連休明けで仕事のペースを取り戻すのに苦労しているしんこです。
こちらの続き。
4/30(火) 3日目は安曇野と上田を観光して帰宅です
今日は白樺湖畔のプチホテルまほろばをチェックアウトして,安曇野へ移動。大王わさび農場を散策して上田方面へ。別所温泉と上田城址を楽しんだら,あとはひたすら自宅を目指す370kmの旅程です。
下道移動としては結構な距離ですが,とにかく何時になろうが自宅につけばいいやという気楽な気分で行きましょう。
国道152号線→国道254号線(白樺湖→安曇野)
前日と同じ道を戻るのはつまらないので,少し遠回りになりますが国道152号線・国道254号線経由で安曇野に向かいます。白樺湖を出発してすぐの国道152号線は,つづら折で山を下るちょっと緊張感のある線形ですが,その後はストレスなく走れます。
国道254号線に入ると,峠のあたりに三才山トンネル有料道路¥510があり,8549mの長大トンネルで山腹を貫いて松本側へ下っていきます。できれば有料道路は避けたいところですが,後で国道143号線を走った時に三才山トンネルの恩恵をひしひしと感じることになります。
国道143号線(安曇野→別所温泉)
安曇野から別所温泉への道のりは国道254号線を逆戻りするのが一般的ですが,これまた同じ道はつまらない…ということで国道143号線を行きます。
ただし道端に「国道143号明通しトンネル高さ制限3.5m以上車通行できません」という看板が出てきたり,地図を見てもかなりのくねくね道であることがわかるので,"酷道"の臭いがぷんぷん。
実際に通ってみると,道幅は狭くアップダウン&ヘアピンカーブの連続する予想通りの"酷道"でした。
自分にとってこの手の道は、ラリードライバーの血が騒ぐのでそんなに辛くはなかったですけど,登りの途中で道を譲ってくれたキャブコンはかなり難儀したと思います。
一方,道路好きにとっては,明治時代に開通した現役最古の国道トンネルと言われている
- 合吉隧道 (坑門に珍しい交互交通規制の信号付&素掘りにコンクリート吹付け)
- 明通隧道
があるので,興味があったらぜひどうぞ。
ちなみに自分はサイト「山さ行かねが」の読者なので,奇妙な道路風景に出会うと萌える人種です。
とは言うものの,よっぽどでない限りは国道152号線三才山トンネル有料道路経由をお勧めしますよ。
長野県道・群馬県道94号東御嬬恋線(東御→嬬恋)
またまたGoogleマップに導かれるまま足を踏み込んだ長野県道・群馬県道94号線。何度も峠越えをした今回のくるま旅でしたが,自分にはとどめの一撃に感じました。とにかく勾配がきつい。SWIFTのエンジンが苦しそうに唸ります。コーナーで失速しないようステアリングワークは丁寧に,辛抱強く登りましたよ。
天気が雨で路面はヘビーウエット,視界も良くなかったので余計に楽しめなかったのかもしれません。路肩のU字溝に脱輪していた車も見ちゃいましたし…。
晴れの日ならば印象は違ったものになるかもしれないのでご参考まで。
大王わさび農場
わさび農場へ行くなら曇天の日がいい
安曇野と言ったら最初に思い浮かべるのはわさび。「安曇野 わさび」でネット検索すると大王わさび農場しかヒットしないという感じだったので行ってみました。
当日は今にも雨が降り出しそうな曇天でしたが,わさび畑を見るには好都合。というのは4~9月は畑の上に黒い遮光ネットがかけられますが,この日は日差しがないので全開!
わさび畑を心行くまで眺めることができましたよ。
お約束の買い食いはわさびソフトクリーム。色はわさび色でやる気満々…が食してみるとわさび感まるでなし⤵。
その後は売店でお土産を物色しながら,"わさびかりんとう"や"長いもわさび風味"の試食をぽりぽりぱくぱく。こっちの方がわさびの風味が効いていて美味しいですね。
駐車場
350台収容の駐車場があります。区画が小さく区切られているのでキャンピングカーには辛い感じですが,端の方に駐めさせてもらえれば何とかなりそう。
自分たちは開場時間の9:00に到着しましたが,入場は楽々。出発した10:30頃でも激込み感はありません。大型連休でこの程度ならば普段も大丈夫でしょう。
別所温泉
散策にちょうどいい街のサイズ
前日のホテルに宿泊中,道中にどこかいい温泉はないかな…と調べて見つけたのが別所温泉。そんな感じなので予備知識はまったくありませんでしたが,ここは良かった。
お寺と外湯めぐりがメインとなりますが,それぞれの距離が数百メートルしか離れていないので,コンパクトに散策できます。
行き当たりばったりで歩くことにしたので,いつでも入浴できるように温泉用タオルも持って出発。
外湯めぐり
別所温泉には3つの外湯がありますが,今回は大湯に入浴。
入浴料は¥150。自動販売機で入浴券を購入して,番台のおばさまに渡して入る銭湯スタイルです。
貴重品ロッカーは¥50*1。財布,スマホを入れる程度の小さなロッカーですが,あるだけで入浴中の安心感が違います。
おかげでゆっくり温泉を楽しむことができましたよ。
入浴料は安いですし,洗い場もしっかりあるので,キャンピングカー旅で近くを通ることがあったら,また寄り道したい温泉です。
駐車場
自分はたまたま出くわした観音前有料駐車場に空きがあったので駐めました。
駐車料金は1回¥500。無人の管理小屋に貯金箱のような投入口があり,そこに¥500を入れるのですが,領収証や駐車券が出てくるわけではないのがなんとも不安です。ヨーロッパの信用乗車方式みたいなもんですかね?
観音前有料駐車場は8台程度しか収容できない小さな駐車場ですので,キャンピングカーで訪れるときには,観音下駐車場や将軍塚駐車場の利用をお勧めします。駐車料金は観音前と同じ1回¥500。
その他には大湯駐車場や安楽寺駐車場などの無料駐車場がありますが,それぞれ入浴,参詣のための駐車場なので,それ以外の目的がある場合には遠慮しましょう。
上田城址公園
真田神社の行列にたじろぐ
真田丸ブームも沈静化しているでしょうし,一度は訪れてみたかったので行ってみました。
真田石がある東虎口櫓門の前に立つとテンションが上がります。
「かかれー!」と勇ましく突入するとすぐに謎の大行列が。列は真田神社の方からずっと鳥居の外まで伸びています。参拝者の順番待ちに見えたので「引け!引け!」とばかりに近寄ることなく華麗にスルー。
後で調べると参拝ではなく,御朱印のための行列だったかもしれませんが,後の祭り。
そこを過ぎると,ゆっくり歩いても20分程度で公園を一周してしまいます。
残った時間は二の丸橋正面のお土産屋さんでお菓子を買いこみ,上田城攻略作戦の状況終了。
それにしても神社の大行列をはじめ,六文銭ファッションの女の子が歩いていたりして,信州上田に今なお残る真田家の威光は恐るべし。
駐車場
上田城北観光駐車場を利用しました。通常期間は1時間以内無料。それ以降は1時間¥100加算とのことですが,大型連休中は特別期間の扱いになっていて,3時間以内¥500。
収容台数は224台で,当日は15時を少し過ぎたころに到着しましたが,特に待つことなく駐車できました。
駐車車両の中にトイファクトリーのGT ALTAMODA/アルタモーダがいたので,スーパーロングのキャンピングカーでも大丈夫なことが偶然確認できちゃいました。ちょうど出発するところだったようですが,入出場ゲートにも余計な屋根がないので問題なく出場して行きましたよ。
公園散策だけならば1時間もあれば充分なので,通常期間だったら無料時間内で利用できると思います。
この後はひたすら退却行で何とか無事に帰宅できました。
旅の記録
総走行距離 816km
平均燃費 17.4km/L
くるま旅 春の信州へ2019 これにておしまい。
*1:戻りません