早朝から気温が高いのでランニングで消耗しまくりのしんこです。
納車待ち日記⑧で紹介した模型が完成しました。
1/20スケール模型
カーゴスペースの簡易マルチルーム
今回このような模型製作の動機となったのは,打合せ時にこちらの図面がなかなか理解してもらえなかったから。
それなら立体的に作ってしまえば,可動部の動きや取り合いも一目瞭然。こちらの希望が100%伝わるのと同時に,カトーモーター側からも的確な可否の判断や,もっといい提案をもらったりできるはず。
マルチルーム模型の製作
ではご覧あれ。
先日の途中経過とほとんど変わっていませんが, ハンガー掛けと扉の開閉ストッパーを追加しました。
ハンガー掛けはもっとお洒落な感じの意匠が希望ですが,1/20で再現するのはなかなか難しいので,簡単に Φ0.8mmの真鍮線をコの字型に曲げて作ってあります。壁面にはΦ0.8mm,深さ1mm程度の穴を貫通しないように開け,押し込み&接着。
扉ストッパーはΦ0.8mm真鍮線をL字型にはんだ付けして製作。床に扉の開位置,閉位置それぞれにΦ1.0mmの穴を深さ1mm程度開けてあります。ストッパを穴に落とし込めば,しっかり扉が固定されます。
ただし閉位置でのストッパ開放は,ピンセットでないと操作できないところがちょっと失敗。
指が入らないっす。
運用方法の構想
マルチルーム内にある箱状の囲いにはポータブルトイレを接地し,使用時は扉を開けて固定したうえでポータブルトイレを引っ張り出して使う作戦。
こうすればポータブルトイレ上方が常にデッドスペースになることはなく,荷物を置いたり,クローゼット的な使い方ができたりするはず。反面,扉開閉に必要なスペースには物が置けない事態が発生しますが,こればかりは実際に使ってみないと評価が難しいですね。
あとは扉を開位置にしておけば,バックドアをがばっと開けても車内が丸見えにならない効果も期待できます。
ポータブルトイレはマットの上などに置いて,床の上を滑らせる構想ですが,果たしてそんなにうまくいくかなと最近ちょっと心配。
トイレ下面の床にスライド機構が欲しいところですが,引き出した状態で体重+ポータブルトイレの重量を支える強度が必要。今のところそれに見合う構造が浮かびません。
次回の打ち合わせで相談してみたいと思います。
なお箱滋養の囲いの高さはDometic 976が収容できる寸法で作ってありますが,最近THETFORD ポルタポッティ 565採用に決めたので,50mmくらい上げるように変更します。
カーゴスペースのカウンターテーブル
カーゴスペースの車体左側には,小物を置くのに何かと便利なカウンターテーブル。自分が図面を引いた固定式と,カトーモーター提案の折りたたみ式両方を製作。
固定式カウンターテーブル
もともと小物が置ければ便利との考えなので,面積は最小限。さらに一部を円弧上に欠きとって,大きい荷物を搭載する時や,マルチルームへアクセスする際の動線を支障しないようにしてあります。
さらにカウンターテーブルの下には支えを兼ねた小棚を設置。
マルチルームルームと組み合わせるとこんな感じ。
折りたたみ式カウンターテーブル
もう一方のカウンターテーブルは折りたたみ式。寸法は適当に作ってあります。
テーブルの下にある中折れ式のヒンジはさすがに可動式にするのは困難。見かけはそれらしく作ってありますが,単なるつっかえ棒です。
製作後に東京キャンピングカーショーで実物を見ましたが、ヒンジの形状は多分こっちが正解。
大物を積む場合などは,こちらの方がスペースをフレキシブルに使えそうです。
マルチルームルームと組み合わせるとこんな感じ。
打合せの際の強力な武器に
カトーモーターでは家具の意匠や仕様などについて,ユーザーサイドの意見を可能な限り実現してくれます。これは他のビルダーにはあまりない特徴でありメリットですが,希望がうまく伝わらなかったり,元々実現不可能な希望だったりした場合,自分の想いとは違うものができてしまい,がっかりというリスクも絶対ないとは言えません。
互いの幸せのためにもこのような事態は絶対避けたいところ。
まあこれだけ具体的な形で示せば,解釈の違いなどは発生しないと思うので,最終仕様打ち合わせの際には強力な武器になってくれることでしょう。
次回は下駄箱&テレビ台を。