夏のキャラバンに向けて鋭意作業中のしんこです。
今回はポータブル電源をスーパーロングトレインに車載するお話。
EcoFlow DTLTA miniを車載
走行中に転がらないよう固定する
先日入手したEcoFlow DELTA mini。
ずっしりと安定しているし,接地面は滑りにくい材質になっているのでそのまま載せても大丈夫かもという気もしますが,危険回避の急ブレーキやいろは坂のような山道のコーナリングなどで転がってしまう心配があるので,ここはやはりしっかりと固定することにします。
とにかく早く載せたいので思いつくまま簡単な図面を作って製作開始。
製作中の写真撮影も端折って,おりゃっ!と突貫工事で完成させました。
DELTA miniがすっぽり入るホルダーと仕切り板用のガイドレールにぴったり嵌る固定用の板で構成。
念のためベルトも巻きます。
ホルダーと固定用の板はM4のビスで固定。ホルダー側に鬼目ナットを仕込んでありますので簡単に脱着可能です。
DELTA miniの出力ケーブルはルーバーから引き込み。
徹底的に"とりあえず"の簡略仕様にしてます。
ホルダーの組み立てについても,板の接合にはいつも木工用接着剤を使うのですが,テストの結果で部品の寸法変更や改造ができるように全て木ねじで組み立ててあります。
ホルダーを作るために必要な寸法は実物を測定して決定。
まず正面。
幅は184mm。メイン電源ボタンの下寸法は56mm。
側面。Webサイトの基本仕様で表示されている寸法は最も大きい持ち手部分の378mmですが,ホルダー製作に必要な寸法は下の本体部分。ちょっと突き出ている脚のところで306mm。
背面の幅は正面と同じですが,最も低いところにあるシガーソケット出力ポートの下寸法が46mmとなっています。
ホルダーの内側には厚さ2mmのフェルトシートを貼り付けるので幅・長さとも4mm加えた寸法で製作しました。さくっと入りますよ。
ホルダーは固定用の板で保持するようにしていますが見ての通り板が華奢なのと,木製のガイドレールにもあまり負担をかけたくないのでホルダー自体が床の上を滑りにくいように底面に厚さ5mmの耐震マットを敷いてあります。
電気回路
構想では電源を接続するとリレーで自動的に回路が切り換わる方式にするつもりなのですが,部品点数が多くて調達が大変なのと,ベースを作りかえしたりする作業が必要になるので,今回はホームセンターで手に入る部品でささっと作ってしまいます。
仕組みは簡単。
外部電源,ポータブル電源それぞれのケーブルにPanasonicのベター小型コードコネクタボディ(平形コード用)WH4615Pを取り付け。
一方スーパーロングトレインのAC100V入力ブレーカーには短いケーブルとPanasonicのベター小型キャップ(平形コード用)WH4415Pを取り付けて,使用する電源に合わせて手動で差し換えるというもの。
単純な方式ですが誤って外部電源とポータブル電源を同時に接続してしまう短絡事故は防げますし,外部電源からの充電はほとんどの場合が自宅で,旅に出たらポータブル電源に接続しっぱなしという運用になると思うので,差し換えもそれほど煩わしくないはずです。
まとめ
とりあえずEcoFlow DELTA miniを旅に持って行くことができるようになりました。
まずはくるま旅で実際に使ってみて,ホルダーの強度や搭載位置の使い勝手,ポータブル電源の運用方法などをチェックして完成形に近づけたいと思います。