鼻水とくしゃみで何もやる気が出ないしんこです。
スーパーロングトレインの内装紹介です。今回はリヤのカーゴスペース&マルチルームのお話。
スーパーロングトレインのカーゴタイプ
標準レイアウトは2種類
スーパーロングトレインの標準レイアウトには,キッチンに充分なスペースを確保してリビングがリヤゲートぎりぎりいっぱいまである"キッチン延長タイプ"と,キッチンをコンパクトにして,その分リビングを前進させ,後部にカーゴスペースを確保した"カーゴタイプ"の2種類があります。
自分はカーゴタイプを選択
自分のスーパーロングトレインはカーゴタイプ。
荷物の搭載能力を考慮したのはもちろんですが,カーゴスペースを活かした装備を追加したかったので,迷うことなく選択。
カーゴタイプのスペースを生かした特注装備
マルチルームの追加
自分のキャンピングカーにはトイレは必修
キャンピングカー購入にあたって装備を検討している頃,自分にとっての必修装備はトイレでした。
これについては人によって必要,不要がはっきり分かれる装備ですが,停泊地をトイレの有無に縛られるのは何とも不便な気がしたので,自分の判断はトイレ付き一択。
当初はカーゴスペースにポータブルトイレを搭載し,目隠しのカーテンで囲う程度で考えていたのですが,しっかりとしたマルチルームが欲しくなり,現在の形に落ち着きました。
マルチルームの配置や扉の作りなどは,同社のオークサイド ロイヤルスポーツをそっくり真似ています。
オリジナルなのは,ポータブルトイレをすっぽりと覆っているボックス。
リヤゲートを開けたときにトイレがもろに見えるのを防止したいのと,トイレの上方スペースを物置や,クローゼットとして使えたらいいかもという欲張りな発想から生まれました。
高さ方向の寸法はTHETFORD ポルタポッティ 565Eに合わせて作ってあります。
扉を開けるとポルタポッティ 565Eが出現。
使用する時は手前に引き出して使います。スライド機構は特になく,床の上を滑らせるだけです。
扉は開けた位置で固定すると仕切り壁になるので,リビング側からは用を足している姿は見えません。またトイレ使用時の他,リヤゲートを開けたときに車内が丸見えにならないという効果もあります。
リヤゲート,側窓からはガラス越しに見てしまいますが,トイレの使用は停泊中がほとんどで,カーテンが引かれていますから問題なしです。
扉の固定と改良したいこと
扉を開,または閉の位置での固定は,扉の内側に付いている丸落とし金具で行います。
これは扉が扉が開いたときの固定。
こちらは閉で固定するための床の金具。
閉の位置で扉を固定する方法には,丸落とし金具の他にボールキャッチがあり,こちらがパチンと嵌れば丸落とし金具を使わなくても良いという設計になっていたのですが…
納車後間もないある日のこと,走行中に扉が開いてしまう現象が発生。加減速の度にパタンバタンと開閉するので慌てて車を止めました。
原因は右のコーナリング時に横滑りしたポータブルトイレが扉を押してしまい,ボールキャッチが外れて扉が開いてしまうというもの。
それ以降は,走行時に丸落とし金具を併用して扉を固定するようにしたので,扉が勝手に開くことはなくなりましたが,この閉位置の丸落とし金具…リヤゲートを開けないと手が届きません。
そのため車内から解錠するのが不可能という事態に😨
停泊前,出発前にリヤゲートを開けて丸落とし金具を操作するのはそれほど苦にならないのですが,トイレの上の棚に置いた荷物や,壁掛けフックに吊った衣類を車内から直接取ることができず,物置としてはほとんど活用できていません。
車内から扉の固定を解錠するには
- 扉に穴を開けて丸落とし金具を車内から操作できるようにする。
- 扉のこちら側に別の丸落とし金具を追加する。
のどちらかしかないと思うのですが妙案が浮かびません。目下思案中です。
壁掛けフック
マルチルームの壁に壁掛けフックを付けました。
コートなどをかけておくのに便利そうでしょう?しかしここも改良が必要な状況に…
フックの取付位置は自分が指定したので,完全に自身のチョンボなのですが,ハンガーに吊ったジャケットなどをかけようとすると,どちらのフックにかけても扉や右側の壁に当たってしまって,今のままではハンガーを使用することができません。
ちょっと考えれば気付きそうなことですが,完全にうっかりミスでした😞
今あるフックの真ん中にもう1つフックを付ければハンガーが使えるようになるので,追設をお願いするつもりです。
カウンターテーブルの追加
ランドワゴン リノをレンタルした経験から採用した装備
スーパーロングトレインを契約する前に,キャンピングカー体験のお試しでRVランドのランドワゴン リノをレンタルしたことがあります。
その際,ソファの脇にあるカウンターテーブルが,手荷物や小物類を置くのに非常に便利だったので,自分のキャンピングカーにも絶対欲しいと思ってました。
スーパーロングトレイン用にアレンジして装備
スーパーロングトレインでは左側シート脇に,跳ね上げ式のカウンターテーブルを追加。
使用時にはこうなります。
これで停泊中はシートやベッドの上に物を置かなくて済むのですっきり片付きますし,手を伸ばせば簡単に届くのでストレスがありません。
折りたたんでおけばカーゴスペースに大きな荷物も搭載できますし,おすすめ装備ですよ。
リヤゲート木製マルチハンガー
自分は温泉大好き人間です。温泉でなくても旅の途中で入浴は必ずしますよね。濡れたタオルを干すのに必要ということで,カトーモーターのオプションで装着。
一部がマルチルームに干渉するのでハンガーを切って短くするか,扉の1部を欠き取るかの選択が必要だったのですが,写真のように扉の方を細工してあります。
扉の近くぎりぎりまで物をかけると,扉を開いたときに思いっきり干渉するのは予想外でしたが,かけてあるものはタオルがほとんどなので,一回寄せてまた戻すで対応しています。
扉の"逃げ"をもっとガバッと取れば,この辺りは改善できるかもしれません。反面マルチルームの仕切りとしては中途半端になってしまいそうなので難しいところですね。
タオルなどを直接かける他に,ピンチハンガーなどを使うと物干しの量を少しだけ増やすことができますよ。
まとめ
標準にはない装備をいろいろ考えるのは楽しい作業で,実現した時の喜びは大きいものがありました。
詰めが甘いところはありますが,改良できる範囲なので,それもまた楽しみながら熟成を重ねていくといったところでしょうか。
キャンピングカー購入を計画中の方や,オリジナルのアレンジを検討中の方の参考になれば幸いです。