屋外で作業していると何故か虫にたかられるしんこです。
うなじに蜂が2度も止まったのはまじでやばかった。彼らを刺激するフェロモンが首から出ているのかしらん?
さて今回はマルチルームの収納を工夫したお話。
マルチルームの収納
ほとんど活用できていないその訳は?
自分のスーパーロングトレインにはカーゴスペースにマルチルームが設置されています。
標準のスーパーロングトレインにはない装備ですが,特注で製作してもらいました。
車内でポータブルトイレを使うことができるので大活躍しているのですが…
計画した当時の目論見通りに活用されていないのがここ。
ここは収納したポータブルトイレの上の空間がデッドスペースにならないように,クローゼット&収納スペースして使う目的で作ったものです。
上着をハンガーで吊るす他に寝具や衣類を収めた布製ストレージボックスを収納するなど,押し入れのような使い方をするつもりだったのですが,実際にはほとんど使用されていません。
何故か?
勘のいい読者の方はお気づきだと思いますが,停泊地に着いて扉を開けた瞬間,収納していた物が雪崩のように崩れてきてしまうんです。
せっかくのスペースが活用できていないのはもったいないので改良します。
"こぼれ止め"って言うのね
さてどのように雪崩を防ぐかですが,電子レンジ上部の棚に金色の手摺のような金具がついているので,これと同じものを棚の外周に巡らせ,ネットで覆えば解決できそうです。
ところでこの手摺のようなものの呼び名がわかりません。Webで検索するにも一苦労です。
「棚 落下防止 ゴールド」など思い浮かぶキーワードで手当たり次第に検索した結果,どうやらこの手摺のようなものは"こぼれ止め"とか"転び止め"と呼ばれているということがわかりました。
さらに調べを進めて,これかな?という商品を見つけたのですが,商業施設で使う建築金物なのでamazonや楽天市場などの通販サイトでは販売されていません。
そして最も難儀なのが長さ2mの丸棒。長すぎて宅急便で送ってもらうのは無理っぽい。
そこで今回は"無いものは無い"と言われる県内の有名なホームセンターに発注。
ただこちらでも馴染みがない商品らしく,「調べてみます…」と一応オーダーは受け付けてくれたものの,テンション低めだったので少々不安な感じ。しかし後日しっかり見積り&お取り寄せしてくれました。
さすがですぜジョイフル本田!
こぼれ止めの取り付け
こぼれ止めを構成する部品
商品を引き取ってきたので取付作業に入ります。
これが今回購入した部品一式。
両端に使用するエンドスタンド2個,角に使うコーナースタンドと中間に使うセンタースタンドが1個ずつ。そして直径6mmで長さが2mの丸棒。
スタンドは胴体と頭部をM4の六角穴付きの止めねじで連結する構造になっています。
止めねじを緩めると…
分離します。
胴体は中空になっていて,ここにタッピングを入れて棚板にねじ止めするというわけ。別途4×16のタッピングを調達しました。
キッチンのこぼれ止めに使用している胴体部分の長さは15mmですが,こちらは積載物が大きいので少し長い30mmをチョイスしてます。
取付作業
いつものようにマスキングテープを貼り,その上からけがきます。
ピンバイスで直径2mmの下穴をあけて…
胴体部分をねじ止め。
胴体部分の取り付け完了。
次は直径6mmの丸棒を必要な長さに合わせて切断します。
なかなかの重労働です。
切断できました。切断面のバリはやすりで落として仕上げます。
スタンド頭部の穴に丸棒を入れ,胴体と合体すれば完成です。
見栄えもGood!
荷物を載せてみる
荷物を載せた状態を確認します。
布製ストレージボックスのサイズにぴったり。1段積みだったらこれで充分そうですが,寝具を重ねたりする場合にはネットを掛ければ完璧です。
ユタカメイクの多目的カラーゴムネット 50cm×60cmを使用して…
この通り。
右上のフックを掛けるところがないので要改良ですね。
リヤゲートが閉じた状態ならばマルチハンガーにフックを掛けることができるのですが,うっかり掛けたままリヤゲートを開けたりするとマルチハンガーを壊してしまいそうなので早めに手を打ちますか。
まとめ
マルチルーム内の収納が使えないことでモヤモヤしていたのですが,これで何とか実用に足る状態になりました。
バンコンはそれほど収納力がないのでこれは大きいですね。
冬の毛布などは厚くて嵩張るので収納しきれませんが,夏の薄い寝具ならば充分収納可能なのでこれからの季節は重宝しそうです。
一件落着!