スーパーロングトレインを快適にする部品の取付方法を試行錯誤しているしんこです。
いろいろ知恵を絞っているときが楽しいです。
今回はガソリンランタン修理のお話。
30年物のガソリンランタン
Coleman/コールマン Lantern Model 288
自分が使用しているランタンはコールマンの288というモデル。燃料はホワイトガソリンで,たしか1990年代の初頭に購入したと思います。
いつの間にか30年近く経ってしまいました。
キャンプはもちろん,庭で炙りものを楽しんだりするときなど結構な頻度で活躍してます。
今まで壊れたマントルを交換したくらいで,それ以外はノントラブル。
なかなか優秀。
ポンピングがスカスカに
ある日,点火する前にポンピングすると,ポンプノブに空気を圧縮するときの反力が全く感じられずスカスカ状態に。
この現象は以前に同じコールマンのガソリンバーナー MODEL 508A STOVEで経験があって,原因はずばりポンプカップというゴム製パッキンの摩耗。
使用した当日はとりあえずリュブリカント*1をポンプキャップのオイル穴から数滴注入して油膜で無理やりシールするという作戦で使用しましたが,これは部品交換が必要な事態です。
ポンプカップの交換
部品と工具
ポンプカップはガソリンバーナーの修理をしたときヤフオクで入手した物。
予備を確保してあったので使用します。
購入するならこれですね。
ポンプカップ専用潤滑油も持っておきましょう。
専用工具は持っていなくても,プライヤーと千枚通しのような先の尖ったものがあればOKです。
交換作業
まずポンプキャップを外します。
プライヤーで軽く咥えて反時計回りに捻ると外れます。
直接プライヤーで加えるとポンプキャップが傷だらけになっちゃうんで,ガムテープでギザギザ部分を保護するといいですよ。
ポンプキャップが緩んだらポンププランジャー一式を抜き取ります。
ポンプカップはプッシュオンナットで固定されています。
これを外すのがなかなか苦労します。
自分は千枚通しの先で爪を溝から少しずつ外して取りましたが,手元が狂うと自分の手に千枚通しがブスッとなりかねないので注意が必要です。
バラバラになりました。
新品のポンプカップと並べてみます。右が新品,左が旧品。
明らかに外径が小さくなっていますね。
新品のポンプカップを取り付けたらリュブリカントを塗布し,逆手順で組み立てれば作業完了。
ポンピングでばっちり空気が圧縮できるようになりました。
まとめ
型の古いモデルでも部品がきちんと供給されていて,機能が回復できるのは素晴らしいですね。
このガソリンランタンにはまだまだ活躍してもらいますよ。
後日ホームセンターでポンプカップ&プッシュオンナットを見つけたので予備として確保しておきました。