延長された全国旅行支援のクーポンを確保したしんこです。
どこへ行くかは投稿までのお楽しみ。
今回は久しぶりに自宅を修理したお話。
浴室の老朽化が進行
浴室の扉にトラブル
昨年の12月で自宅を新築してから22年が経過しました。
ちょこちょこと何がしかが発生しますが,なるべく自力で修理してなんとか復旧させています。
最近は浴室周りの劣化が進み,2021年6月には混合水栓を修理。
今回は浴室の扉が調子悪くなり,閉める途中に扉の下面がレールにががっと引っ掛かるようになってしまいました。
過去にも致命的かもというトラブルが
扉のトラブルは以前にもあって,2021年の8月に写真左下部分の縦と横の枠が完全に外れてガバッと開き,扉が崩壊寸前になるという事態が発生。
腐食によりねじ穴が広がり,枠を固定しているタッピングが効かなくなったのが原因でした。
とりあえずバラバラになりかけたルーバーとすりガラスを嵌め込んでなんとか元の形に戻します。半ばやけくそ気味にプラハンマーでばしばし叩き込んだので上のラインが凹んでますね。もっと丁寧にやればよかった。
効かなくなったタッピングの代わりに別の部位に穴をあけ,タッピング頭塗装の白で固定。
応急処置は完了しましたが,いつまで使えるのか全くわからない不安な状況。これまでもプラスチック部品の一部が折れたり,もげたりしていたのでどっちにしてもあまり長いことはなさそう。
交換が困難な浴室の扉
自宅の浴室はクボタバスルーム FKシリーズ。
クボタハウスからサンヨーホームズに変わってから,アフターサービスの窓口となっているサンヨーリフォームに相談です。
相談してわかったことは…
- クボタバスルームの事業は既に廃止されているので,同じ形の扉の入手は不可能。
- 汎用の扉で交換する場合,扉の木枠も解体・交換するので高額の費用がかかる。
- 扉の交換に費用をかけるよりも浴室全体をリフォームしたほうが費用対効果が高い。
ただし営業さんが言うには,扉以外は経年の割に痛みが少ないのでもったいない感じがしますとのこと。
思い切ってリフォームをとも考えましたが,応急処置の状態で意外と不都合なく使用できていたので,いよいよダメになるそのときまで使い続けることにしました。
新年早々のトラブル
大掃除のときにあった予兆
さて2023年のお正月。風呂に入ろうと扉を閉めたときです。冒頭にも書きましたがあるところまで閉めると何かに引っかかったように重くなり,ゴリゴリと接触している音がします。
実はこれについては心当たりがあり,年末の大掃除のときに扉のどこからかもげたプラスチックの破片が落ちているのを見つけてたんです。
でも特に問題なく開閉できていたので放置していました。
よく見ると扉のガイドが少し引っ込み,車で言うと”しゃこたん”状態に。それで扉の下面が腹を摺ってゴリゴリというわけです。
修理を試みる
とりあえず修理できるか見てみましょう。
まずは扉を外して屋外へ持ち出します。
問題のガイド部分。
健全な反対側のガイド部分と比較すると,プラスチックのフランジ部分がなくなっています。
大掃除で回収された破片は正にこれ。それでガイドが引っ込んじゃったのね。
ガイド部分一式は扉の枠に圧入されているだけなので,引っ張り出しました。右下の輪っかがもげてたプラスチックの破片。
回収したときには輪も切れていて,全体的に変形していたので,瞬間接着剤で接着&整形しておきました。
このまま修正して戻してもいいのですが,反対側のガイドは回転するだけで全くスライドしない構造なので経年的な痛みが少ないはず。
少しでも延命できるように入換えることにします。
反対側はきつくて引っ張り出せなかったので,後述する穴からマイナスドライバーでこじるようにして外しました。
もげた破片を本体に接着。強度的には期待できませんが形は戻りました。
さて縦の枠にあけられたこちらの穴。この穴の奥に縦と横の枠を固定するタッピングがあります。
もしかしたらとひらめいて寸法を測定してみると,ガイド本体の段付き部にちょうどタッピングの頭が当たるようになっているらしい。
ガイドのフランジだけではなくタッピングの頭で荷重を支えられれば強度的に問題なさげ。
調べた結果を整理して原因を推定すると…
腐食で穴が拡大して壊れたとき,とりあえずそのままタッピングをねじ込んでしまったので頭が沈んでガイド本体に当たらなくなった。それからはプラスチックのフランジだけで荷重を支えていたが,耐えられなくなってフランジがもげた。
原因さえわかればしっかり修理できそうです。
さあテンションが上がって参りました!ほとんどの方にはどうでもいい話でしょうがもうしばらくお付き合いください。
そうとわかればタッピングも対策します。
タッピングに平座金とバネ座金を入れ,頭がきちんと出るようにします。平座金を入れたので穴が拡大して役に立たなくなっていたタッピングが再び効くようにもなるはず。
果たしてタッピングを締め込むと…予想通り応急処置では何となくがたつきのあった枠がしっかり固定されました。
ガイドを圧入します。
じわじわ押し込んでいくとタッピングの頭にぶつかったところで停止。フランジと枠の間に0.2mmほどの隙間がありますが,これでタッピングの頭が荷重を支えてくれていることがわかるので問題なし。
プラスチックのフランジなんてただの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ。
応急処置で付けたタッピングも錆びていたので新品に交換して修理完了です。
このあと摺動部にシリコンスプレーを噴射して浴室に取り付け。なまらスムーズに開閉します。
応急処置を施した後は,開閉するたびに扉全体が何となくぐらついて頼りなかったのですが,非常に剛性のあるしっかりした感触になりました。いい!
まとめ
さて自分だけやたら盛り上がってしまいましたが,あまりにもピンポイント過ぎる内容なのでほとんどの方には何の参考にもならないお話でした。
でも同時期にクボタハウスで新築した家屋で,自分と同じような状態で困っている人がきっとどこかにいるはず。
もし奇跡的にここへたどり着いて,それで問題が解決してもらえたならば本望です。