朝ラン用に新しいランニングシューズを投入したしんこです
もちろん今回もNew Balanceからチョイス。FuelCell Propel v4というモデルでNew Balance版厚底シューズの入門用っていう位置づけですかね。
カーボン厚底シューズは速く走れる半面,脚に負担がかかって故障しやすいので,硬いカーボンプレートではなくTPUというプラスチックプレートを採用して体へのストレスを軽減しているんだそうです。
さてフレッシュなカラーリングの新しいシューズでテンションを上げて頑張りますか。
今回は久しぶりにサスペンション調整のお話。
リヤショックアブゾーバーの減衰力調整
大きく揺すられたときの動きが気になる
リヤの減衰力が足りない
大型連休の山梨・静岡・長野くるま旅でのことです。
長野県に入ったあたりでギャップを乗り越えたときに,揺れの収束があまりよくないなあと感じたので,フロントショックアブソーバーの減衰力調整ダイヤルを7➡8にアップ。
でも車体の動きにはあまり変化を感じません。フロントタイヤからの細かい入力に対しては確かに減衰力が上がったような気はするんですが。
しばらく走って気づきました。この揺れはリヤの収束が悪いので,フロントアクスルを支点に車体がゆさゆさと回転運動しているのが原因ではないかと。
ハイエースの運転席はフロントアクスルよりオーバーハング側にあるので,普通の乗用車以上にリヤの動きの影響を受けるみたいです。
リヤショックアブソーバー
リヤサスペンションはエアサスの空気圧調整でばねの特性が変化するので,ショックアブソーバーのセッティングに関しては割と雑に考えていたのですが,上記のような状況になったので真面目に調整してみます。
リヤショックアブソーバーの減衰力調整方法
車体の下に潜らないと調整できない
フロントショックアブソーバーの減衰力調整方法については2021年の秋にこちらの記事を投稿しています。
フロントのショックアブソーバーはタイヤを右,左に切れば…
減衰力調整ダイヤルに手が届くのでセッティングの変更は簡単なんですが,リヤはちょっと厄介。
ハイエースのリヤショックアブソーバーは板ばねの内側に取り付けられていて,減衰力調整ダイヤルの向きも内向き。左側のショックアブソーバーがリヤアクスルから後方に傾いた状態で…
右側は逆にリヤアクスルから前方に傾いた状態で車体にマウントされていて,どちらにしても簡単に手が届きません。
頑張って手を伸ばしたとしても減衰力調整ダイヤルの数字が見えないので,正しくセッティングできているか確認するのも至難の業です。
そうなると車体の下に潜るしかないわけですが,ジャッキアップが面倒くさいよなあ…その必要はありません!
エアサスでリヤの車高を上げてやれば,簡単に車体の下に潜れるのですよ。
エアサスで車高を上げてダイヤルを調整
リモコンでエアサスの空気圧を95psiに上げます。機能的には100psiまで設定できますが,自動の圧力調整機能に不具合が出ることがあるらしいので,自分は95psiを最大値にしています。
車高が上がってリヤバンパー側から潜り込めるようになりましたが,エアサスの誤作動や空気漏れにより車高が下がってしまう可能性もあるので,安全確保のためリジットラックを板ばねの端っこにかけておきます。
ヒッチメンバーを取り付けたことによりリヤバンパーの下のクリアランスは少なくなっていますし,こんなのに挟まれたら終わりです。
あとは敷物を敷いて準備完了。ビニールシートやキャンプ用のマットで充分ですよ。逆にキャスターの付いたサービスクリーパーなんか使ったらクリアランスが少なくなっちゃいますから。
それっ!敷物の上を滑るように頭から突入。
左側のショックアブソーバーはもちろん…
リヤバンパーから遠くの右側にもばっちりアクセス可能です。
フロントとリヤのショックアブソーバーの減衰力を調整する
リヤショックアブソーバー
カーセールス・ワタナベオリジナルエアーサスペンションについておさらいしておくと,調整できるのはフロントとリヤのショックアブソーバーの減衰力,そしてリヤのエアサスの空気圧です。
エアサスを取りつけしたときにワタナベ社長がセッティングした値は,フロントショックアブソーバーの減衰力調整ダイヤル設定が8,リヤは6,エアサスの空気圧は32psiとなっています。
好みでいじるとしてもこれを基本に微調整すれば大外れすることはありません。
まずはリヤのショックアブソーバーから。実はくるま旅から帰った後に減衰力調整ダイヤル設定を4➡7にぐいっと上げていました。極端にいじったほうが特性の変化がわかりやすいのでまずは大胆に変えてみたほうが良いです。
しばらくそれで走っていたのですが,若干減衰力が強すぎる感じがしたので減衰力調整ダイヤルの設定を7➡6に変更しました。
エアサスの空気圧はヒッチメンバーを取り付けして以降34psiにしているのでそのままにしておきます。
フロントショックアブソーバー
次はフロントのショックアブソーバー。くるま旅の途中で減衰力調整ダイヤルの設定を8にしたままです。こちらも若干減衰力が強い感じがするので,8➡7に変更しました。
まとめ
しばらく乗って微調整
以前のように調整してテスト,また調整ということはしません。しばらくこのセッティングで走らせて,気になったら微調整するという手法で詰めていくことにします。
調整には車体の下に潜る必要がありますし,旅先でちょちょいと変更というわけにはいかないですしね。
ただし,どのようにいじったかわからなくなると次の調整の方向を見失うので,車載してある整備記録のノートに変更の履歴を残しておくことが重要かな。
セッティングが合わなくなった原因は?
リヤのショックアブソーバーはかなりの期間,減衰力調整ダイヤルの設定を4の状態で走らせていて,特に不満はなかったのになぜ合わなくなってしまったのか。
恐らくヒッチメンバーが原因じゃないかと思うんですよね。
ヒッチメンバーの正確な重量はわからないのですが,おおよそ30kg前後はあるはず。
そんな錘がリヤオーバーハングの端っこに付いているんですから,車両の挙動に影響があってもおかしくないですよね。
そういえばヒッチメンバーを取り付けしてから,今回が初めての長距離くるま旅でした。
キャンピングカーの場合は後付けでいろいろな装備を追加することがあると思いますが,そのような場合でもセッティングの変更が容易なのがカーセールス・ワタナベオリジナルエアーサスペンション。
ちょっと高価でしたが,その価値は充分あると改めて思いましたね。