しんこのブログ

興味あることいっぱい

ジャパンキャンピングカーショー2024② カトーモーター・VANTECH/バンテック・TOY-FACTORY/トイファクトリー etc.

日曜日の午後からランニングを再開したしんこです。

怪我による運休は3日間。まだ完治してはいないので,当面は距離を稼ぐとか余計なことを考えずに,1日の目標10kmをこなしていきたいと思います。

 

ジャパンキャンピングカーショー2024の最終日は降雪で荒れた天候になってしまいましたが,幕張へ行った方々は大丈夫だったでしようか。閉幕後に撤収するビルダーさんも大変でしたね。お疲れさまでした。

ではこちらの続き。

www.shinkoace.com

 

 

 

ジャパンキャンピングカーショー2024

カトーモーター

カトーモーターのブースを発見したので突撃します。

 

ベース車両出荷停止問題

まずはYouTubeのKATOMO TVでお馴染みの野島さんと談笑。

 

現在最もネガティブな話題はキャンピングカーベース車両の出荷停止問題ですが,ハイエースディーゼルエンジン車に関しては構造上致命的な欠陥があるということではないので,早期に出荷が再開されるのでは…と予想しているようです。

そうであればキャンピングカーの納期に対する影響が少なくてよいのですが。

 

カトーモーターの納期は現在のところ約1年半くらいとのこと。

自分が購入したときの経験から推定すると,1月中旬までに受注したキャンピングカー用のハイエーストヨタに発注済みとして,14か月後の2025年3月くらいにカトーモーターに入庫,製作を開始すれば1年半の納期に間に合うはず。

ハイエースはキャンピングカーのベース車としての重要だけではなく,事業用として必要なユーザーがたくさんいますから,いつまでも出荷停止を長びかせるわけにはいかないでしょう。

 

カトーモーターの場合,ベース車両のメーカーオプションを決めてから正式契約,トヨタへ発注するという手順なので,とりあえずストックを確保するということはしていないと思います。

逆にやたら早く入庫しても長いことストック状態になってしまうので,それもまた芳しくないですよね。

 

それにしてもタウンエース バンは出荷停止が解除になりましたが,ざっと思いつく他の国産車のキャンピングカーベース車両だと,ハイエースディーゼルエンジン車,そしてタウンエース トラック,ハイエースと同じ1GDディーゼルエンジン搭載のカムロード。軽キャンパーだとダイハツ車と,かなりの車種が出荷停止になっているという異常事態になってます。

 

納車のルートが通れない問題

今年はデュカトのベース車両が軒並みL3H2の6mモデルになって,狭い道にはまったら地獄だよねという話題を振ったときのお話。

 

カトーモーターでキャンピングカーを購入した場合,新潟県燕市の本社まで行って受領する方法と,陸送で納車してもらう(別途費用がかかります)という方法があるのですが,陸送のルートについて,実際に積載車(キャリアカー)で行ってみると結構厳しい場面に出くわすことがあるそうです。

 

普通の乗用車からの乗り換えですと,道路の幅さえ確保されていれば通行可能と考えがちですが,キャンピングカーは高さがありますので,高さ制限のある道や頭上に枝が生い茂る道は通れないこともしばしば。

もともと背の高いキャンピングカーを積載車に載せたりすると,かなりの高さになりますから,自宅の周りの道案内をするときには気をつけてくださいね。

 

ロングトレイン

YouTubeのKATOMO TVでナローロングトレインの内装がマイナーチェンジされるという告知があったので見てみます。

スーパーロングトレインとはサイズの違いがあるだけで,デザインはほとんど一緒ですから興味ありあり。

 

おw天井の意匠が変わっている。

 

リヤゲートから眺めるとこんな感じ。

 

中央の室内灯が前後の2灯からダウンライト4灯になったので,少し明るくなったかな。

しかし最も明るいのは左右の間接照明という話は秘密だ。

 

VANTECH/バンテック

コルドリーブス

キャブコンならリヤエントランスモデルが好きということで,毎回見ているのですが今回もコルドリーブスを。

 

もともと好きなモデルでしたが,現行型になってキッチンがダイネット側に向いた対面キッチンになったりしているので更に魅力が増してます。

 

バンクベットが左右別々に展開できるので,先に寝るwという運用ができるのが便利そうだなあといつも思います。

 

嫁さんもいつになく「これいい!」を連呼。

キャブにも座らせてもらいましたが,ハイエースのワイドボディに比べてそれほど窮屈な感じはしません。

またもや「これいい!」とダメ押し。もしかして次の車両はこれで決まりっすか!?

 

リヤエントランスの上級モデルであるZILも比較のため見ておきましょう。

シェル形状はこちらの方がカッコいいけど,ダイネットの床の段差が嫌い&価格を考えるとコルドリーブスに軍配が上がるそうですよ。



トーザイアテオ株式会社

CUBER Adventure

ハイエースでトレーラーを牽引したら楽しそう妄想で面白そうだと思った1台。

外観はシンプルで,四角いすっきりとした形状がカッコいい。名前がCUBERってくらいですからね。

 

後方のハッチから覗きます。前方にキッチンとマルチルームを配し,後方にソファーベッド,天井に電動プルダウンベッドを備えています。だだっ広くていろいろな用途に使えそう。

 

自分が希望するスーパーロングトレインに機能追加するトレーラー的な発想だと,マルチルームがシャワールームになって,電動プルダウンベッドは不要って感じですかね。

 

さて価格は…なんとこのトレーラーはドイツ製の輸入車で,機能追加どころではないお値段でございました。妄想はプライスレスだからいいのだ。

 

TOY-FACTRY/トイファクトリー

DA VINCI 6.0

いつもは激混みなので避けて通るくらいのTOY-FACTORY/トイファクトリーのブースですが,今日はそれほどでもないので突入します。



やっぱりフィアット デュカトのモデルが気になるので,こちらのDA VINCI 6.0をまったりと見ることにしましょう。

 

前方に運転席,助手席の回転シートを活かした対面式のダイネット…

 

スライドドア部にキッチンを配し,中央にマルチルーム…

 

そして後方にベッドというデュカトとしては王道のレイアウト。

 

でもいろんなところに手が込んでいるみたいで運転席,助手席のシートはTOY-FACTORY/トイファクトリーのオリジナルのようです。

 

そして気になるお値段は…

アハハ!もう笑うしかないな。これもベースはL3H2で,全長5995mmとなります。

 

まったりついでに営業の方といろいろ会話しましたが,ボディサイズに関して「走らせている分には6mの長さをそれほど感じることはないです。ハイエースのスーパーロングに乗っている方なら楽々ですよ。小回りも効くし。」とのこと。

でも駐車場では苦労するよねw

スーパーロングで頭が40cmとび出るだけでも大丈夫かなあ…状態なのに,1mもはみ出ちゃうんだから。

 

ではデュカトの美点は何かというと,やっぱり走りだそうです。

ヨーロッパでは走りがショボいと勝負にならない感じがしますもんね。高速道路の走りは良さそうというのは想像できますが,峠の上り下りはどうなんでしょうかね。ハイエースと比べてみたい!

 

室内のレイアウトについては,運転席と助手席の高さが意外とネックなんだそうです。対面式ダイネットを構成する場合にも高さを合わせるため,床の嵩上げが必要なんだとか。

 

自分はフラットでだだっ広いレイアウトが好みなんですがと水を向けると,EURO BADENでそれを試行しているんですが,回転する運転席と助手席との兼ね合いがなかなかうまく消化できないようです。

 

DA VINCI 5.4

DA VINCI 5.4というベース車がL2H2の全長5410mmのモデルも展示されていたので見比べてみます。

 

前方から中央にかけてはDA VINCI 6.0とほぼ同じですが,全長が短い分をカバーするため後方のベッドが2段になっています。

 

こちらの価格は…

おw安い。ものすごい数字を見た後に起こる金銭感覚のマヒ状態に陥っています。

 

アールブイ・ビッグフット

冷やしスウィング

だいぶ疲れてきましたが頑張ります。

お次はアールブイ・ビッグフットの冷やしスウィング。

 

この車両を見たかった理由はこれ。

もう見慣れたクールスターで,何てことないじゃん…と思うかもしれませんが,ハイエースの左側後方窓部分に取り付けてある例は見たことがありません。

スーパーロングトレインにクールスターを取り付けるとしたらこの部分しかないので,どのようになっているのか興味あり。

 

スライドドア側から。

 

営業さんに,ここに取り付けしてあるって珍しいですよね?と尋ねたところ…

「クールスター室内機の冷媒配管は向かって右側寄りにあるので,ほとんどのビルダーは右後方に取り付けして,室外機との配管接続を短くなるようにしているんですが,右側後方にはスライド式リヤサイドガラスがあって,窓が開くようになっているのでこれを潰したくなかった。なので左側に取り付けたというわけです。」

 

素晴らしい!

 

自分のスーパーロングトレインはベース車両がバンDXのため,標準では右後方のガラスにはスライド式リヤサイドガラスがないのですが,カトーモーターでキャンパー特装からの発生品を付ける改造をしてくれたので窓が開閉できるようになっています。

効果は絶大で,ここに開閉できる窓がないと,マックスファンを動かしても後方の風通しは全く効かないので,それを潰したくないというのは全く同意です。

 

いいもの見せてもらいました。

 

ATV群馬

MS320

ハイエースでトレーラーを牽引したら楽しそう妄想の2台目。ATV群馬のMS320というモデル。

ボディ全体がFRP製で,後方のハッチががばっと開くタイプ。

 

社内は椅子とテーブルがとり合えずディスプレイしてあるというだけで,基本的にどんがら。

好みで作ってくださいというスタイル。

 

対応してくれた口ひげを蓄えた紳士…恐らく社長さん?に自分の夢を伝えたところ,「そんな夢,1か月あったらすぐ現実になりますよ。ふっふっふっ…」

これはやばいですw 先立つものがありませんからw

 

さてこちらの価格は…

主要装備の項目を見ていただければわかる通り,とにかく”素”のトレーラーなので,好きなようにやってくださいという1台でしたよ。

 

まとめ

プレビューで見たいなあと思っていたものはほぼ見ましたね。

 

NUTS/ナッツRVのデュカトは全く見ませんでしたが,東和モータース販売で展示してあった国内で架装したデュカトはNUTS/ナッツRVのOEMなので,どちらかを見れば充分です。

 

今回は適度な混雑具合で順番待ちも少なく,とても見やすい展示会でした。

 

パーツ販売コーナーも一通り見ましたが,今回は特に何も買うものなし。

 

さて満足したのでぼちぼち撤退しましょう…ということでジャパンキャンピングカーショー2024のレポートはおしまい。