなったワイパースイッチどうしようかな。