しんこのブログ

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大型連休にキャンピングカーで行く宮城・岩手くるま旅③ 石巻市震災遺構 大川小学校・気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館

早朝ランニングの距離を快調に伸ばしているしんこです。

早朝ランニングは1日平均10kmという計算で,元旦から大晦日までに3650kmを走るというのが目標。降雨やその他の都合で走れない日もあるので,不出走でも遅れが生じないようになるべく先行して”貯金”を築いておきたいんですよね。

大型連休のくるま旅に出発する日は元旦から114日目で1990.15kmと50.15kmの貯金があったのですが,帰着した時点では0.32Kmまで減少。

翌日からは再び貯金を築くべく,1日平均15kmのペースで激走しています。夏場は暑すぎて10km走るのが精一杯で貯金なんて無理💦という状態になるので,今のうちに攻めておかないとな。

 

こちらの続き。

www.shinkoace.com

 

 

 

キャンピングカーで行く宮城・岩手くるま旅 Day3

三陸海岸を北上

海岸線の道を行く

居酒屋ろくもん銭の駐車場ですっきりと目覚めたら,走行できるようにカーテンを開け,転がるものを片付けたら出発。寝床はぐちゃぐちゃのままです。時刻は5時。

 

今日は三陸海岸をひたすら北上します。

 

矢本では航空自衛隊 松島基地の敷地に沿って走行。ブルーインパルスの格納庫が見えました。

 

ここから先は国道398号線に入り,女川町を経由する海岸線のくねくね道を進みます。途中で現れる漁港など,海抜の低いところは更地が目立ちますね。ここを行く以上,震災の爪痕をずっと目の当たりにすることになるのは避けられないですよね。

 

道の駅 硯上の里 おがつ

6:42 道の駅 硯上の里 おがつに到着。こちらで寝具の片付けや朝飯など,体勢を整えます。

 

まずはなにはともあれ飯を炊きましょう。炊き上がるまで約50分かかるからね。

 

広大な駐車場には自分の他に,停泊していたと思しきキャンピングカーが1台いるだけですし,陽気がいいのでリヤゲートとスライドドアをバーンと開け放って…

 

寝具を片付けて清掃します。綿埃は飛んでいってくれるし,車内の空気も新鮮になるからいいよね。

 

道の駅 硯上の里 おがつは雄勝漁港に接した立地になっていますが,嵩上げされた高台にあり,海岸はコンクリートの擁壁になっています。

 

長閑な朝の漁港といった風情ですが,海岸にずっと続く擁壁の眺めがやっぱり普通じゃないですね。

 

本日の朝飯は和食。

 

誰もいないのでリヤゲートを開け放ったままいただきます。

この後ものんびり過ごして9時に出発。

 

東日本大震災の被災地を行く

石巻市震災遺構 大川小学校

既に震災で被災した痕跡をあちこちで見ていますが,ここから先は津波で被害を受けたまま今も残されている遺構をたどって行きます。

 

最初は道の駅から10分の石巻市震災遺構 大川小学校。

www.ishinomakiikou.net

Google マップ〔石巻市震災遺構 大川小学校〕

校舎がラウンドしたモダンなつくりなので一般的な校舎とはイメージが違いますが,柱と柱の間が教室です。壁は大きな窓で構成されていたようなので,津波により吹き抜けてしまっています。

 

こんな感じ。

 

地震発生から津波に襲われるまでの経緯。

 

体育館は柱の少ない構造なので完全に流失。基礎とステージの両脇にある楽屋が残ってるので体育館とわかりました。

 

体育館と校舎を繋ぐ渡り廊下も支柱がポッキリ折れています。建物の間をものすごい勢いで津波が流れていったということですね。本来は校舎の2階にぽっかりと開いた開口部に接続されていました。

 

最後に大川震災伝承館へ。

 

被災前後の航空写真などを展示。

 

こちらでは児童74名,教員10名が亡くなっています。合掌。

 

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館

大川小学校から1時間15分移動して到着したのは,気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館。時刻は11時頃。

www.kesennuma-memorial.jp

Google マップ〔気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館〕

 

こちらは旧気仙沼向洋高校で,有料の施設となっています。入館料は¥600。

 

JAF会員優待施設とあったので会員証を提示。

受付の方が「入館料の割引ではなく,こちらのステッカーを差し上げているのですがいいですか?皆さんいらないと言われるものですから…」とおっしゃいますが,いえいえしっかりいただきますぜ。

 

こちらは一部撮影禁止のエリアがありますが,旧校舎については撮影可能。

 

これは校舎の中に津波で運ばれてきた車。実はここ3階なんですよ。

 

こちらは4階西側の冷凍工場の激突跡。

 

室内には冷凍工場の壁の断熱材が散乱したままです。

 

屋上に到着しました。

 

北校舎との間にある中庭。

 

同じ所から撮影された当時の状況。

 

南側の海岸線。あの海が溢れてここを襲ったなんて信じられないですよね。

 

北校舎と総合実習棟の間に流れてきて詰まった車と瓦礫。

 

この説明書きには家屋が引っ掛かって宙に浮いた写真が使われていますが…

 

それがここ。

 

西側から校舎を俯瞰します。右側の校舎の茶色い壁が丸くえぐれている部分が冷凍工場の激突跡です。

 

ぐるっと見るのに1時間15分くらいかかりました。

 

既に12時を過ぎましたが,次の訪問地で昼飯にしましょう。

 

道の駅 高田松原

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館から45分で道の駅 高田松原に到着。時刻は1時頃。

 

こちらにも震災の遺構や伝承館がありますが,立て続けなので一旦区切りますね。

 

つづく。