この時期は早朝ランニングのために布団から出るのがとても辛いしんこです。
あと1か月耐えれば春らしくなってきてもうちょっと楽になるはず。
こちらの続き。
キャンピングカーで行く白川郷・五箇山 Day4
日本海側は山陰から北陸で大雪の予報
明日はズワイガニと清津峡を楽しみながら帰る予定
だい人で富山湾の冬の味覚を楽んでスーパーロングトレインに戻りました。
明日は早朝から移動を開始するので早寝をして備えます。
予定では国道8号を東へ進んで道の駅 能生に8時頃到着。かにや横丁の営業開始と同時に突撃してベニズワイガニを確保。上越市からは津南町方向へ転進して清津峡渓谷に寄り道。湯沢ICから関越自動車道で関東へ戻るという作戦。
天気予報で北陸は大雪の恐れと聞いていましたが,富山市内はそれほど雪は降っていなかったので明日は何とかなるべと思っていたんですよ。
何てったって明日は朝から蟹三昧だもんね。うししし…
そして清津峡渓谷トンネルから雪景色の絶景を眺めて…
湯沢まで出てしまえばあとは楽に帰れるぜい!くらいな感じで。
夜中にスマホを見たら絶望的な情報が…
夜中にふと目覚めたときに心配になってスマホで日本道路交通情報センターのサイトを覗いてみると,北陸自動車道は富山県の朝日ICから新潟県の柏崎辺りまで,並行する国道8号も同じく朝日町あたりから新潟県上越市あたりまでがっつし通行止めになっているではありませんか。
この区間は親不知子不知で知られる日本海に面する断崖を通る難所で,国道はもちろん高速道路も鉄道もすべてが海岸に押しやられているような地形なので,迂回するルートはありません。
朝になったら開通するかも…という希望的な観測もしましたが,それを裏付けるような情報もありませんし,うっかり立往生や渋滞に巻き込まれたら明日中に自宅へ帰り付けなくなるかも。
どうしよう…
ズワイガニとリスクを天秤にかけて導き出した答えは?
すっかり眠れなくなってしまったので布団の中で策を練ります。蟹は食いたし命は惜しい…さんざん考えた末に導き出した答えは名誉ある撤退であります!
最新の情報では魚津市周辺で降雪が激しく,雨雲レーダーを見ると海岸には雪雲が掛かり続けていますが,内陸方面にその兆候はありません。
とりあえず国道8号を使わず退却するルートに変更。国道41号を南下して飛騨市神岡町へ,そこから国道471号で平湯,安房トンネルを抜けて松本方面へ脱出します。
国道471号の状況がちょっと心配*1ですが,状況を見てやばそうな道ならば高山市を迂回。
雪国からの脱出
システムパーク 富山駅北口
朝5時のシステムパーク 富山駅北口です。
既にスノーブラシで雪を払った後ですが,昨日の道の駅 白川郷よりも積雪は少ないですね。
これなら国道8号は通れるんじゃね?とまだ未練たらたらですが,日本道路交通情報センターの最新情報ではいまだ通行止めのまま。
駐車料金¥800を支払って出発です。
ひたすら移動の退却行
国道41号を進むと北陸自動車道の富山ICが現れます。料金所の電光掲示板に朝日ICから先は通行止めの文字が見えたので完全に諦めがつきました。
神岡町から予定通りに国道471号へ。しっかり除雪されていて道幅もあり冬季の通行でも特に問題ない道でしたよ。
安房トンネルを通過して長野県へ入ると青空が出てきて,路面の雪も溶けだしているほど。
ここまでくればもう雪の心配はないでしょう。
ほっとしたところで,さわんど温泉 湯の郷公園の足湯に寄り道。
ちょっとの間ですがのんびり。
松本ICからは高速道路を利用。雪はもうお腹いっぱいなので長野自動車道から中央自動車道と南回りのルートを繋いで帰ります。
富山を5時に出発して移動すること430kmを10時間。15時に自宅に帰り着きました。蟹は残念でしたが,また行く理由ができたということで良しとしましょう。
帰ってからも一苦労
どろどろの車体を洗車
諏訪湖SAからはノンストップで走り続けたので気づかなかったのですが,車体はどろどろのまま乾ききっていてカピカピ。黒いドアノブには塩分が白く浮き出でます。融雪剤だな。
次の休みまでこのままにしておくとやばそうな感じがしたので,荷物を降ろすと同時に洗車を開始。日没をちょっと過ぎちゃいましたが,下回り&ボディを綺麗にすることができました。
冬のくるま旅は帰着後のメンテナンス時間も確保するような計画にしないとなあと認識しましたよ。
富山市内でびっくりしたこと
ところで富山市内は道路の消雪をするためにあちらこちらで消雪装置から散水されています。
普通は冬にびちゃびちゃの道を走ると車は汚れる一方なのですが,富山市内を走ると逆にきれいになるという不思議な体験をしました。
高山を出発した頃は跳ね上げた雪と泥で汚れていたはず車体が,ますのすしミュージアムに到着したときにはすっかり綺麗に。
きれいな水を道路の中央から散水して路肩に向かって流すようになっているので,跳ね上げる水がボディの汚れを洗い流してくれるんでしょう。
燕三条や長岡みたいに道路が錆色になるような水だと嫌ですが,きっと富山市は鉄分の少ないいい水なんですね。うらやまし。
まとめ
雪景色を求めての白川郷・五箇山くるま旅なので,寒波による降雪は歓迎していたもののちょっと荒れ過ぎましたね。
本格的な豪雪地帯へのくるま旅は今回が初めてでしたが,いろいろな路面状況の冬道をかなり運転したので,低μ路でハイエースをどのように走らせるかのいい練習になりましたし,タイヤの性能も改めて確認することができました。
要は破綻しないようにゆっくり走らせるということだけなんですけどね。
他には旅程を計画するときにGoogle マップでルート検索した所要時間に対してどのくらい遅延するように計算しておけばいいか,寒さを凌ぐために必要な寝具はどれくらい用意すればいいかなど冬のくるま旅の貴重なデータを得ることができました。
後半は予定通りに行かないこともありましたが,そこは状況に応じて臨機応変に予定変更できるのがキャンピングカーの強みですから,ナイス判断!ていうことでいいね?
さて次は何処へ行きましょうか。
これにてキャンピングカーで行く白川郷・五箇山のくるま旅はおしまい。