雨続きの天気に何ともメリハリのない連休を過ごしているしんこです。
今回はスーパーロングトレインにレーザー&レーダー探知機を装備したお話。
長距離ドライブする車だから…転ばぬ先の杖として
レーザー&レーダー探知機 コムテック ZERO 707LV
今年の夏は北海道へ!と計画した時に必需品として真っ先に浮かんだ物がレーダー探知機。
自分は免許を取得してから反則金を払うようなことには一度もなっていませんし,キャンピングカーはガンガン走るような車でもないのでリスクは少ないと思いますが,他車の迷惑にならないようにとちょっと頑張っちゃったり,下り坂にまかせて勢いがついちゃったりと落とし穴は意外なところにあるもの。
特に北海道の場合は周りに釣られてペースは上がり気味になりますし,取り締まりも頻繁に行われているので,転ばぬ先の杖としてのレーダー探知機はあった方が憂いなし。
レーダー探知機もいろいろ種類がありますが,今回は新型レーザーオービス対応&OBDⅡ接続での表示機能が面白そうなコムテック ZERO 707LVをチョイス。
OBDⅡ接続をするためにはこちらも必要。
最新型はZERO 708LV
2020年7月現在,ZERO 707LVは既に生産が終了していて市場在庫のみ。後継機としてZERO 708LVが発売されてます。
コムテック ZERO 707LVの取り付け
開封の儀
高額な商品なので少しでも割安に購入しようとキャッシュレス5%還元事業の期限内ギリギリに発注。
翌日の夕方には届きました。
今回はZERO 707LV本体とOBD2-R3のセット販売があったのでそちらを購入。
開封してみます。
レーダー探知機本体に,ワンタッチ取付ステーやmicroSDHCカード,両面テープ,USBシガープラグコードなどの付属品。
そしてこちらがOBD2-R3 OBDⅡアダプター。
ちなみに電源もこのアダプターから供給されるので,本体に付属のUSBシガープラグコードは使用しません。
OBD2-R3ディップスイッチの設定
OBD2-R3にはディップスイッチがあり,車種別に設定をする必要があります。
詳しくは適合表を参照してください。
自分のハイエースのエンジン形式は1GD-FTVなのでディップスイッチ設定は10か13。とりあえず表示可能の〇が多い13に設定しました。
インパネ&ピラーの分解
取付作業を開始。
まずはインパネとAピラーカバーの分解が必要です。
毎度おなじみインパネの分解から。今回はこちらをばらします。
分解方法の詳細は過去の記事をご覧ください。
なお③について過去の作業では給油扉オープナーやボンネット解除レバーを分解せずぶらぶらの状態でやりましたが,今回は配線の固定などがあるので完全に撤去しないと作業性がすこぶる悪いです。自分は作業の途中で邪魔くさいのに気付いて撤去しました。
つぎにAピラーのカバーを分解します。
グリップのネジカバーを慎重に外します。傷がつかないようにウエスをあてがい,マイナスドライバーであおります。なかなか外れないので不安になりますが強い心を持って頑張りましょう。
外れました。
ネジを緩めてグリップを外し,ピラーの上部から手前に引けば外れます。
撤去完了。
OBD2-R3の通線&接続
OBD2-R3をダッシュボードとピラーの隙間に通すのですが,隙間は狭いのでコネクターの小さい側を通すしかありません。
そうすると必然的に下から上へコネクターを送ることになってしまい,通すのに相当難儀する…というよりはほぼ不可能なので,上から引っ張り上げるようにします。
ますワイヤーを上から下に通します。細い電線で構いません。
コネクターにワイヤーを結びます。このままだと通線の途中でコネクターがあちこちに引っ掛かるのでビニールテープで巻いて(黄色の矢印)ワイヤーと一体になるようにしておきます。
ワイヤーをゆっくり引っ張り上げると…
コネクターが出てきました。
ハイエースのOBDコネクターはステアリングシャフトの右側,ブレーキペタル手前の上あたり。
ここにOBD2-R3を接続します。
ケーブル長が4mもあり,今回の引き通し経路では盛大に余長が出ますので,綺麗に束ねてフレームに結束バンドで固定しておきます。
これにて配線作業完了。
本体の取り付け
ワンタッチ取付ステーに本体をカチッと取り付けて,付属のmicroSDHCカードをSDカードスロットに挿入します。
microSDHCカードは必ず電源を入れる前に挿入するよう取扱説明書に注意書きがありますので忘れないようにしましょう。
両面テープで好みの場所に貼り付けます。自分はAピラーのすぐ脇に設置。
背面にOBD2-R3のコネクターを接続したら取り付け完了。見ての通り配線は全く視界に入りません。見た目すっきりで美しい。
Aピラーのカバーを戻す際にはウエザーストリップを噛み込まないように注意してください。
エンジンをスタートして本体背面の電源スイッチをON。無事に探知機が動きだしました。
運転席目線ではこのように見えます。
待機画面設定と作動確認
待機画面設定
ZERO 707LVは警告表示をしていない状態の待機画面で,様々な情報を表示することができます。
これは初期設定のままの待機画面。
何しろ機能が多いので詳細は割愛しますが,自分は今のところ3連ミニメーターで燃料流量,エンジン水温,標高を表示させてます。
作動確認で近所をドライブ
きちんと警告が出なければ意味がありません。テストのため近所のオービスが設置されている国道を走行。もちろんきっちり警告が出ました。
これにて機能確認もOK。
その他,走行中に「この付近,交番があります。」だの「この付近,高速道路交通警察隊エリアです。」だのやたらとインフォメーションが出て鬱陶しいので,不必要と思われる設定はOFFにしました。
まとめ
スーパーロングトレインに搭載してから約3週間いろいろなところを走り回りましたが,しっかり仕事をしてくれています。
特にOBDⅡ接続をしたことによって,待機画面に表示される各種情報が確認できるのが楽しいですね。
少々高価ですが満足度は高いので,どの探知機を買おうか迷っている方にはお勧めします。
とはいっても万能ではありませんから運転はくれぐれも慎重に。あくまで転ばぬ先の杖ですよ。