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ドッグライトの回路をシミュレーションで確認してみました

華やかなクリスマスからお正月があっという間に過ぎ去ってしまって淋しい気持ちのしんこです。

 

今回はドッグライトの回路をシミュレーションしてみたお話。

 

 

 

部品は揃ってきたけど作業する気なし

さて昨年の12月に計画したハイエースへのドッグライト取り付け。

www.shinkoace.com

スイッチやリレーなどの部品は揃ってきたのですが,この寒空に屋外で作業する気力が湧きません。

 

そこでとりあえず設計した回路で計画通りに作動するか事前にテストすることにしました。

 

購入済みの部品と使用方法

回路を構成する主要な部品は全部揃いました。あとはコードや配線チューブが必要ですが,DC12V電源やミノムシクリップを使用すれば作動試験をすることは可能です。

 

JET INOUE LEDスティックライト 529894 DC12~DC36

DC12~36Vで作動するLEDスティックライト。発行色はホワイト。

本体のサイズは長さが105mmで幅は8mm,奥行は6mmとコンパクト。定格電流は0.14mA。

背面がフラットなのでサイドシルの下に貼り付けしやすいのと,IP67の防水性能が選定の理由。

 

3本のコードが出ていますが,何故かパッケージには接続に関する説明が一切ありません。

調べた結果,赤(+)-白(-)接続で点灯,緑(+)-白(-)接続で点滅します。

 

オートエージェンシー LEDポジション ON/OFFスイッチ 電源マーク Aタイプ

スイッチホールのブランクカバーにぴったりサイズのスイッチ。DXのインパネ周りのスイッチはグリーンのイルミネーションなのでこちらもグリーンをチョイス。

スイッチはボタンを1回押すとONで保持,2回目の押し操作でロックが解除されてOFFになるオルタネイト型。

 

4本のコードについては黄(+)-黒(-)接続でスイッチのイルミネーションが点灯し,

赤(+)-緑-負荷-ボディアース(-)と接続してスイッチをONすると負荷にDC12Vが供給され,スイッチのパイロットランプが点灯します。

 

計画ではカーナビのカロッツェリア200mmワイドモデル取り付けキットRD-Y101DKのイルミ電源(橙/白)からDC12V電源を取り出して黄と赤に接続し,黒はボディーアースに接続。緑には負荷として後述するリレーコイルの(+)電源に接続します。

 

エーモン(amon) 3235 リレー

LEDスティックライトの電源をメインバッテリーから供給し,スモール点灯時にドッグライトの点灯・消灯を任意にできるようにするためリレーを使用します。

4本のコードが出ていますが,リレー作動用電源のDC12Vを青(+)-黒(-)と接続するとリレーコイルが励磁されて接点が閉じ,赤に接続されている電装品作動用電源のDC12Vが黄側へ供給される仕組みです。

 

今回はLEDポジション ON/OFFスイッチの緑を青(+)に,黒(-)をボディーアースに接続。メインバッテリーの(+)端子からDC12Vを電装品作動用電源の赤(+)に接続し,黄にLEDスティックライトの赤を接続します。

 

エーモン(amon) 2889 防水平型ヒューズホルダー

メインバッテリーの(+)端子とリレーの電装品作動用電源である赤(+)との間に挿入するヒューズホルダー。

なおこの製品にヒューズは付属していません。

 

手持ちのスペアパーツに平型の5Aヒューズがあったので押し込みました。

 

回路構成

各部品の説明で結線方法を書きましたが,回路図で表現した方が理解しやすいと思うのでこちらも載せておきます。

 

ドッグライトの回路をシミュレーション

電源の準備

インパネからイルミ電源を取り出すのは大変なので,こちらの鉄道模型用のパワーユニットTOMIX N-1000-CLを使います。

こちらの走行用出力はDC 0V~12V 700mA。ダイヤルをMAXにすればちょうど良いのでさくっと流用。

 

そしてメインバッテリーの代わりとしてジャンクから見つけたシガープラグでDC12Vを供給。

 

電源はキッチンのソケットを使用します。

 

結線&作動テスト

まず最初にパワーユニットの(+)出力端子にスイッチの赤・黄を接続。(-)端子に黒を接続します。

 

この状態でスモールランプ点灯に相当するパワーユニットからのDC12Vを供給すると,スイッチのイルミネーションが点灯。ここまではOK。

スイッチが逆さまですが気にしないでください。

 

次にリレーを駆動する回路を構成します。スイッチの緑とリレーの青を接続。黒をパワーユニットの(-)端子に接続します。

 

この状態でスイッチをONすると,スイッチのパイロットランプが点灯してリレーがカチッと作動。赤と黄が導通しました。おお!予定通り。

 

いよいよLEDスティックライトを点灯させる回路を作ります。

 

シガープラグの(+)にヒューズの片方を接続し,もう片方をリレーの赤に接続。そしてリレーの黄をLEDスティックライトの赤に接続します。そして最後にLEDスティックライトの白をシガープラグの(-)に接続すれば完成。

 

全体像はこんな感じ。ごちゃごちゃでわかんないですね。

 

果たして結果はどうなるか。

イルミ電源が入った状態でスイッチをONすると…

見事に点灯!やったぜ。

 

スイッチをOFFにすればもちろん,ONのままでもイルミ電源を切るとLEDスティックライトは消灯します。これで当初の目論見通りに作動することが検証できました。

 

まとめ

タイトルではシミュレーションなどと大袈裟にのたまっておりますが,部品は揃ったけど作業する気がないんで正月休みの余興に繋げて遊んでみたというのが真相。

 

ただし実際に取付作業をした後に点灯しなかったとか,思った通りに作動しなかったとなると原因を探るのは面倒ですし,せっかくやったのに…みたいな心理的ダメージが大きいので予め検証できたのは良かったです。

 

あとはコードの長さを見積もったり,リレーやヒューズホルダーの取付位置を検討して本番の作業に入るのみ。

 

ただ自分も寒に震えながらやるのは嫌ですし,インパネの分解も暖かいときの方がプラスチックが柔らかくなって楽そうなのでしばらくはできないかなあ。