最近はすっかり自転車いじりにはまっているしんこです。
完全に沼に足を踏み入れたな…でもそれほどマニアックな領域にまではいきませんので悪しからず。
今回は通勤快速ATH-435号のサドルを上げるお話。
ATH-435号のサドルを上げる
特殊なサイズのシートポスト
純正のシートポストは上限いっぱい
間もなく購入してから14年目に突入するという通勤快速マルキン(marukin) ATH-435号。見た目だけMTBのいわゆるルック車ですが,通勤・街乗りにはうってつけなのでまだまだ活躍してもらうよ。

さて以前から何とかしたいなあと思っていたのが,ATH-435号のサドルを上げること。
NESTO FARAD号にも乗るようになってより強く感じるようになりました。
しかし純正のシートポストで上げるのはもう限界…というかちょこっと限界超えてます。

これ以上にサドルを上げるにはシートポストを交換する以外に方法がありません。
シートポスト径28.8mmのマイナー車両
それでは交換パーツを探しましょうぜ。ATH-435号のシートポストの刻印を見ると28.8とありますので,直径は28.8mmになりますね。
ノギスで測定しても28.8mmなので間違いなし。
Webサイトでパーツを検索してみると…無い😲
一般的なサイズとして28.6mm径のシートポストはたくさんありますが,28.8mm径というのはありません。AIによる概要でも"28.8mm径はサイズが非常に特殊で…"という始末。
どうすんべ💦
シートポストシムを自作する
0.1mm厚のシム材
28.6mm径のシートポストを28.8mm径のシートチューブで使うには,厚さ0.1mmのシートポストシムがあればよいのですが,そんな薄々のシートポストシムは市販されていません。
Webで検索すると自作した先人の投稿にヒットしたので,自分も作ってみます。うまくいく目途がついたら28.6mm径のシートポストを購入するってことで。
0.1mm厚のシム材として使用するのはこちら。

アルミ缶です。アルミ缶の厚みがちょうど0.1mmらしいのですよ。まあ材料は潤沢にあるでよ。
まずは金切りばさみで3つに捌きます。

使うのは真ん中だけ。ノギスで厚みを測定してみるとまじで0.1mmですぜ。イエーイ!
次にカッターで必要な寸法に切断します。
円周方向は28.8mm径で計算すると90.4mmとなりますが,ぴったりと全周をカバーしなければならないものでもありませんし,シートチューブもクランプ部分が約8mm幅で欠きとられていて,そこから「麦とホップ」が見えちゃうとみっともないので80mmとしました。
高さ方向は材料どりできたままの寸法にしてあります。

カッターでの切断は少し切り込んだところで,山折り谷折りすると簡単に破断します。
シートポストシムの製作
シートポストと共にシートチューブに挿入する時に,シムがシートチューブの中まで落ち込まないようにフランジをつけます。
厚手の金尺・直尺にシム材を挟み,1mmだけ出します。この状態で動かないようにしっかりとクランプ。

真ん中のクランプはそこを加工する時に位置をずらします。少しでもがっちり固定したいのでね。
はみ出させた1mm部分をハンマーで優しくトントンと叩くと…

きれいに折れ曲がりました。

次にこいつをシートチューブに入るくらいまで丸めます。
既に缶の形に戻ろうとして緩い円弧状になってますね。予定ではフランジに切り込みを入れてから曲げるつもりだったのですが,そのままでも曲げられそうな予感がしたのでやっちゃいます。
ハンマーの柄に押し当てるようにして曲げグセをつけていきます。

思っていた以上にうまく丸まったぜよ。
シートポストの購入と交換
TRIWONDER シートポスト
シートポストシムの製作がうまくいったのでこちらを発注。
もちろん28.6mm径をチョイス。長さは350mmでヤグラ付きです。
ポチッとしてから2日で到着。

さっそく取り付けしましょう。
シートポストの交換
元のシートポストを引き抜き,サドルを付けかえる前にシートポストシム作戦がうまくいくか確認します。
シートチューブに麦とホップ…じゃなくてシートポストシムを入れて…

シートポストも挿入します。少しきついくらいですがいい感じ。

シートクランプで締めつけます。これは完璧じゃないすか。

「麦とホップ」は外側からは全く見えません。
サドルの付けかえ
サドルを新しいシートポストに付けかえます。
元のシートポストを外して…

新しいシートポストに取り付け。サドルの角度調整ができるので,試乗してよきところに合わせます。

サドルの高さが約50mm上がりました。停車時に足が届くようにするにはこれくらいが限界ね。

まとめ
シートポストを交換すること自体はそれほど難しいことではありませんが,自転車が一般的な寸法でない場合はちょっと工夫が必要になってきます。
ATH-435号で同じことをするっていうことはほとんどないと思いますが,シートポストシムを製作する必要がある方の参考になれば幸いです。
