ランニングコース脇に咲く蓮の花に夏の訪れを感じるしんこです。
以前記事にしたテーブル収納方法の改良。その第2弾です。
テーブルを収納したまま走行できるようにしたい
床置きのテーブルのホルダーを製作
ゴム脚を取り付けて床置きが可能になったテーブル。
でもこのまま走行するには危険ということで,固定する方法を考えます。
テーブル自体はかなりの重量があり,飛んだり跳ねたりということはなさそうなので,がっちり固定するというよりはブレーキングやコーナリング時に滑って動かないようにすれば良いはず。
そこでゴム脚を拘束するホルダーを考えました。
ホルダーを製作するために準備した材料はこちら。
910×15×60の桧材,200×300mm厚み2mmのアルミ板,3×10の皿タッピング。
まず桧材を602mmの長さに切断します。
久しぶりに登場のソーガイド。直角できれいな断面の切断ができます。
残った部材の長さは307mm*1です。これを使う部品は300mm以上あればOKという程度の寸法精度でよいので工程を簡略化してそのまま使用します。
ここで新兵器を投入。直径27mmの木工用ボアビット。
これを使用してゴム脚が嵌る穴をあけます。
水準器を使用し,錐の垂直を確認して穴が曲がらないよう慎重にトリガを引きます。
1つ目の穴は充電式ドライバドリル RYOBI MBD-70であけましたが,回転速度とトルクが不足気味でなかなか貫通することができなかったので残りはAC100V電源の RYOBI コンパクトドリル CD-10を使用しました。
錐の垂直を決めたら一気に穴をあけてしまう方がきれいに真っ直ぐ仕上がります。
ボアビットでは能力不足でしたが,ネジ締めや普通の錐穴をあけるのには便利ですよ。
コンパクトドリル CD-10は絶版モデルですので,能力的に同等の後継機だとこれですね。
サンドペーパーでバリ取りと,角の糸面取りを行い桧材の加工は完了。
次にアルミ板を加工します。
アルミ板の切断はPカッターで筋彫りを入れ,ある程度の深さになったらくねくねと折り曲げるようにすると真っ直ぐ切断できます。
切断したアルミ板に直径9mmの穴を2つ,直径2.6mmの穴を6つあけます。
直径2.6mmの穴はタッピングの皿部分が沈み込むよう面取りカッターで加工。
これでタッピングの頭がきれいに沈み込み,表面がフラットになります。
最後にサンドペーパーでバリ取りと,切断面の仕上げを行いアルミ板の加工も完了です。 表面はサンドペーパーでヘアライン仕上げ。
皿タッピングで桧材(307mm)にアルミ板を取り付けます。
602mmの桧材の端面には傷防止用にダイソーのすべるシールを貼り付け。
これで床置き用テーブルホルダーが完成しました。
テーブルホルダーの使い方
さてこのホルダーの使い方ですが,まずテーブルの脚を取り付けるつまみねじを流用して床に固定します。
そしてもう一方は床置きするだけ。通路幅にぴったりサイズなので左右には動きません。
ホルダーの穴に狙いを定めてゴム脚を嵌めると…
はい!床置きのテーブルが前後左右に動かないよう拘束されました。
最後に通路をマットで塞ぐと広大な就寝スペースができあがり。
この状態で遠出してみましたが,テーブルは全く動くことなく予定通りの能力を発揮しました。
やったぜ。
更に快適なベッドにする方法を見つけた
シュラフのサイズが奇跡的にぴったり
昔からずっと使用しているこちらのシュラフ COLEMAN 8231N604J。
これを開いて…
ベッドに広げると,なんとぴったりサイズの敷布団になりました。
ベッドマットの生地は刺繍模様で結構ごわついているのと,表面にあるボタンが寝返りを打つ度に引っ掛かったりするので,布団を敷くことで肌触りと寝心地が良いベッドに。
これはかなりいい感じです。
まとめ
欲しいなあと思ったものが自作できるのは何とも楽しいですし,満足感がありますね。
まだほかにも温めているアイディアがあるので追々実現したいと思います。
今回のホルダーについては,機能上は満足していますが,桧材のニス塗りやアルミ板の黒塗装をして,外観もより綺麗になるよう仕上げたいですね。
*1:鋸の歯の厚み分1mmは失われます