地図を眺めてはため息をついているしんこです。
こんな時はおとなしく家でできることに専念するしかありません。そんなわけで今日もスーパーロングトレインをいじります。
納車されてからずっと何とかしたいと思っていたこと…リビングに掛け時計を取り付けた話です。
リビングに時計は必修でしょう
車内の気温と湿度も知りたい
長い時間を過ごすキャンピングカーのリビング。停泊時はもちろん,ちょっとした休憩でも時間を知りたい場面は多いですよね。
さらに自分は車内の環境も気にする派。暑い,寒いを感覚だけではなく数字で見えるようにしておきたい。
普段過ごす自宅のリビングや,寝室にも気温,湿度表示付きの掛け時計や置き時計を設置してありますから,キャンピングカーの車内にも…というのは当然の発想。
気温についてはキャンプ用のデジタル温度計を使っていたのですが,シートの背もたれにちょこんと置いたりするので片づけを忘れたまま走行してしまい,ガチャンという音と共に床に落下させることもしばしば。
何とかせんと。
家具にネジ穴はあけたくない
壁掛け時計くらいはすぐに導入できそうなものですが,なかなか実行できなかったのは良い取り付け方法が浮かばなかったから。
時計の設置場所は家具の表面=木の板になるでしょうから,一般的にはタッピングビスをねじ込んで時計をぶら下げるという方法になります。
しかし,まだ家具にネジ穴をあける度胸というか,踏ん切りがつかないんですよね。
その他に家屋と違って走行中の振動の影響を受けますから,時計をぶら下げるだけで大丈夫なの?という心配もあります。
寝室の時計を使ってテスト
時計フックの取り付けはダイソーの両面テープで
いろいろ調べて,これならいけそうかもという方法が思いついたのと,候補に挙げていた時計の中に寝室で使用中の時計と色違いなだけの物があったので,こちらを使ってテストしてみました。
フックに使用したのはダイソーの"はがせるテープステンレスフック(小)"。
シンクにスポンジ置き場を作ったとき,貼り付け位置を失敗。剥がした後にテープのないまま保管しておいたものです。
そしてテープはこれまたダイソーの"しっかり貼れてきれいにはがせる両面テープ"。大きさが何種類かありますが今回はSサイズを使用。
この組み合わせで電子レンジ脇の壁面にペタッ。
時計の背面にはフローリング傷防止用のフェルトシートを貼り付けて、振動によるビビリ音が出ないようにしました。
時計がいつ落下していも大丈夫なように,クッションを置いたりしながら約1週間運用してみました。
果たしてテストの結果は…
フックは剥がれることもなく,走行中に時計が落下してしまうこともありませんでした。
作戦成功です。
気になった点は,フックと時計の引っ掛け部分の形状がしっくりこないせいか,走行中に時計が傾いてしまうことと,フックがちらっと見えてしまっていること。
このあたりはきちんとした時計フックを使用すれば解決できそうです。
テスト用のフックを剥がしてみましたが,家具に粘着剤が残ったり,変色などのダメージもありませんでした。
いよいよ本番の時計を取り付ける
時計とフックを購入
見通しが立ったので早速ポチッと購入。
2日後にはもう到着。「置き配指定」したわけでもないのに玄関先に置き去りにされたのはびっくりしましたが,まあいいか。
今回購入したのはこちら。
時計についてはテストで使用した時計の茶木目バージョンか,こちらか迷いましたが,コンパクト&軽量であることを重要視して今回はこちらを選択。
足を出せば置き時計にもなりますが,今回は壁に掛けて使います。
フックは本来ピン(細い釘)を打ち込んで固定する商品ですが,テープに置き換えても大丈夫でしょう。そのためにテストしたんですから。
スーパーロングトレインに取付け
まずフックに"しっかり貼れてきれいにはがせる両面テープ"をペタリ。
時計が狙った位置にくるように,フックを時計にマスキングテープで仮止め。そのまま両面テープの裏紙を剥がして,水平に注意しながら壁にペタッ。
時計を外すとフックだけが壁に残ります。うまくいきました。
もう一つ時計の固定用に投入した新兵器はこちら。
ダイソーの"粘着タック"です。
これを小さく切って丸め,時計の背面に貼り付けます。
このまま時計をフックに掛けて壁に押し付ければしっかり固定されるので,振動でビビリ音を出したり,傾いたりすることもなくなるという目論見。
完成状態。
タオルハンガーを掛ける場所としてブラケット照明の下を確保しておきたかったので,ちょっと窮屈な取り付け位置になりました。
これについては"しっかり貼れてきれいにはがせる両面テープ"を使っていますから,気に入らなければいつでも移設可能です。
まとめ
壁掛け時計を狙い通りに取り付けることができました。
ただし長期的な耐久性については未知の部分です。
特にこれからの季節は車内が高温になるので,テープにとっては厳しい環境。剥がれて落ちることも充分予想されます。
また"しっかり貼れてきれいにはがせる両面テープ"についてはテスト用のフックを剥がしたときにはきれいに剥がれましたが,ずっと貼りっぱなしにしておくと家具にダメージが残るかもしれません。
テープを使用するからには定期的に貼りかえる覚悟も必要かもしれませんね。
結果が出ましたら随時報告していきたいと思います。
大事なことをもう一つ。
カトーモーターのキャンピングカーは家具に使用する木材に「ツキ板」を使用しています。もちろんスーパーロングトレインも。
今回のテストはこの材料でしか実施していませんので,一般的によく使われている「プリント合板」についてはお勧めできるかわかりません。
テープを剥がすと木目等を印刷した表面の化粧シートまで剥がれてしまう恐れもあります。
やってみる場合には見えない部分で充分テストしてください。