出張で宿泊したホテルの冷房で体調を崩したしんこです。
止まれば暑い,動けば寒いといった最近にしてはずいぶんできの悪い空調で,しかも冷風がベッドを直撃。🍺飲んでうとうとしちゃったのも敗因ですね。
今回は台湾の宜蘭県にあるカバランウイスキー蒸留所への行き方や,見学の方法について解説しちゃいます。
カバランウイスキー蒸留所/金車噶瑪蘭威士忌酒廠
台北から日帰りで行けます
カバランウイスキー蒸留所/金車噶瑪蘭威士忌酒廠は台北の南東約50kmの宜蘭県にあります。
ウイスキー好きなら絶対に行ってみたいと思うでしょう。台北から日帰りが可能なのでぜひどうぞ。
宜蘭(イーラン)への行き方はこちら。
カバランウイスキー蒸留所の場所
カバランウイスキー蒸留所は宜蘭車站から少し離れた員山郷というところにあり,地図的には宜蘭・羅東とちょうど三角形を描くような位置関係にありますが,公共交通機関を使うなら宜蘭からのアクセスになります。
カバランウイスキー蒸留所
守衛所がありますが,特に手続きなどはありません。
蒸留所内はこのような配置になっています。
見学できるのは③威士忌蒸餾一廠で,②酒堡に売店やテイスティングコーナー,食事ができるMr.Brown珈琲館があります。
カバランウイスキー蒸留所への行き方
公共交通機関
公共交通機関で行く場合は宜蘭轉運站/Yilan Bus Stationまたは宜蘭車站からバスを利用します。
宜蘭の街歩きをしてから行くのならば,宜蘭車站近くの宜蘭火車站(前站)/Yilan Train Station(Front)バス停から752系統 臺北榮總員山分院行のバスに乗車します。
バス停は駅前から南側に離れた位置にあるのでご注意ください。
所要時間は20分程度で運賃はNT$20。運賃が安いのは魅力的ですが,100分に1本程度と運転頻度が少ないのが難点。
バスは小型のマイクロバスで座席数も少ないです。
また下車する員山農會成功分部のバス停から,カバランウイスキー蒸留所の正門までは約500m。
見学する威士忌蒸餾一廠や,売店・テイスティングコーナーのある酒堡まではさらに構内を500m歩く必要があります。
帰りは正門を出て左へ50mほど進み,田んぼの前にぽつんとある金車酒廠バス停から752系統 宜蘭轉運站行に乗車します。
正門の右正面に蚊煙路という屋根とベンチを備えたバス停が見えるのでついそちらへ行ってしまいますが,こちらは752系統のバス停ではありませんのでご注意ください。
タクシー
時間に縛られないという点ではタクシーが便利です。
宜蘭車站の駅前広場にタクシー乗り場があるので,運転手に「カバランウイスキー」と伝えれば通じます。
所用時間は15分程度。蒸留所の正門から構内にそのまま乗り入れ,酒堡の前で降ろしてくれます。
運賃はNT$290でした。
帰りは酒堡の近くにタクシーが待機していたので,そちらを利用するとよいでしょう。もしいない場合は酒堡の係りの方に尋ねれば,相談にのってもらえると思います。
ガイドツアーの申し込み
ガイドツアーを申し込まなくても見学は可能
威士忌蒸餾一廠の見学については自由なので,ガイドツアーを申し込まなくても見学できます。
時間は9:00から18:00。
ただし展示物の解説は中文か英語表記となっているので,理解するのはなかなか難しいと思います。
さらっと流してしまうとあっという間に終わってしまうので,日本語によるガイドツアー予約をおすすめします。
日本語ガイドツアーの申し込み
日本語によるガイドツアーはもちろん無料。せっかくなので利用しちゃいましょう。
KAVALANWHISKYのHP右上をクリック。蒸留所見学の予約システムへ進みます。
蒸留所ガイドツアー予約をクリックすると予約システムの画面が開くので,日本語見学ツアー申込フォームに入力します。
なお申込フォームにある"ツアー参加の時(ツアー開始時間のことですね)"ですが,日本語見学ツアーは13:00からのみの1回となっています。
全ての情報を入力したら[send]をクリックして申込み手続きは完了。ほどなく申込を受理した旨のメールが送られてくるはずですので,これにて予約は成立です。
集合場所は威士忌蒸餾一廠の前にあるこちらの看板。
自分は5月17日の金曜日に行きましたが,自分たちを含めて参加者は4名。少人数なこともあってか,形式ばらないフレンドリーなガイドのお姉さんの案内でなかなか面白かったですよ。
テイスティングコーナーでの試飲と売店
テイスティングコーナーの試飲代金は全額売店での割引になります
見学が終わったらお待ちかねの試飲。
テイスティングコーナーの受付カウンターで試飲したい銘柄を選びます。試飲は有料で10ミリリットルが100NT$から。
たった10ミリリットルで100NT$≒¥500て高すぎじゃん!と思うのが普通ですが,これにはからくりがあって,試飲代金はそのまま売店で買い物をした際の割引券として適用されるようになっているのです。
例えばNT$500分の試飲をしたとすると,売店での支払いはNT$500の割引。売店で試飲代以上の買い物をするならば,試飲は実質無料ですよというよくできた仕組みなのですよ。
売店には見学・試飲の前後に関係なく自由に入店できるので,試飲をする前にお土産をあれと,これと…という感じで金額を見積もっておけば,そのお代分がっつり試飲するという作戦も可能。
酔い潰れちゃっても知りませんけど。
飛行機での持ち帰りに便利な50ミリリットル瓶
カバランウイスキー蒸留所に来たんですから,やはりお土産はウイスキーですよね。
しかし飛行機で割れ物を運ぶのは心配ですし,LCCで荷物を全て機内に持ち込む場合には液体の持ち込み制限にひっかかってしまいます。
ちなみにtigerair 台灣虎航/タイガーエア台湾のお手荷物に関するルールはこうなっています。
〈液体・ジェル・エアロゾル〉
- 液体,ジェルおよびエアゾールをそれぞれ100ミリリットル(もしくは100グラム)以下の容器に入れた場合は,機内にお持ち込みいただけます。
- これらの容器は,再封可能な透明なプラスチック袋に入れる必要があります。プラスチック袋の容量は1リットル(20cm×20cm)を超えてはいけません。
- 旅客1名につき容器の入ったビニール袋を1つまで機内にお持ち込みいただけます。
- 保安検査場では,これらのビニール袋は他の機内持ち込み手荷物とは別にし,保安検査係員に見せて個別にX線検査を受けてください。
- 上記に反する物品は,必ず受託手荷物としてお預けください。
1リットルまでは持ち込むことができますが,100ミリリットル以上の容器は問答無用でダメ。普通のボトルは持ち込み不可ですね。
しかし心配ご無用。
売店には50ミリリットルの試験管のような容器に入ったウイスキーが販売されているのです。
しかも何本かをぴったり収めることができる化粧箱も販売されていますので,いろいろな銘柄を組み合わせてオリジナルのセットにすることができます。
ちなみに自分は2本用の箱をチョイス。
これなら機内に持ち込みできますし,立派なお土産になりますよ!