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キャンピングカーで行く初夏の尾瀬ヶ原〈その1〉

左足アキレス腱痛で朝ランニング出走不能のしんこです。

走るどころか歩くのもきつい状態なんですよ。きっかけは今年の3月,とある大会用にスピードを出す練習をしたときに痛めてしまったらしく,そのあとは痛みがあったりなかったり,痛いのも走り初めだけなので何とかごまかせていたんですけどね。

この週末はスタートからゴールまでずっと痛みがひどい状態になってしまったので,気合を入れて?足を休めることにしました。

 

今更ながら症状をWebで検索してみると,アキレス腱炎っぽいです。対処法としてはまずは安静にすることみたい。現在の走行距離は目標の30kmくらいしか先行していないので,数日の不出走で遅れになってしまいます。まあ100km程度の遅れならば秋以降に巻き返しした実績があるので,ここは諦めてしっかり治しましょう。

 

今回はもしかしたらこれが左足アキレス腱のダメージに拍車をかけたかも…という尾瀬ヶ原ハイキングのお話。

 

 

 

キャンピングカーで行く初夏の尾瀬ヶ原

2年ぶりの尾瀬

6月は5月末の台湾旅行で燃え尽きたのと,梅雨時期でもあったので,出掛けたいなあと思いながら結局どこへも行かず,パソコンのセッティングなど週末はほぼ自宅で過ごしてました。

 

毎週末自宅にこもっていては精神衛生上よろしくありません。夏山を歩いて体を動かし,きれいな景色を眺めて気分転換したいぜ。

自宅からの距離や難易度,7月以降に行く予定の方面とかぶらない場所…地図を見て考えた結果,行き先は尾瀬に決定。

2023年6月に尾瀬沼を歩いて以来,2年ぶりの尾瀬です。

www.shinkoace.com

 

2023年は大清水休憩所から三平峠を越えて尾瀬沼を1周しましたが,今回は鳩町峠から尾瀬ヶ原をぐるっと歩きます。

 

当初は6月末に行くつもりだったんですけど,天候があまり良くなかったので,1週間ずらして7月4日(金)に作戦決行です。

 

登山計画

YAMAPのアプリで立てた登山計画は,鳩待峠をスタートして牛首分岐を左へ進み,ヨッピ吊橋の分岐を右へ曲がります。竜宮小屋で早めの昼飯休憩をとって再び鳩待峠に戻る距離16.7km,コースタイムは休憩を含んで7時間30分の行程です。

上り・下りはそれぞれ285mで,往路は鳩待峠から山ノ鼻までひたすら下り,復路はひたすら上ります。

 

鳩待峠はマイカー規制のためスーパーロングトレインで行くことはできません。鳩待峠へ行くには片品村戸倉の尾瀬第1駐車場に駐め,乗合バスでで移動します。

始発は5:30で鳩待峠到着は6:05。概ね14時前には鳩待峠に戻ってこられるはずね。

 

前日の7月3日(木)の夜に道の駅 尾瀬かたしなまで移動して停泊。翌朝は4時起きで尾瀬第1駐車場へ移動です。

 

尾瀬ヶ原ハイキング

道の駅 尾瀬かたしな

道の駅 尾瀬かたしなの朝です。

全体的に駐車場の傾斜がきついですが,手入り口付近は左右の傾斜が少ないのでおすすめ。

平日なので停泊車両は極少数。ほとんどは尾瀬へ向かう感じで早朝から動き出しています。

 

トイレは24時間使用可能。矢印のところに花の谷湧水の水汲み場があるので,歩きに持っていく2Lと,車内での飲食に使う4Lをペットボトルに補給しました。

 

4:30 尾瀬第1駐車場へ向けて移動開始!

 

尾瀬第1駐車場 ➡ 鳩待峠

道の駅 尾瀬かたしなから尾瀬第1駐車場までは15分ほど。

 

尾瀬第1駐車場は,発券機から駐車券を取ると遮断機が上がるコインパーキングのようなシステムです。

駐車料金の案内表示は24時間¥1,000。入場後24時間有効なのか,日付が変わったところで翌日分を課金されるのかを確認したところ,入場から24時間経過すると追加料金を課金されるということでした。🤔ということは前泊でここまで来ても,日帰りなら駐車料金は¥1,000で済みますね。

 

ドアパンチの心配がない区画に布陣。準備ができたらバス乗り場へ。始発は5:30です。

 

鳩待峠までの乗合バス運賃は片道¥1,300。往復券や割引は無く,復路の乗車券は鳩待峠で購入します。

 

始発なのに長蛇の列!マイクロバスの前にもう1台います。

 

1号車は満席になったところで,定刻を待たずに出発。自分は2号車のマイクロバス。補助席まで満席になった5:29に2号車も出発。

2号車が積み残したらすぐに続行が出そうな気配だったので,次発の6:30まで待たされる心配はないでしょう。

 

時刻表では所要時間35分となっていましたが,20分程度で鳩待峠に到着です。

 

鳩待峠バス発着所から鳩待峠休憩所まで160m徒歩移動したら,いよいよ尾瀬ヶ原ハイキング開始。

時刻は5:57。

 

鳩待峠 ➡ 山ノ鼻

鳩待峠をスタートしてしばらくは丸くて平たい石+丸太の下り階段です。朝露に濡れた丸石はグリップ感が全くないので,滑って転ばないよう慎重に下りていきます。

 

しばらくすると木道に変化。この頃には乗合バスを降りた集団の隊列はばらけていて,抜きつ抜かれつもほとんどなくなります。マイペースで快適に歩けるぜよ。

少し濡れていますが滑る感じはありません。

 

6:25 新品の木道になりました。ますます快調に下っていきます。

 

6:42 山ノ鼻ビジターセンターに到着。登山計画より約30分早く着きました。

 

ベンチで菓子パンをかじって朝飯にします。

 

山ノ鼻 ➡ ヨッピ吊橋分岐

6:51 山ノ鼻分岐を右へ進んで,いよいよ尾瀬ヶ原に入ります。

 

振り返って至仏山を眺める。いい景色だねえ。

 

振り返った地点では木道の修復工事中。

作業しにここへ来るのも資材を運ぶのも大変だと思います。まじで感謝。

 

カキツバタが群生してました。

 

木陰がないので日当たり抜群。暑くなってきたな…

 

ナガバノモウセンゴケ

 

ニッコウキスゲが出てきました。緑の湿原に黄色の花は鮮烈な印象です。

 

7:27 牛首分岐に到着。

ここから進路を左へ。東電小屋方向に進みます。

 

少し茂った区間を抜けると…

 

ニッコウキスゲコバイケイソウが咲き乱れるところに出ました。

 

黄色い道。ニッコウキスゲがこんなに咲いているのはここだけでしたよ。

 

7:59 ヨッピ吊橋分岐に到着。登山計画より60分も早いです。

 

予定ではここを右に曲がって竜宮小屋へ向かうのですが,このペースだと8時半前には到着してしまい、昼飯には早すぎます。

このまま進んで東電小屋から東電小屋分岐,見晴を経由して竜宮小屋へ向かうと,コース図では約90分4kmほどの遠回りになりますが,何とかなりそう。

天候と体力も勘案して予定変更で直進します!

 

ヨッピ吊橋分岐 ➡ 見晴

予定変更してよかったのかなあ…の他にヨッピ吊橋から東電小屋まではツキノワグマの出没地帯ということらしいので少々不安がありますが,しゃにむに進撃します。

 

クマよけの鐘?をメガネレンチでガンガン叩く。

 

東電小屋が見えてきました。

 

8:13 東電小屋。

 

ここから先は湿った古い木道です。傾いたところでスパーンと滑って木道からコースオフしました。転倒はしなかったけど危なかったw

 

川を渡って,丘を越えると…

 

ワタスゲの群生地になりました。今年はワタスゲの当たり年らしいです。

 

いつのまにか至仏山があんなに遠くなっちゃいました。あのふもとまで戻るのね。

 

8:32 東電小屋分岐。右から来たので正面へ進みます。ここが今回のハイキングコースの最も奥地。ここからは帰路になります。

 

いい天気ですなあ。

 

ワタスゲがたくさん。

 

8:42 見晴の山小屋が見えてきました。

山ノ鼻を出発して約2時間歩きっぱなしだったので,ここで大休止。

疲れたw

 

つづく。