すずむしの鳴き声に秋を感じるしんこです。
でもまだまだ暑いよね。
こちらの続き。
2022 北海道 Day7
富良野・美瑛の風景も見納め
日の出公園ラベンダー園
北海道くるま旅も終盤戦の7/21(木)。今日は赤平へ10:00に到着する必要があるので,山部自然公園太陽の里を早朝4:30に出発です。
お世話になりました。
40分ほど移動して5時過ぎに日の出公園 頂上駐車場に到着。
右奥に見えるトイレは8:45まで使用できませんが,スーパーロングトレインにはポータブルトイレを搭載しているので問題なしです。
ね?キャンピングカーにトイレがあると行動に制約がないでしょ。
さすがに早朝なので人はほとんどいません。見晴らしは最高です。
でも腹が空いたので花より団子で景色を眺めながらまずは朝食を。
その後ラベンダーが満開の斜面を歩きます。
この時期に合わせてきたかいがありました。
最後にスーパーロングトレインが紫の丘を駆け抜ける情景を撮影して終了。
三愛の丘展望公園
ここからは美瑛の絶景をはしごです。
まずは三愛の丘展望公園。
ガスで何も見えん。撤収。
めげずに次の目的地へGO!
ケンとメリーの木・マイルドセブンの丘・セブンスターの木
さて,それぞれのCMの記憶も思い入れもないのですが,せっかくなので巡ります。
まずはケンとメリーのハイエース。
やっぱりスカイラインじゃないとだめだな。
そしてマイルドセブンの丘。
ラストはセブンスターの木。
ここは駐車場からの見晴らしが最高です。いかにも美瑛らしい。
これにて富良野・美瑛の観光終了。
のんびりしていたら時間がやばくなってきたので赤平へ移動します。
赤平炭鉱遺産ガイダンス施設
美瑛から赤平の道道70号は未舗装の砂利道
10:00に赤平に到着しなければならない理由は,赤平炭鉱遺産ガイダンス施設のガイド付見学を予約してあるから。
このガイド付見学は元炭鉱マンのガイドで旧住友炭鉱竪坑櫓の内部が見学できるのが売り。産業遺産好きにはよだれもんですぜ。
さてGoogle マップのナビでは見学開始15分前くらいに到着予定だったのですが,経路になっている道道70号の峠部分約11kmがなんと未舗装の砂利道。
これがラリーカーだったらお構いなしに(といよりキター!で)いっちゃいますが,さすがにスーパーロングトレインで石を蹴散らして走るわけにはいかないので,速度は30km/h程度ののろのろ走行。
予定到着時刻はどんどん遅れて,赤平炭鉱遺産ガイダンス施設の駐車場に入ったのは9:57。やべー。
美瑛から赤平方面に抜けるときはナビの案内に気をつけて!
炭鉱遺産ガイド付見学
炭鉱遺産ガイド付見学の料金は¥800。ペコペコしながら受付を済ませて既に説明が開始されていたホールに着席。
見学の定員は40名ですが,今回は自分たちを含めて参加者は4名。
ゆっくり見学できそうね。
旧赤平炭鉱竪坑櫓
ヘルメットを被っていよいよ旧赤平炭鉱竪坑櫓へ。
竪坑櫓を簡単に言うなら,地下615mへ鉱員や石炭を載せたトロッコ台車を秒速12mで上げ下げする超高速エレベーター。完成したのは昭和38年。
穴の深さはてっぺんまでの高さが634mの東京スカイツリーとほぼ同じ,東京スカイツリーのエレベーターの速度は秒速10mなので竪坑櫓の方が早い。
比較するとその凄さがわかるでしょう。
昔から写真でしか見たことがなかったので,やっと自分の目で実物を見られると思うと興奮しますな。
閉山から28年経っていますが,設備はまだ生きているように見えます。凄い。
これが615mを上がり下がりしていた4段ケージ。1段に18人乗り込むので4段全部に72人を詰め込んで坑内へ。
扉なんてありません。壁もメッシュでスケスケ。きっと絶叫マシーン。
2つのケージはワイヤーで繋がれていて,片方が下がれば反対側が上がるというケーブルカーのような仕組み。それが2式で合計4つのケージを上げ下げしてました。
速度が速いので,降りるときは耳がツーンとなっちゃうんだそうですよ。
経験者じゃないと絶対わからないようなエピソードを交えながらガイドしてくれた三上さん。
これがワイヤーを駆動する巨大なドラム。
運転員になりきる。
参加者が少ないので見学中は質疑応答したい放題。
興味深かった話としては,住友赤平炭鉱が閉山したのは石炭を掘り尽くしたからではなく,閉山までに採炭したのは推定埋蔵量のほんの一部で地下にはまだまだたっぷりと石炭が埋まっているそうです。
国の政策転換により事業として成立しなくなったというのが閉山の理由ですが,どんどん深い所へ掘り進まなければならないので,国の補助なしでは海外の露天掘り相手に価格で勝てないわね。
もうひとつ竪坑櫓のシンボルだった「住友赤平立坑」の赤いネオンサインをなぜ外したのかずっと気になっていたので聞いてみました。ネオンサインを外したのは老朽化したからではなく,屋根上に掲出したままだと年にいくばくかの費用を支払う必要があるためとのことでした。
支払先がどこだったか忘れちゃいましたが,もしそうだとしたらそんなの特例で免除して再び屋根の上で赤く光らせたほうがよっぽど価値があるんじゃないかしら。
自走枠整備工場
竪坑櫓の見学が終わってちょいと休憩した後は自走枠整備工場へ移動。
こちらには坑内で使用していた各種の機械,水平坑道の人車などが展示されています。
タイヤに巻かれたチェーンが常識外れ。
こちらは自走枠。油圧シリンダーで動く枠で天井を支えながら,2本のドラムカッターで石炭を切り崩して進んでいきます。今まで見たこともない想像を絶する機械に興奮しまくり。
その他,炭素の含有量の高い石炭の標本があって,持ってみるとその軽さに驚きますよ。
炭鉱遺産ガイド付見学は産業遺産好きには絶対おすすめです!
砂川・美唄を経由して札幌へ
北菓楼 砂川本店
見学が終了して赤平炭鉱遺産ガイダンス施設を出発したのは11:45。
お腹が空いたのでここから20分の北菓楼 砂川本店でお昼にしましょう。
北菓楼 砂川本店には喫茶フロアがあってオムライスやスパゲティなどのお食事メニューがあるのですが,ここではやっぱりケーキセットを食べたくなるんですよね。
お好みのケーキ1つにシフォンケーキ,ソフトクリームにドリンクがついて¥825。以前はもう少し安かった記憶がありますが,今でも充分お値打ちでしょう。
これにちぎりシュー「ピスコット」¥250を追加発注して昼食とします。
シュークリーム「北の夢ドーム」や「夢不思議」も買って帰りたかったのですが,生もので傷みやすいのでフェリーでのおやつ用には明日千歳空港で買うことにして,ここは手ぶらで出発。
美唄鉄道東明駅舎
札幌へ向かう途中で美唄鉄道東明駅舎に寄り道して鉄分を補給。
駅舎の裏手に保存されている4110型2号機。
屋外展示ですが美しく塗装され状態も良好です。
運転台に乗り込むと…センサーが感知してドラフト音が流れます。臨場感が増すのでこれはいいアイディア。
誰もいなかったのでゆっくり堪能しましたよ。
札幌はホテル泊り
ホテル京阪札幌
札幌ではこの旅2度目のホテル泊り。
市内中心部は車中泊できそうなところがなさそうなのでホテル泊りが妥当でしょう。
サッポロビール園
自分が地元民だった頃にはまず近づかないところですが,今は内地からきた観光客なので迷うことなく参ります。
ジンギスカン食いたいし。
念のため1週間前にケッセルホールを予約済み。
インターネット予約で合計人数を2人として検索すると「ご希望の条件でのご予約は満席です。」と出ることがありますが,2名用の席が満席なだけで4名用の席に余裕があれば予約をとることができます。諦めずに予約センターに電話してみてください。
札幌駅北口から系統番号188 サッポロビール園行のバスで7分,¥210。
サッポロビール園に到着。
こんな公園みたいに綺麗だったっけか!?
総合受付で予約を確認してケッセルホールへGO!
今日はキングバイキング「定番食べ放題コース」100分 ¥3,400にスタンダード飲み放題¥1,500を付けて勝負です。状況開始!
🍺をガンガン飲んで,肉をじゃんじゃん焼いていきます。
煙もうもう雰囲気最高!
当ブログの上位検索ワードには何故か「ジンギスカン鍋 コーナン」や「七輪 ジンギスカン」が入っているので,みっともない焼き方をするわけにはいきません。
周囲のテーブルの鍋がカーボン食ってるの!?といいたくなるくらい真っ黒に焦げ付いている中で,見なさい我々の鍋を。
食べ終わるまでしっかりと維持されているこのてかり。これが技量というものじゃ。
はい酔っ払いが完成しました。状況終了。
帰りは酔った勢いでサッポロファクトリーや時計台&公衆トイレを徒歩でふらふらと徘徊し,約3km歩いてホテルに帰還。
ジンギスカン美味かったあ。
明日はついに最終日。寝ます。
つづく。