しんこのブログ

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暖かくなった今頃になってFFヒーターマルチコントロールの使い方をまじめに学習した話

既に今日が何曜日なのかわからなくなっているしんこです。

 

もう暖かいを通り越して"暑い"くらいの気温になってきましたね。

冬の間活躍したFFヒーターもそろそろ出番がなくなる季節になりましたが,今頃になってからベバストFFヒーターマルチコントロールの詳細な機能を,取扱説明書を片手にやっとこさ確認しましたよというお話。

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基本的な操作さえ覚えればとりあえず使える

使い方や機能はよくわからないまま採用

自分がキャンピングカー購入を検討している頃,ベバストのFFヒーターのコントローラーは一般的な調整ダイヤル式とベバコン-3が主流でしたが,ベバスト純正の新型のマルチコントロールがあることを知ったので,そちらを採用しました。

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外観もベバコン-3よりもシンプルな感じで自分好み。

ただ,機能や使い方について事前に解る資料やブログ記事などがなく,半ば人柱覚悟でしたが,メーカー品でもありますし大外れはないはず。

 

実際に使った感想としては非常に便利ですし,これからキャンピングカーを購入しようとしている方には是非お勧めします。

自分が知りたかった使い方や機能について,ここで紹介しちゃいましょう。

 

普段使用する時の基本操作

コントロールパネルにある操作部は,クイックスタートボタンと制御ボタンだけと極めてシンプル。

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普段の使用ではクイックスタートボタンを押すだけでFFヒーターが運転を開始します。

クイックスタートボタンが緑色に点灯すると,FFヒーター運転中の表示です。

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クイックスタートボタンを押したときの設定温度や残り運転時間(オフタイマー)は,予めメニュー設定でスタート設定をしておく必要がありますが,自分は温度20℃,残り運転時間は∞(連続運転)にしてあります。

メニュー設定の方法は後述します。

 

運転中に設定温度を変えたい時は制御ボタンを回して…

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希望の温度で制御ボタンを押すと設定されます。

 

設定温度が確定した状態でもう一度制御ボタンを押すと…

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残り運転時間が変更できるようになります。

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残り運転時間は最短10分~1時間まで5分ピッチで設定できます。連続で運転したい場合には∞に設定します。

 

FFヒーターを停止したい時はクイックスタートボタンを押せばOK。

クイックスタートボタンが緑色から白色の点灯に変わり,FFヒーターが停止したことを示します。

 

普通にFFヒーターを使用するなら,ここまで知っていればとりあえずOKです。

 

寒さを感じる夜中に自動で起動させたい

タイマーが活躍する場面

いよいよマルチコントロールの本領を発揮させます。

冬季の停泊時の経験で,概ね夜中の3時頃になると寒さで目覚め,FFヒーターを運転するというパターンが何回か続きました。

 

寒く感じる時間がほぼ一緒ならタイマーでFFヒーターを運転させれば快適に睡眠できますよね。

では早速タイマーをプログラミングしましょう。

 

タイマーをプログラミングする

停止状態で制御ボタンを押すとメニューのシンボルが表示されます。

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制御ボタンを回し,タイマーのシンボルに合わせて制御ボタンを押すと,タイマー追加セット+の画面になるので再び制御ボタンを押します。

既にプログラムが記憶されている場合には,制御ボタンを回すと設定済みのプログラムを選ぶことができます。

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まず曜日の選択画面に変わるので,タイマーを運転させたい曜日に合わせて制御ボタンを押して決定。

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次にスタート時刻を制御ボタンを回して合わせ,制御ボタンを押します。

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今度は終了時刻をスタート時刻の設定と同じ要領で設定します。

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運転モードは標準(暖房モード)に設定。標準(暖房モード)の他にベンチレーションモードを選択することもできます。

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最後に温度設定をしてプログラミング終了。

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プログラミングできました。

プログラム画面で制御ボタンを押して…

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タイマーを開始します。

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タイマー設定番号が白黒反転表示され,タイマーが作動したことを示しています。これで月曜日の午前3:10~3:40まで設定温度20℃でFFヒーターが運転されるようになりました。

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この後,時間や温度表示の画面は消えますが,クイックスタートボタンが緑色に点滅してタイマーが作動中であることを知らせてくれます。

 

その他の機能

その他の機能をサラッと紹介します。

 

ベンチレーション

メニューシンボルの画面でベンチレーションのモードを選択すると,外気を取り入れることができます。

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風量設定は4段階。

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残り運転時間もFFヒーターと同様に設定することができます。

ベンチレーション運転中はクイックスタートボタンが青色に点灯します。

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各種の設定

メニューシンボルの画面で設定のモードを選択すると,基本的な機能設定をすることができます。

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高地/平地モードの設定

まずは高地/平地モードの設定。

標高1000~2200mでonにします。

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クイックスタートボタンの設定

冒頭に紹介したクイックスタートボタンの設定です。

温度や運転モードの設定は制御ボタンを回して選択,押して決定するという今まで通りの操作方法。慣れてしまえば簡単です。

今はクイックスタート時の温度設定を20℃にしていますが,冬の間は何で毎回21℃で運転開始するんだろう?と思いながら温度設定を下げていました。カトーモーターで設定してもらったままだったんですね。やっと謎が解けたぜ。

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曜日・時刻の設定

曜日,時刻もこちらで設定します。

制御ボタンを押すと選択画面に変わります。

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その他

その他に言語,温度単位,画面表示の消灯時間・明るさ設定があります。

 

まとめ

ほとんど取扱説明書が必要ないくらいに紹介しちゃいましたね。

 

実際に使ってみた感想では,まず温度設定が数字で管理できるのはやはり便利です。

それから夜中にタイマーで運転開始させるのは,マルチコントロールのありがたさをひしひしと感じますね。

 

これからの季節は,月に1度の最大温度設定で10分以上のメンテナンス運転をしていく必要がありますが,残り運転時間設定をして運転を開始すれば,時計を気にしなくても自動的に停止するので助かりますね。

 

マルチコントロールと調整ダイヤル式の差額は,1万2~3千円程度だったと記憶しています。

機能的には価格差以上のメリットを享受できますので,オプション選択時には絶対お勧めしたい装備です。