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大型連休にキャンピングカーで行く宮城・岩手くるま旅④ 道の駅 高田松原・魚の駅 大船渡・温泉沢乃湯

台湾で食べたいものを帳面につけているうちに「漿」「滷」「蒜」「鼎」といった漢字がすらすら書けるようになっているしんこです。

帳面にいちいち書かんでもGoogle マップに保存しておけばスマホで見られるじゃん!って思うでしょ?でもGoogle マップだと街角でいちいちスマホを操作するのが大変ですし,食べたかったものの名前が何だったっけ💦なんてことが良く起こるので,地域ごとに纏めて書き留めておけば行く順序の組み立てや,予定外の休業に出くわした時のリカバリーも簡単にできるんですよね。

 

ただし弊害もありまして,お買い物メモの卵をつい「蛋」と書いてしまったりしてしまうこともしばしば😣

 

こちらの続き。

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キャンピングカーで行く宮城・岩手くるま旅 Day3の午後

東日本大震災の被災地を行く

道の駅 高田松原

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館から45分で道の駅 高田松原に到着。時刻は1時頃。

Google マップ〔道の駅 高田松原〕

道の駅の名前でピンときた方もいるはず。そう奇跡の一本松があるところです。

 

海岸に近い平地なので道の駅の周辺は今なお広大な更地のまま。昼飯の前に歩き回ってみます。

 

奇跡の一本松

道の駅の真ん中ら辺から海の方へ向かって一直線に伸びる道。

 

後から手に入れたパンフレットによると,道の駅の海岸側は高田松原津波復興祈念公園 国営追悼・祈念施設となっているようですね。行ってみよ。

 

海を望む場です。今日は全く穏やかな眺め。

 

右に曲がって防潮堤の上を歩いていくと,奇跡の一本松に到着。

 

この一本松は震災翌年の2012年に枯れましたが,モニュメントとして保存されています。

 

奇跡の一本松の奥に見える震災遺構は陸前高田ユースホステル。建物左側の地盤が大きくえぐられたため折れ曲がっています。

奇跡の一本松の写真で分かる通り,陸前高田ユースホステルは松と海の間に立地しており,この建物があったおかげで津波の直撃を免れて一本松が残ったと考えられているようです。

 

東日本大震災津波伝承館

20分ほどかけてぐるっと回り,道の駅に戻ってきました。こちらは東日本大震災津波伝承館。入館は無料です。

 

館内には流失してひしゃげた橋の橋桁や…

 

被災した消防車。

 

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館にもあったのですが,こちらにも津波に襲われた当時の映像を見るシアターがあります。

どちらの施設も放映前に「津波の映像が流れるので,ご気分が悪くなった方は退出いただいて結構です。」とアナウンスされてましたね。

 

ところで震災の当日,自分は横須賀に出張中でした。

記憶では地震で揺れるより前に停電になったと思います。

何だ?と思った直後に,どんぶらこという感じの大きな揺れが来て,しかもなかなか収まらない。これはやべえぞと直感しましたよ。

お客さんの事務所にテレビがありましたが停電で映りません。とっさに自分の携帯のワンセグで放送を受信して大津波警報が出たことを知りました。

作業場が海岸のすぐ近くだったので,すぐに現場を放棄して定宿にしている旅館に退避。旅館の周囲は幸いにも停電しておらず,コンビニも営業していたのでまずは食料を確保。そのあとは部屋のテレビで津波が各地を襲う生の映像をずっと見てました。

その時の衝撃の方が何倍も強烈でしたね。

 

伝承館を出たのは14時頃。

昼飯にはすっかり遅い時間になってしまいましたが,道の駅でお弁当が20%引きになったのでちゃっかり確保。

レンジでチンしていただきましたよ。

 

大 船 渡

魚の駅 SEAFOOD STATION

道の駅 高田松原から約30分。大船渡市の魚の駅に到着です。時刻は15時頃。ここで今日の晩飯の食材を手に入れようという目論見です。いい魚があればいいけど。

Google マップ〔魚の駅 SEAFOOD STATION〕

 

魚の駅に隣接する駐車場は混みあっていますが,道路を一本挟んだ駐車場は御覧の通り。キャンピングカーは絶対こっちですね。

 

よし行くぞ!

 

めじまぐろ(本まぐろ幼魚)とさわらの刺身が買えました。1人でも多過ぎないサイズで販売してくれてるのが助かるな。

ところで今気付いたのですが,さわらの刺身が長崎県産ってなってるw 三陸産だと疑いもしなかったわ。

 

大船渡ランニング

このあとはお風呂に入って停泊地に向かうだけ。時間的に余裕があるのでここではランニングしようと決めていました。

 

魚の駅近くのおおふなぽーと第2駐車場に移動してウェアに着換え,15:25 10kmのランニングスタート!

 

まずは北へ向かってJR東日本三陸鉄道盛駅

 

左側のJR東日本大船渡線は,被災後に気仙沼から先の区間がバス専用道路に転換されてしまい,今は線路がありません。三陸鉄道は昔のまま。何とも不思議な光景。

 

反対側を振り返ると,三陸鉄道車両基地。右側のガードレールに囲まれた舗装路がバス専用道路。

 

跨線橋を渡ったら南へ転進。線路沿いを走って盛川を渡り,太平洋セメント大船渡工場へ。

コンクリートで囲まれた城壁と,門に設置された水密扉が凄い。

 

工場の敷地を通り抜けるように通じる岩手県道9号線を走って赤崎公園で折り返し。

水門と防潮堤の高い壁も他では見ない光景です。

 

スタートから約1時間,のんびりと10.17km走ってミッションコンプリート。

 

風呂に入ろ。

 

富山簡易旅館 温泉沢乃湯

今日のお風呂は富山簡易旅館 温泉沢乃湯。なんと入浴料が¥300という破格の安さ。

ランニングする前に「今日は入れますか?」と電話で確認しておきました。汗かいてからやってないとなったら悲惨だからね。

 

15分ほどで到着。時刻は17時ちょっと前。

旅館は急坂を下った行き止まりにあります。うっかり侵入して身動きがとれなくなったらやばいので,キャンピングカーは坂の上にある最も遠い駐車場に駐めるのがいいですよ。

Google マップ〔富山簡易旅館 温泉沢乃湯〕

坂を下って旅館へGO!

 

一軒家に設えられた受付からひょっこりと親父が出てきて,はい¥300。「まだ空いてるからよ~。」だと。

 

向かいの旅館にお風呂があります。ベンチが渋すぎる。

 

新津温泉を彷彿とさせる雰囲気だわ。

 

さて肝心のお風呂ですが,お湯は無色透明。湯舟は3人も入ればいっぱいという小ささ。洗い場は5つほどあったかな。シャワーだけでカラムがないという今まで経験したことのないスタイル。

時間が経つにつれて地元のじいさまらが次々と入ってきて,いつの間にやら混雑。「まだ空いてるからよ~。」はこういう意味だったのね。

 

利用するなら早い時間がおすすめの地元に愛されるお風呂でしたよ。

 

道の駅 さんりく

本日の停泊地は道の駅 さんりく。

 

風呂に入って喉はカラカラだし,肴もばっちり確保してあるし早く飲みてw

今日はお洒落にこのカップを使うか。さすがは100均のケースだ!なんともないぜ。

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じゃーん。手間かかってねw いいんです!

 

つづく。