キャンピングカー次の旅に向けて作戦立案中のしんこです。
いつぞやのスーパーロングトレインのディテール〈外装編〉からずいぶん時間が経ってしまいましたが,いよいよ内装編にいってみましょう。
今回はリビング&シート・ベッド展開を。
キャンパー架装部のレイアウト
当初は車の前方方向から順番に…と考えていたのですが,キャンピングカーの内装でハイエースの運転台をレポートしてもつまらんべ。
ということでやっぱりハイライトである架装部から始めます。
まずは架装部のレイアウト。
カトーモーターのWebサイトを参照してもらうとCGイメージが掲載されているのでよくわかると思います。
スーパーロングトレインには「キッチン延長タイプ」と「カーゴタイプ」の2タイプがありますが,自分は収納スペース重視で「カーゴタイプ」を選択。
標準のレイアウトは前位の右側にキッチン,左側にスライドドアと下駄箱。
中央にリビング&シート。
後位にカーゴスペースとなります。
自分は下駄箱の上にテレビ台,カーゴスペースの右側にマルチルームを設置するアレンジを加えています。
リビング&シート
2人旅用なので前向きシートは不要の判断
スーパーロングトレインの使い方は嫁さんとの2人旅を想定しているので,後部に前向きのシートは不要と判断。
もしかしたら…などと考えてあれもこれもと欲張ると制約が多くなりますし,2人旅での使い勝手が悪くなるようでは本末転倒。
FASPシートのベッド展開はレンタカーでの体験で大汗をかいた経験がありますしね。
両親を連れてお宿に宿泊するような旅行の時は,嫁さんのSWIFTで行った方が何かと便利でしょう。
基本的な考えとしてリビングに乗員を乗せて走ることはしないつもりなのですが,装備として横向き乗車用のシートベルトが左右のシートにそれぞれ3組ずつあるので,6名を着席させて走行することが可能です。
これに運転席と助手席を合わせて,昼間の乗車定員は8名。
フル乗車するとしても,短い距離をちょこっと移動する場合くらいでしょうね。
リビングのシートアレンジ
リビングのシート配置は「コ」の字。
後部側のシートは①の背もたれと,②のマットで構成されています。
①の背もたれは壁にスナップボタンでぱちんと固定。
この背もたれと②のマットを取り外して
マットを支える板2枚を上方へ引き抜くと
「ニ」の字のシートレイアウトに変化します。
こうすると後部カーゴスペースへの通路ができるというわけです。
シートの下は?
右側のシートマットを外すと,中にはバッテリーをはじめとする電装品や,FFヒーターが収められています。
少しだけ物が置けるスペースがあるので,三角停止板や牽引ロープなどの非常用装備を収納しています。
電装品については別の機会に紹介しましょう。
左側のシート下はすべて収納スペース。今のところほとんど物を入れていません。
シートと同じ生地で製作されたものが見えますが,テーブルの脚とベッドマットを支える丸棒の収納袋です。
シートとおそろいの柄というのが嬉しい。社内ですべての縫製をしているのでできる芸当ですね。
収納スペースにどれくらいの荷物が収容できるのかは,そのうちキャンプ道具を入れて検証してみます。
リビングをベッド展開する
ベッド展開は楽々
リビングをベッドに展開するには,まずシートアレンジを「ニ」の字状態にする必要があります。ということは宿泊する場合,先ほど外した背もたれとマット,板は不要で,車内にあると邪魔になるので自宅に置いて行ってます。
ベッド展開するにはシートの間に丸棒を渡して
左右のシートの背もたれを外し
渡した丸棒の上にセットすれば
ハイできあがり!
今回はテーブルを残したままのベッド展開ですが,もちろんテーブルを撤去することも可能です。
就寝定員は3名となっていますが,実質的には2名が限界でしようね。
ベッドの長さを特注で延長
標準のベッドの長さ方向寸法は180cmですが,特注で左側のシート・ベッドは長さを190cmにしてもらいました。
延長分は前方に向かって伸びていて,その分スライドドアからの入り口が狭くなりましたが特に不便な感じはありません。
右側についてはキッチンがあったり,カーゴスペースの寸法を確保する必要があるため,ベッドを延ばすことは不可能で180cmのままです。
自分はカーゴスペースにマルチルームを設置したので,寸法上の制約が特に厳しくなったのですが,単純にカーゴスペースが少し狭くなっても良いですよということならば,全体を後ろに伸ばして190cmの長さにすることも可能かもしれません。
長いベッド長を希望する方は相談する価値がありそうですね。
その他,リビングにはクッションが2個備え付けられていますので,就寝時は枕として活躍してます。
寝心地は良好ですよ。
またどこかに出かけたくなっちゃいました。