しんこのブログ

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自転車 マルキン(marukin) ATH-435号のハブベアリングをグリスアップ

大型連休前半の天気予報☁☔にがっかりしているしんこです。

遠出はしないことに決めていたものの,さすがにずっと自宅にいるというのも寂しすぎます。近場でいいのでスーパーロングトレインに自転車を積んで行って,1泊+サイクリングくらいは楽しみたいと思っているのですが,金曜日くらいまで天気が芳しくないので出鼻をくじかれた感じですね。

 

今回はATH-435号のハブベアリングをグリスアップしたお話。

 

 

 

ハブベアリングのグリスアップ

シャフトの回転が…

ある日のことです。通勤快速 マルキン(marukin) ATH-435号のスプロケットの清掃でもしようとホイールを外してみたのですが…

シャフトを手回しすると,妙に回転が渋くて手に伝わる感触も良くないことに気付きました。ゴリゴリとまではいきませんが,ザリザリみたいな感触で転がり軸受けとしては明らかにおかしい。

 

既にベアリングのボールや転送面がボロボロになっているような気がしないでもないですが,どのみちこのままではとても安心して乗っていられるような状況ではないので,とりあえず分解整備をしてみんべ。

 

メンテナンスのために用意するもの

"自転車 ハブベアリング グリスアップ"でWeb検索すると,やり方がヒットするので参考になります。

 

調べてみると,手持ちの工具だけでは分解できないことがわかりました。

今回グリスアップのために調達した工具は2つ

まずはシマノのマルチプルフリーホイール工具 TL-FW30。ボスフリーのスプロケットを外すのに使います。

2つ目はTONE ハブコンレンチ CHCW-15。

そして最も重要なグリースはこちらをチョイスしました。

分解作業

スプロケットの分解

それでは作業開始。

リヤホイールを外します。

 

最初にスプロケットを外すので,早速マルチプルフリーホイール工具 TL-FW30の出番。

 

本当に適合する工具なのか少々心配していたのですが,ぴったり入りましたね。

 

24mmのレンチを使って緩めます。

自分はKTCの12.7sq.スライドヘッドハンドル BHM4とTONEのソケット(12角) 4D-24の組み合わせ。

ソケットはたまたまサイクルキャリア脱着用に購入しておいたのが適合しました。

www.shinkoace.com

 

スプロケットは駆動力をかけると締め付けられる方向にトルクが作用する構造になっているので,距離を走っていればかなりきつく締めつけられているはずです。

実際ハンドルを手回しして緩めようとしてもびくともせず,ゴムハンマーでハンドルを打撃してやっと緩みました。モンキーレンチでは打撃に耐えられないと思うので,メガネレンチもしくはソケットレンチの使用をおすすめします。

スプロケットが外れました。

 

ハブベアリングの分解

いよいよハブベアリングの分解。

 

ハブコンレンチ CHCW-15を投入します。

 

ハブコンレンチはこのように玉押しにかけ,軸端側のロックナットを15mmのスパナで緩めると分解できます。

 

球押しが外れてベアリングが露出しました。グリスがカピカピで汚いこと。そりゃザリザリだわな。

 

ベアリングは磁気を帯びたドライバーなどにくっつけて回収します。

 

ホイールを反転してシャフトを抜き,先ほどと同じようにベアリングを回収します。こちら側は玉押しのロックナットを緩める必要はありません。

なお,スプロケット側の玉押しを分解したと同時にシャフトが落ちてベアリングが散乱する恐れがあるので,テープなどで仮止めしてシャフトが落ちないようにしておくと良いです。

 

清掃と目視点検

ハブ

こちらがベアリングを取り出したハブのカップ。

 

パーツクリーナーで清掃します。ベアリングの転送面に傷などは無いようです。

 

玉押し

玉押しとシャフトを清掃。

 

反スプロケット側の玉押しにフレーキングが発生していました。交換パーツは用意していないので,今回はこのまま組み立てちゃいます。よきところで交換するしかないなあ💦

 

ベアリング

ベアリングも清掃して1つずつ目視点検します。こちらには有害な傷などはありませんでした。

 

グリスアップと組み立て

各パーツの手入れが終わったので,グリスアップして組み立てます。

 

グリスはこちらを使用。

 

玉押しにグリスを盛り付けていきます。

ヘラは手持ちのタミヤ クラフトツールの調色スティックを使用しました。サイズが絶妙で使いやすかったです。

使用後は完全に脱脂洗浄すれば,元通りの調色スティックとして使用できますよ。

次はハブのカップに。グリスを盛りすぎないようにするのがコツです。

 

回収した時と同じようにベアリングを磁化したドライバーの先に付けて,グリスに埋め込むような感じで並べていきます。

 

シャフトを取り付けます。

 

ホイールを反転する前に,シャフトが抜け落ちないよう養生テープで仮止め。

 

反対側も同じようにベアリングを組みこんだら,玉押しを捻じ込みます。

玉押しの締め込み具合は,ガタがなく転がり抵抗の少ないところを狙いますが,ものすごく微妙なので満足いくまで何度も繰り返し調整しました。

 

ロックナットを締め込むと玉押しも連れ回って締め付け過多になる傾向があったので,試行錯誤の結果,ハブコンレンチとモンキースパナを互いに同じ程度締め込むようにすると狙い通りにロックできました。

 

スプロケットを取り付けます。

乗ってペダルを漕げばどんどん締め込まれていく構造なので,外した時のようにハンマリングなどはせずに,ハンドルでぐっと締め込む程度で充分です。

 

ホイールを取り付けたら完成です。

もちろんリヤだけやればいいはずないですよね。ええもちろんこの後フロントもやりましたとも。

フロントハブはスプロケットがないこと以外はリヤと全く同じ手順になりますので,ばっさりと割愛。

 

まとめ

試運転した結果は転がりが軽くなったのを実感できました。

グリスの劣化以外に,完成車だと玉押しの締め込みがきつめのセッティングになっていたようなので,今回はガタなく転がりは軽くという絶妙な調整をしたのも効いていると思います。

 

もしかしたら緩くしすぎたかなと思い,1週間してからホイールを外してシャフトにガタが出ていないか確認しましたが大丈夫でした。

 

カップにグリスを盛りすぎると,余分が玉押しとカップの隙間から出てきますので,見つけたらウエスで拭きとります。

後半少し盛りが多い気がするな…という所がモロに溢れ出てきたので,最初に盛った写真の程度がベストだったようです。

 

さてベアリングの回転部分はハブの他にもう1か所あるんですよね。

これまたいくつか専用工具が必要なんですが,ここまでやったらやるしかないな。