最近人の名前がなかなか出てこないしんこです。
さて,先日オーブントースターを装備し,次はいよいよ炊飯といきたいところなのですが,キッチンのDC12Vシガーソケットに問題を抱えているのです。
キッチンのDC12Vシガーソケット
仕様打ち合わせでは出力まで気にしていなかった
スーパーロングトレインのキッチンに装備したDC12Vシガーソケット。カウンターの上に乗っかっている黒いやつです。
キッチンにDC12Vのソケットを設置してもらった意図は"直流炊飯器タケルくん"でご飯を炊けるようにすること。
スーパーロングトレインの仕様の打ち合わせをしていた頃は,他にも決定しなければならないことがたくさんあって,"タケルくん"の消費電力など調べる余裕も全くなし。DC12Vがあればばいいんだろ程度の感覚でお願いしました。
さて,そのDC12Vのソケットですが,納車時から直感的に「ケーブルが細いな。」とは思っていたのですが,型式も仕様もわからずとりあえず放置。
普段はガジェット類の充電に使用していて,重宝してます。
いよいよ炊飯器の導入を真剣に考え始めたとき,何としても仕様を調べなきゃということで,本体に印刷されたロゴを頼りに検索した結果,セイワのF213ユニバーサルソケット2という商品であることがわかりました。
出力に関する仕様は,許容電力40W(合計80W)とあります。ソケット自体が40Wで限界なのか,片方だけでの使用なら80Wまで大丈夫なのか理解に苦しむ表現ですが,"タケルくん"の消費電力は110~120Wなので,いずれにしても能力不足であることに変わりありません。
炊飯に適応したDC12Vのソケットとケーブルとは?
炊飯器の消費電力に耐えうるDC12Vソケットとケーブルの選定ですが,"タケルくん"の発売元であるJPN公式のオンラインショップから選ぶのが間違いなさそう。
ソケットはしっかりと固定したいので,キズナケーブル・DC750/埋込式シガーソケットコードが該当。
公式オンラインショップの商品説明ではΦ28mmの穴をあけること,60mm以上の奥行空間が必要なことは記載されているのですが,プラスチックナットが何mmの板厚まで挟み込むことができるのかがわかりません。
Webサイトのお問い合わせから確認したところ,板厚28mmまで固定可能であるとの回答が即日でありました。この対応の早さは好感が持てますね。
さて,スーパーロングトレインのキッチン周りで最も厚い板はカウンターの天板で25mmなので,スペースさえ確保できれば取り付けが可能です。
回答には質問したことの他に,ケーブルを延長等で引き回す際には,2sqサイズのケーブルを使用してくださいと併記されていました。
当初はキズナケーブル・DC730/中間コード,DC710/丸型端子コードを組み合わせて回路を構成する予定でしたが,配線は自作してしまった方がコスト的に有利そうです。
キッチンのどこに取り付けるかの検討
取り付け可能なところは驚くほど少ない
埋込式シガーソケットをどこに取り付けるか,キッチンを見ながら検討します。
外観上ベストなのはAC100Vコンセントの右隣りなのですが…
キッチンの引き出しを外して覗いてみると,引出式カウンターテーブルが天板の裏面のほとんどを占めていて,直接天板にアクセス可能な空間が少ししかないことがわかりました。
左手の上方に向かう白いケーブルがAC100Vコンセントへの給電線。その手前を遮っている板が収納時の引出式カウンターテーブル。
候補地であるAC100Vコンセントの右隣は引出式カウンターテーブルのボールキャッチが干渉するため,取付は不可能。
取り付けできそうな所はどこ?
メジャーであちこち測った結果,何とかなりそうなのはキッチンカウンターの右奥と…
運転席側の側板上部あたり。
前者はカウンターに水をこぼした時など水浸しになる恐れがありますし,後者は写真には写っていませんが普段はカーテンがあるところなので,恐らく発熱するだろうプラグが近接するのは危険です。
いずれにせよキッチンにΦ28mmの穴をあける大作戦なので,じっくり検討してみます。
まとめ
便利にするためにいろいろ考えたり,工夫したりするのはキャンピングカーオーナーの楽しみの一つではありますが,今回のことに限って言えば,DC12Vに求める仕様をしっかり伝えられなかったのは失敗でした。
ただし,キッチンにはAC100Vのコンセントがあるので,何もDC12Vの炊飯器に固執せずそちらで炊飯してもいいんじゃね?という迷いも。
これについては単純にDC12Vで炊飯するということに対する興味が捨てきれないのと,収納を考えると炊飯器は少しでも小さいほうがいいはずと自分を納得させて,何とか改良する道を探りたいと思います。
いまキャンピングカーの購入を計画中で,コンセントの追加などを検討されている方は,ご注意くださいませ。