大型連休を利用して7泊8日の奈良・京都くるま旅から帰ってきたしんこです。
大型連休は行楽地の混雑が少なめな前半に行ってきちゃうのが自分の流儀。
外出中は予約投稿で繋いでましたが,今回から通常運行に戻ります。
今回は大型連休前に行ってきた乗り鉄の旅。
旅のきっかけ
DMH17系ディーゼルエンジンの音が聴きたい
鉄道好きにもいろいろな分野がありますが,自分の場合は乗ることと模型を楽しむことの比重が高め。
車両では気動車と呼ばれるディーゼルエンジンを動力とする車両が大好き。
北海道で過ごしていた頃,特に小学校の低学年までは富内線,胆振線など単線非電化のローカル線沿線に住んでいたので,乗ることができるのは単行の気動車ばっかり。
札幌に引越ししてからは最大13両編成の特急列車や道内各地へ行く急行列車が自宅の前をひっきりなしに走る光景を目の当たりにするようになったのですが,それらの列車も主力は気動車。
しかもその当時(昭和50年頃),道内を走る気動車のエンジンは特急形から一般形に至るまで全て国鉄の標準型ディーゼルエンジンだったDMH17系エンジン。
同じ系列のエンジンでも横型のDMH17Hが主にキハ82系やキハ56系など優等列車用の車両に使用されていて…
縦型のDMH17Cがキハ21やキハ22などの一般形に使用されていました。
縦型のエンジンは車内の床にエンジン点検用のハッチがあり,騒音の点で不利だったため優等列車には横型が使用されていたんだと思います。
基本的にどちらもカランカランというアイドリング音が特徴なのですが,横型エンジン車の中にはポンポンポンポンとやたら響きの大きい個体があり,微妙なサウンドの違いが楽しめたものです。
道内はもちろん,日本全国で大量に走り回っていたDMH17系エンジン搭載の気動車も今や絶滅寸前。
当時は飽き飽きするほど耳にした音だったのですが,今になって懐かしいあの音をもう一度しっかり耳に焼き付けておきたいと思うようになりました。
小湊鐵道 キハ200形気動車
そんな絶滅寸前のDMH17系エンジンを搭載した気動車が普通に営業運転しているのが千葉県の五井から養老渓谷方面へ路線を伸ばす小湊鐵道。
キハ200形という国鉄キハ20系を基本として1961年から1977年に製造された自社発注の車両が活躍。
ただし2020年と2021年にJR東日本からキハ40形5両を譲り受けていて,キハ200形の引退が近づきつつある予感がします。
今を逃したら懐かしいエンジンサウンドを聴くことができなくなってしまいそうですし,引退が決まると多くの乗り鉄が押し寄せてあずましくない*1ことになりそうなので,普段の姿を楽しむのは今しかないかもと思い,乗りに行くことにしました。
小湊鐵道乗り鉄の旅 作戦計画
駐車場を調べる
乗り鉄なんだから鉄道で行けよって感じなんですが,自分はキャンピングカーで参ります。
となるとまず必要なのが駐車場。
沿線を調べると市街地の五井側より山中の上総中野側の方が駐車しやすそう。
具体的に調べたところ,いすみ鉄道との接続駅である上総中野駅に無料駐車場,1つとなりの養老渓谷駅に¥500/1日の有料駐車場あり。
列車ダイヤを調べる
お次は列車ダイヤ。
土休日の上総中野始発は8:44。養老渓谷始発はもう少し早くて7:39。
養老渓谷を7:39に出発して,比較的列車本数の多い五井-上総牛久間で乗ったり降りたりして再び養老渓谷に戻ってくるのは13:01。
平日は上総中野始発が7:29。
乗ったり降りたりできるのは1回だけですが,上総中野に戻ってくるのは11:30。
混雑具合の予想や途中下車の時間配分などを考慮すると平日パターンの方が楽しめそうなので,金曜日に年休を取得して木曜日の夜に上総中野駅最寄りの道の駅まで移動します。
乗車を楽しんだ後は東京湾方面に移動。富津岬周辺を散策して道の駅に停泊。
土曜日は寄り道しながらのらりくらりと帰るプランにしました。
小湊鐵道乗り鉄の旅 Day1
帰宅後に入浴&夕食を済ませ,19時過ぎに自宅を出発。
帰宅ラッシュの渋滞を避けるためわざと出発を遅めに設定してます。今日は道の駅 たけゆらの里・おおたきまで約3時間の移動です。
いつも通りGoogle マップのナビで行きましたが,今まで通ったことのないルートだったのと,短い距離で右左折ポイントが出てくるので飽きることなく移動することができました。
道の駅 たけゆらの里・おおたき到着は22時半。
停泊しているのは自分を含めて3台ほど。
明朝は6:50に道の駅を出発。7時頃に上総中野駅に着くように移動します。
さあ明日に備えて休みましょう。
つづく。
*1:落ち着かないという意味の北海道の方言です。