涼を求めてをテーマにくるま旅を計画しているしんこです。
でもまた天気予報が良くないんですよね。
今回はくるま旅の計画をしていたときにふと思った話。
8ナンバーを排除する駐車場
ボディサイズは関係なし
とにかく観光客が押し寄せるイメージが強くて,人混み嫌いの自分は何となく敬遠していたのですが,動画やライブカメラを見ているうちに行ってみたくなりました。
上高地は通年マイカー規制が行われていますから,駐車場でバスやタクシーに乗り換える必要があります。
自分のように関東からのアクセスだと,沢渡(さわんど)地区の駐車場からバスに乗り換えるというパターンが一般的だと思いますが,最も収容台数の多い市営駐車場に関してさわんど温泉のWebサイトにこんな記述を発見。
☆8ナンバー登録のキャンピングカーは大きさにかからわず沢渡地区の市営駐車場はご利用いただけません。民間駐車場をご利用ください。
これをハイエースに当てはめると,3ナンバーのワゴンと4ナンバーのバン,ハイルーフやミドルワイドの1ナンバーのバン,あえて言うなら2ナンバーのコミューターならOKですが,8ナンバーだったら標準サイズであろうが何だろうがダメということになります。
大勢の人が押し寄せる大観光地ですから,どうしてこのような事態に至ったかは想像に難くありません。
無法者の行為に業を煮やしたということなんでしょう。
民間駐車場に行けというのが何とも典型的なお役所仕事といった感じで雑な感じがしますが,キャンピングカーが完全に敵視されていることは明らか。君子危うきに近寄らず。
駐車場内の迷惑行為はさておき、車両を駐めるということについてはそのサイズが直接的な問題となるはずですが,キャンピングカーのサイズは大小さまざまですし,5m前後の微妙なサイズでいいだのダメだのという揉めごとにしたくないので,ばっさり8ナンバーという括りにしたんでしょう。
そういえば以前にこんなのもあったな。
車両の全長を考慮してくれているだけまだましかも。
キャンピングカーの構造要件変更と標準ボディのハイエース
2022年4月1日よりキャンピングカーの構造要件に変更がありました。
特にバンコンに影響があるのがキッチン部分の室内高に関するもの。
「水道および炊事設備」…まあ平たく言うとキッチンですね。従来はこの部分の床から天井までの高さが要160cm以上となっていましたが,新構造要件では120cm以上でよくなりました。
これを適用するとハイエースの標準ボディ・標準ルーフ車でも132cmの室内高があるので,キャンピングカーとしての装備を有していれば8ナンバー登録ができることになります。
カトーモーターのラインナップだとライラになりますね。
ただ上記のような場面に出くわすと,せっかくのコンパクトな車両サイズなのに8ナンバーが足枷に。
今後このような対応をとる施設が増えると8ナンバーにしないほうが良かったなんてことになりはしないかと心配になります。
詳細は調べていないの標準ボディ・標準ルーフの車両が4ナンバー登録,8ナンバー登録をチョイスできるのはわかりませんが,購入を検討中の方は仕様,それぞれのナンバー登録のメリット,デメリットを確認してみる価値はあるのかもしれません。
まとめ
上高地に行くならば深夜に駐車場に到着して仮眠。まだ人が少ないうちに,早朝のバスに乗るというパターンがいいと思うんですよ。
駐車場は24時間営だしキャンピングカーにとって本領が発揮できるシチュエーションのはずだったのに,まさかの8ナンバー締め出しにでた沢渡(さわんど)地区の市営駐車場。
まだキャンピングカーでのくるま旅を初めて3年未満の自分としては正直ちょっとショックです。
こういう流れが広がらないことを願うばかりですが。