最近あれこれ欲しい物が出てきてしまったので散財しているしんこです。
今回は木材である実験をしたお話。
売ってないものは自作で
スーパーロングトレインを快適にするために欲しい調度品
キャンピングカーで快適に過ごすためにいろいろな工夫をとして,家具を改良したりちょこっと何か加えたりすることがあります。
市販品でちょうど良さそうな物を探すのは楽しいですよね。希望にぴったりな物が見つかったときは思わずポチッとな。
自分も過去にタオルハンガーやフック,無印良品の壁に付けられる家具ポケットなどを取り付けして良好な結果を得てます。
またスーパーロングトレインの家具にぴったりした寸法の物など,明らかに市販品に無いものについては自分で作ります。
自分で作るものの素材は基本的に木材がメイン。
実はこれから作りたい物があって構想を練っているのですが,それが形にできそうか実験してみることにしました。
木材を曲げることができるか
丸くした板の端面にストッパーをつける
今度作ろうとしている物は角を丸くした板に,落下防止用のストッパーを付加するというもの。
構造としては丸くした板の端面に沿うように薄い板材を接着するという方法が良さそうなので,ストッパーに使用する木材がきれいに曲げられるかを実験してみました。
曲げわっぱをイメージしてもらうとわかりやすいかも。
治具の製作
材料は幅20mm,厚さ3mmの板。
こいつをしんなりと90°曲げようというわけです。
Webで検索していろいろ調べた結果,曲げ癖をつけるためにはしっかりとした治具が必要とのことなので用意したものがこちら。
まずはΦ51のホールソーで切り出した円柱の部品。穴あけ作業だったら捨てられる部分ですが今回はこちらを使います。
これを板にねじ留め。
あとは適当な角材とクランプを用意して治具の完成。
木材を曲げる
20mm×3mmの板を水に浸します。曲げようとする部分が浸っていれば充分です。約4時間このまま放置。
水分をたっぷりと含んだ板を円柱に沿って曲げていきます。加熱しないとだめかなと思いましたが,板が薄いせいかそのまま折れることなく曲がりました。
曲げ癖がつくように角材とクランプで押さえます。乾燥したら開き気味になるような気がしたので,90°以上の角度で押さえつけています。
自宅の中で一晩放置。乾燥させます。
治具から外した状態がこちら。
おお!しっかり曲がってる。
曲げた部分にささくれやひび割れなどの発生もなく,きれいに曲がってます。
まとめ
思っていたよりはるかに上手くいきました。
これを使用して作りたい物とは,先日ちょこっと失敗した壁に付ける家具棚の代わりの棚。
邪魔にならないよう,希望にぴったりの寸法で自作することにしました。
では本格的に製作を開始しましょうかね。