お台場キャンピングカーフェアには行かず自宅でおとなしくしていたしんこです。
青海臨時駐車場をいつまでも閉鎖しすぎだよね😠
さて今回はカーセールス・ワタナベ製エアサスの機能について紹介します。
カーセールス・ワタナベオリジナル AIRSUS & CSWSUS
フロントサスペンション
フロントサスペンションに装着した部品はCSWオリジナルショックアブソーバー。
減衰力14段調整機構を持っていて,ダイヤルで簡単に調整できます。
目盛りが付いているので,今どこにセッティングされているのかがわかりやすいですね。競技用の調整式ショックアブソーバーは端から何クリック目みたいな合せ方ですから。
CSWオリジナルスタビライザー。
そしてCSWオリジナルトーションバー。写真は撮れませんでした。
リヤサスペンション
続いてリヤサスペンション。
ハイエース用エアサスキットとCSWオリジナルショックアブソーバー。
ハイエースは1輪にエアサスを2個使用します。車軸を挟んで前後にエアサスが取り付けられているのがおわかりいただけると思います。
ちなみにカムロードは1輪に1個なので,部品点数が多い分ハイエースの方が価格も高くなるとのこと。
ショックアブソーバーはフロントと同様に減衰力14段調整機構あり。
またエアサスでスプリングを強化したのでヘルパーリーフを純正と逆の向きに装着しなおして,接触を避ける(効かせない)ようにしています。
そしてタイヤハウス後方のフレームに取り付けられたこのバルブ。
コンプレッサーが故障したとき,エアサスへ空気を供給するためのもの。
コントロールキット4 & メインスイッチ
室内については先日も紹介しましたが,ダイネットのソファー下に空気圧を調整するコントロールキット4。
左側にある銀色の機器がコンプレッサーで右側の黒いボックスがコントロールバルブ。左右のエアサスの空気圧を別々に調整できます。
そしてこちらがセンターコンソールに取り付けられたメインスイッチ。
エアサスのリモコン操作
リモコンの起動と通信
エアサスは車内のリモコンから空気圧を調整することができます。
こちらがリモコン。
どのボタンでもいいので押します。するとAIR LIFTのロゴが点灯してリモコンが起動。
コントロールキット4との通信が接続すると,現在のエアサスの状態が表示されます。
エアサスのメインスイッチがONになっていないと通信できないので,その場合はCONNECTINGの表示が続いた後にタイムオーバーでエラーになります。
写真の表示が示しているのは左右とも空気圧が32psi(221kPa)であるということ。
左上に携帯電話の電波強度表示と同じものがありますが,これが表示される範囲内ならばコントロールキット4を操作することができます。
空気圧を上げる
ではエアサスの空気圧を上げてみましょう。
上向きのボタンを押すと数字が増えていきます。
左右とも目標圧力50psiに設定されました。しばらくするとコンプレッサーがグググウッ…と作動して圧力が上昇し,目標圧力になったら自動で停止します。
空気圧を下げる
空気圧を上げる操作とは逆に下向きのボタンを押して設定圧力を下げます。
左右とも元の圧力32psiに設定されました。しばらくするとバルブが開いてプシューと空気が抜け,圧力が下がり始めます。目標圧力になったらバルブが閉じます。
片輪だけ空気圧を調整する
このエアサスは左右別々に空気圧を調整することができます。
では右側だけ40psiに上げてみましょう。
まず右向きのボタンを押して,表示のリモコンマーク下側にある左右の矢印表示を右矢印のみにします。
これで右側の設定圧力のみ変更できるようになったので,上向きのボタンを押して右側の設定圧力を40psiにします。後は先ほどと同じようにコンプレッサーが作動して自動で空気圧を調整してくれます。
この機能は停泊地が左右に傾いている場合に有効ですよ。
メモリー機能
液晶画面の下にある1,2,3の数字のボタンを押すと,予めメモリーされた目標圧力をワンプッシュで設定することができます。
登録はメモリーしたい空気圧を設定し,希望の数字のボタンを長押しすればOK。
空気圧を変えるとどれくらい車高が変化するか
エアサスの空気圧を高くするとリヤの車高は上がり,低くすると下がります。
空気圧の変化でどの程度上下するのか計測してみました。
まず渡辺社長がセッティングしてくれた標準設定の32psi。
写真ではわかりにくいかなあと思いましたが,バンパーの上辺と駐車場の車止めブロックを目印にすると変化がわかりますよ。
まず最低空気圧の5psi。
リヤのタイヤハウスで計測すると32psiから24mm下がりました。
次に95psi。機能上は100psiまで設定可能ですが,圧力調整でエラーが出る可能性が高いとのことなので95psiを上限とします。
32psiからは42mm上がりました。5psiと95psiでは66mmの差があります。
最後に右を95psi,左を5psiにしてみました。
写真でも車体が左に傾いているのがわかりますね。
10式戦車みたいだな。
この機能を使えば停泊地が左右に傾いていても,ある程度は水平に補正することができます。
もちろんリヤ全体を上げ下げすれば前後の調整も可能なので,駐車場の場所選びも神経質にならなくて済みそうです。
まとめ
乗り心地や操縦性以外でのエアサスの機能,効果について紹介してみました。
走りについてはショックアブソーバーの減衰力やエアサスの空気圧をいろいろ調整して実験中ですので,纏まったら記事にしたいと思います。