しんこのブログ

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鉄道模型 KATO 80系電車のヘッドライトを電球色に

大型連休くるま旅の準備が佳境に入っているしんこです。

大型連休はくるま旅をするのに1年の中で最も好きな時期ですね。山は残雪で下界は新緑という景色もいいですし,なんといっても暑くないので,停泊中に使えるエアコンがないスーパーロングトレインでも停泊地を選ぶのに苦労しません。

日が長くなって,夜明けも早いので早朝から行動する自分にとっては最高ですね。

 

今回は久しぶりに鉄道模型いじりのお話。

 

 

 

80系電車

ヘッドライトの色調が…まじか

今回レール上に出してみたのは80系電車。

ja.wikipedia.org

 

2011年頃にKATO製の単品を買い集めたもので,品番4348-1 クハ86 300が2両,4349-1 モハ80 300(モーター付き)と4350-1 モハ80 300(モーターなし)が各1両,あとは編成に変化をつけるため4347-1 クハ85 300と4351-1 サハ87 300が各1両の総勢6両という陣容。

 

基本はクハ86 300ーモハ80 300ーモハ80 300ークハ86 300の4両編成で,好みでどちらかのクハをクハ85 300に交換するという運用です。サハ87 300って何で増備したんだっけ?

 

さて久しぶりに動かしてみます。

走りは快調なのですが,こんなだったんだ…というところが1か所。

 

それがこれ。

写真では薄暗く灯った電球のヘッドライトというふうに見えますが,肉眼で見ると完璧な橙色。かっこ悪い!

 

昔はムギ球だったヘッドライトの光源がLEDに変わり始めた頃には,白色や電球色のLEDは無かったですから,橙色に光るヘッドライトの車両が多く販売されていたんですよね。

 

今となっては耐えられませぬ。LEDを交換しよう。

 

車両の分解

試しにクハ86 300を1両。

 

まずはボディと床下に分解。

ボディの裾を少し開き気味にして床下を下に引くと外れます。テールライトのレンズがボディに嵌っていますから,連結面側から外していって先頭部は床下を連結面側へスライドするようにするとうまく外れます。

 

これが橙色のLEDね。3mmの砲弾型LEDだな。

 

ヘッドライトユニットのカバーを外すと基盤が露出。

テールライト用のLEDは赤く発光するものが使われていました。こちらも点灯しているんだかしていないんだかわからないくらい暗いので,明るい白色のLEDに交換して光量を増やします。LEDを白色にしてもレンズが赤なので問題ないはず。

 

基板を外すために先頭部側の台車を外し,座席パーツも分解。

 

基板が外れました。

構造がよくわからなかったのでここまでバラしましたが,後に座席パーツは外さなくても基板が抜き差しできることがわかりましたぜ。

 

LEDの交換

さて交換する電球色の3mm砲弾型LEDですが,ジャンクを漁ると1度基板に実装された後に何らかの理由で外されたらしいLEDが3個見つかりました。

脚が短いだけで点灯に関しては問題ないので,これを再利用します。

当鉄道の経営もご多分に漏れず厳しいので,新品パーツを潤沢に使用するなんてことはしないのですよ。

akizukidenshi.com

 

砲弾型LEDは,脚の長いほうがアノード側(+)とわかるようになっているのに,切断されちゃったらどちらがアノード側(+)なのかわかんないよ…ということになるのですが,よく観察すると外封止樹脂の中に見える電極(リードフレーム)の小さいほうがアノード側(+)のようです。

念のため,点灯確認したとき極性もチェックしたけどね。

 

テールライト用の白色LEDは新品を使用。

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はんだごてと格闘している間は撮影できないので,いきなり完成。

テールライト側は根こそぎ交換し,ヘッドライト側は橙色LEDの足を残して切断。そこへ中古のLEDをつぎ足すようにはんだ付けしました。もちろんはんだ付け後の全長は元のLEDと同じになるようにしてます。

 

定電流ダイオード(CRD)を追加

完成した基板を車両に組み込んでテストした結果,ヘッドライトが少しまぶしい感じがしたので,アノード側(+)に定電流ダイオード(CRD)を挿入します。

 

定電流ダイオード(CRD)は電圧が変化しても一定の電流を流す特性を持った素子で,鉄道模型に使用するメリットとしては,速度が速く(電圧が高く)なってもヘッドライトの明るさが変化しないことと,もう1つは電流値を絞ってやれば光量を下げることができることです。

 

どの値がいいかはトライ&エラーでやってみるしか方法がないので,手持ちの定電流ダイオード(CRD)で最も電流値が少ないE-452(4.5mA)からトライ。

akizukidenshi.com

 

アノード側(+)の脚を撤去して,代わりに定電流ダイオード(CRD)をはんだ付け。

 

車両に組込みヘッドライト点灯。まあこんなもんかな。

 

テールライト点灯。こちらはOK!

これで使用する素子が決定したので,もう1両のクハ86 300とクハ85 300もサクッと改造。これで80系電車のヘッドライト電球色化は終了です。

 

まとめ

実は7年くらい前にLED交換しまくっていた時期がありまして,各パーツはその頃にストックしておいたものです。

今回は砲弾型LEDなので比較的やりやすいということはありましたが,基板のはんだ付けができる技量が残っていてよかったです。

 

さて,4.5mAの定電流ダイオードと白色の砲弾型LEDを補充しておかないとな。