しんこのブログ

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ハイエース キャンピングカー DC12Vポータブル電源充電用回路にスイッチを追加

新潟・長野方面のくるま旅から帰ってきたしんこです。

2023年1月の白川郷くるま旅のとき,悪天候で行くのを断念した道の駅 マリンドリーム能生でベニズワイガニをリベンジしてきましたよ。

その後1泊した野沢温泉も良かったあ。くるま旅のレポートはまた後程。

 

今回はポータブル電源を充電するDC12Vの回路にスイッチを追加したお話。

 

 

 

DC12V充電用回路にスイッチが欲しくなった

ポータブル電源を走行充電するためのDC12Vと電装系の改造

ポータブル電源を走行充電するため,DC12Vの埋込式シガーソケットをダイネットに増設。

イグニッションキーをACC(アクセサリー)にするとリレーがONとなって給電されるという回路に改造したのが2024年12月。

www.shinkoace.com

 

その後,AC100V入力回路を自動で切り換えるようにして,ポータブル電源搭載に関する電装系の改造はとりあえず完成。

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タイトルでは”完成!”となっていますが,まとめのところに”次にこうしたいなあ…ということが2項目くらいある”と記してある通り,この時点で既に追加の改造をすることに決めていました。

 

そのうちの1つはこちらで,2月の下旬に施工済み。

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そして今回は残りの改造を実施します。内容としては,ポータブル電源 EcoFlow DELTA miniに充電する埋込式シガーソケットのDC12Vに,ON-OFFスイッチを追加するというものです。

 

ポータブル電源 DELTA miniに充電したくないと思うとき

前述した通り,埋込式シガーソケットへのDC12Vは,イグニッションキーをACC(アクセサリー)にするとメインバッテリーから供給されるようになっています。

実際にACCで充電することはないので,条件としてはエンジン始動で給電開始としているわけですが,実際に運用してみるとここは充電しなくてもいいんじゃね?という場面が多々あったんですよね。

 

例えばもう100%に近くになっているとか,短い距離をちょこちょこ移動する場合には頻繁にエンジンの始動,停止を繰り返すので,いちいち充電しなくてもいいべとか。ポータブル電源にとっても良くなさそうだしね。

 

そんな時は充電用シガープラグを抜くことで対処していたのですが,外したプラグの行き場がなく,ぶらぶらするので”半分くらい引っこ抜く”というダサい方法に。

これってスイッチが必要だよね。

 

スイッチの設置場所

スイッチは運転席から手が届きやすいセンターコンソールボックスに設置。

 

回路的にはリレーを駆動する電源回路のマイナス側にスイッチを挿入して,イグニッションキーがACC(アクセサリー) AND スイッチONの条件で給電するようにします。

 

リレー駆動回路のマイナス側にスイッチを挿入する理由は,電源(プラス)側だと『ペリー君』の端子台からセンターコンソールボックスに至り,スイッチからまたリレーに戻るというふうに配線経路が長くなってしまうからです。

マイナス側ならばリレーからセンターコンソールボックスまでケーブルを1本通して,スイッチから出たケーブルをセンターコンソールボックスの近くでボディアースすれば片道分の配線で済むというわけ。

 

スイッチの取り付け

通線作業

リレーからセンターコンソールボックスまでは,清水・排水タンク収納庫と冷蔵庫の裏側を通す必要がありますが,前回の切換カバースイッチを取り付けたときの経路と重複するところがあるので予め通線だけ済ませておきました。

 

冷蔵庫を引っぱり出して,右上から降りてきたケーブルを左下から出します。ケーブルは黒の0.75sqを使用。

 

そのあとは運転席後方のエンジンカバーのカーペット裏を通して,センターコンソールボックス近くまで持っていきます。家具からセンターコンソールボックス付近までについてはamon/エーモンの1120 配線チューブで保護しておきました。

 

センターコンソールにスイッチを取り付け

使用するスイッチはamonの3214 ロッカスイッチ。

背面の端子には250型平型端子が適合。

 

センターコンソールボックスは前回の記事で取り外し済みです。

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ロッカスイッチはエアサスの電源スイッチの右側に付けることにします。

 

裏側にリブがあるので,ぶち当たらないよう慎重に位置決め。

 

マスキングテープを貼って穴あけ位置をけがきます。高さはエアサスの電源スイッチに揃えました。

 

ロッカスイッチを取り付けるためには直径12mmの穴をあける必要がありますが,手持ちの錐は直径10mmしかありません。

とりあえず10mmの穴をあけて,12mmに拡張する作戦にしましたが,丸ヤスリではなかなか思うように穴が拡大しないんですよね。最終的にはニッパーの先端を閉じたまま穴に突っ込んでグリグリと削る荒っぽい方法で穴を広げました。

ヤスリが飛び出したりすると周囲が傷つくので養生テープで保護しています。実は軽く傷つけちゃってから慌てて貼ったんです😥

 

ロッカスイッチを穴に通して,裏側からプラスチック製のリングナットを締め込めば…

 

ロッカスイッチ取付け完了!

 

配線作業

まずはボディアース側。もともと使用していたアース線を流用して,クワガタ端子をエンジンフードを固定するボルトに共締めします。

ケーブルは配線チューブで保護しています。

 

リレーからの配線と共にロッカスイッチに届く長さで切断し,250型平型端子を圧着します。ちなみに赤いケーブルはエアサスの電源。

 

後はロッカスイッチに端子を接続すれば配線作業は完了です。

センターコンソールボックスの復旧は作動確認の後にします。

 

リレーの移設

暫定的にこちらに設置していたリレーですが,DC12Vの+側のケーブルが70cm程度の距離を往復しているので,配線をなるべく短くするため移設します。

 

新しい設置場所はここ。『ペリー君』の端子台と,埋込式シガーソケットを最短経路で結ぶ経路の間に入れます。

ボードへの固定は5×10のステントラスタッピングを使用。がっちり固定されています。

 

あとはリレー作動電源用の青(+)コードに『ペリー君』のACC端子台からのケーブルを10cm程度に短くして接続し,黒(-)コードにはセンターコンソールボックスに通線しておいた,スイッチと繋がっているケーブルを接続。

最後に長さを詰めたDC12Vの+側ケーブルを接続。『ペリー君』のMAIN+端子端子台とリレーの赤コード,埋込式シガーソケットとリレーの黄色コードを接続したら移設作業は完了です。

 

結線に間違いがないかをチェックしたら,スイッチの作動確認を行います。

充電している状態からスイッチをOFFにすると,DELTA miniのINPUTが0Wになりました。ばっちりOKですね。

 

センターコンソールボックスをもとに戻してボルト留めすれば作業完了です。

 

まとめ

これでポータブル電源に関する電装系の改造は全て終了しました。

 

このあと新潟・長野方面のくるま旅に行って,旅をしながら機能や操作性を確認しましたが,すこぶる快適&快調です。

 

今のところはああこうしたらよかったなあ…というところが見つからないので,このシステムで運用していくことになるでしょう。