取扱説明書と首っ引きのしんこです。
スーパーロングトレインが手元にきてから約一週間が経過しました。先週末は納車後いきなり"車中泊の旅"となったので,休日にじっくり触れるのは初めてですね。
バンDX "GLパッケージ" ベースのキャンピングカー
自分が購入したスーパーロングトレインのベース車は,ハイエースのスーパーロングバン・ワイドボディ・ハイルーフ2800ディーゼル4WD。グレードはバンDX "GLパッケージ"。
もしガソリンエンジンでも良ければ、キャンパー特装一択でしょうが,ディーゼルエンジンがどうしても欲しいとなるとこの選択に。
2017年11月のマイナーチェンジでキャンパー特装にディーゼルエンジンが設定されてさえいれば自分的には幸せだったのですが,そうそううまくはいきませんでしたね。
ただカトーモーターで伺ったところでは,キャンパー特装はディーゼルエンジンの設定がないことの他に,Toyota Safety Sence P(衝突回避支援パッケージ)も設定されていないので, これがどうしても欲しくてバンDXをベース車に選択する方もいらっしゃるそうです。
ハイエースのボディ・ルーフのタイプや仕様の組合せは複雑で,網の目のように網羅されているかのように見えますが,意外に希望する仕様が設定されていないことが多く,ベース車の選択には苦労します。
外装のディテール
前 面
まずボディーカラーはホワイトを選択。
"GLパッケージ"なので,フロントグリルがメッキになり,バンパーがカラードバンパーとなっています。
自分はToyota Safety Sence Pをレスオプションにしたので,4型後期最大の特徴であるフロントグリルのミリ波レーダーがありません。
LEDヘッドランプをメーカーオプションで,フロントフォグランプはディーラーオプションで装着しています。
前面はぱっと見キャンピングカーであることには気付きにくいですね。
ボンネットのKステッカーがカトーモーター製であることをさりげなく主張。
右側面
こちらもリヤガラスに網戸が装着されていること以外,キャンピングカーらしさ演出するものはありません。
網戸は網エース。取扱説明書がファイルにあったのでわかりました。
リヤサイド,リヤクォーターガラスについてはプライバシーガラスになっていて,これが"GLパッケージ"による変更点。
マニアックなところでは,リヤクォーターガラスにスライド式の開閉窓が付いていますが,通常バンには固定式窓の設定しかありません。
カトーモーターにはリヤクォーターガラスを撤去して架装する車両を製作したときの発生品があるとのことなので,交換してもらえました。
恐らくキャンパー特装の物だと思いますが,ハイエースのカタログを見ると,コミューターGLの主要装備一覧表に唯一「運転席側スライド式・助手席側固定式」のプライバシーリヤクォーターガラスを見つけることができます。
その他,運転席の少し後ろに見えるのが,カトーモーターオリジナル装備となっている冷蔵庫"排熱ファン"の排気口。
フルホイーキャップは"GLパッケージ"になってちょっとだけ意匠の良いもの変更。
リヤフェンダーに「Long Train」のステッカー。
後 部
側面同様ガラスがプライバシーガラスになり,ガーニッシュもメッキに。
リヤバンパーもカラードバンパーとなりますが,黒いステップがあるので、バンDXだと判別できます。
バンパーの左隅に外部電源接続のコネクタを装備。
メーカーオプションでバックモニター内臓自動防眩インナーミラーを装着したので,リヤアンダーミラーはありません。
ガラス,ガーニッシュ,バンパーの他に,"GLパッケージ"の変更点として,リヤコンビネーションランプがクリアレンズタイプに変更されているということですが,比較対象がないのでその違いはもはや自分でもよくわからんです。
上の写真とは反対サイドにあるカトーモーターのステッカー。
左側面
最もキャンピングカーらしく,華やかに見えるのが左側面。
何といってもサイドオーニングが存在感ありますね。
サイドオーニングはFIAMMA F1sで,長さは3.5m。
最大に展張するとこんな感じ。
車幅分くらい伸びる感じです。
カトーモーターオリジナルの装備として,アルミオーニング防雨カバーが取り付けられていて,助手席,スライドドアへの雨だれを防いでくれます。
右リヤクォーターガラスには特別にお願いした巨大なKATO MOTORのステッカー。
展示会用のデモカーみたいになりましたが,アクセントとしてなかなか良いのではないかと。お気に入りです。
ドアノブ,ドアミラーは質実剛健な黒。
写真で比較するとキャンパー特装や,スーパーGLのメッキに対してしょぼい感じは否めませんが,実物を目の当たりにした限りではそれほど気になりません。
この部分での"GLパッケージ"による変更点は,助手席のアウターミラーがフェンダーミラーから電動格納式リモコンドアミラーになっていること。
外観からはわかりませんが,ヒーター付きです。カトーモーターのハイエースキャンピングカーは寒冷地仕様と共に標準装備。
スライドドアのアウトサイドモールディングが寒冷地仕様の証。
屋 上
屋上にはマックスファンルーフベンチレーターとオリジナル薄型ソーラー充電システム(159W)。
マックスファンは当初ボディと同色のホワイトを選択していたのですが,ある時ふとスモークのほうがカッコいいかもと思い立ち変更。横から見る分には黒くて目立たず存在感が薄くなりますし,精悍な感じがするので変更して良かったと思います。
さて,ざっと外装の紹介をしましたがいかがだったでしょうか。
ハイエースキャンピングカーのベース車としてバンDXを検討されている方の参考になれば幸いです。
さて次回からは内装編と行きましょうか。