甘いものを食べすぎるとこめかみが締め付けられるように痛くなるしんこです。
先日,スーパーロングトレインの仕様に関する打合せと,カーナビや液晶テレビなどを届けるため,カトーモーターに行ってきました。
道中もかなり面白かったので,おまけで紹介します。
Day1 奥只見の山道をGDBインプレッサで行く
今回は嫁さんSWIFTではなく,GDBインプレッサで出動。今のうちにたくさん乗っておきたいのと,選んだルートが山岳路なのでGDBインプレッサの本領を発揮できるから。
(車に合わせて道を選んだという話も…)
5月末の土曜日。お昼休みにかかっては悪いので,午前中に打合せが終わるよう 10:30着を目標に夜明けと同時にスタート。
毎度おなじみの下道移動で,距離は約300km。
国道252号線(只見→上条)
往路のハイライト。田子倉ダム湖の湖岸を行く通称六十里越。冬季間は閉鎖され,JR只見線のみが唯一の交通手段という秘境中の秘境。これだけでも萌えますな。
只見町の市街地を抜け,只見川河岸を上流方向へ行くと,突然正面に巨大な黒い壁が立ちはだかる異様な光景に遭遇。田子倉ダムです。
国道252号線はダムをかわすように直角右カーブで方向を変え,唐突に急な上り坂&ヘアピンカーブの山道に移行します。
ただし道幅はそれほど狭くもなく,ほぼ全線にわたってセンターラインのある対面2車線通行。アップダウンとくねくねはそれなりなので,シフト&ステアリングワークは忙しいのですが,日当たりも良くて沢や谷あいの道にありがちな暗くて陰鬱な悲壮感はまるでなし。絶景も楽しめるとあって思っていた程の酷道ではありませんでした。
大柄なキャンピングカーでも余裕で通行できますね。
特にこの時期は山に雪渓が残っていて, その雪解け水がスノーシェッド越しにザーザー流れ落ちています。車にもしぶきが飛んでくるので,アトラクションみたいで楽しかったですよ。
沿道には大勢の"撮り鉄"が只見線を狙って三脚を並べているなど人の気配は多く,とても明るい観光道路でした。
山道と荷物輸送対策
山道を走らせることについては全く問題ないGDBインプレッサですが,今回は液晶テレビやカーナビを輸送するという重要な任務があります。
もともとトランクルームに物を積むことなど考えていない競技車両ですから,鉄板むき出し,スペアタイヤが入る窪みの蓋も無し。おおよそデリケートな品物を運ぶ仕様にはなっていません。
とりあえず使い古しの毛布を使って平らなフカフカの床を作り,後は前後左右に物が飛び交わないようにこちらで固定。
ゴムネットのフックが届かない所はこれでサポート。
数えきれないほどのヘアピンカーブをぐりぐり曲がりましたが,全く荷崩れなしでした 。キャンカーにも使えるなこれ。
カトーモーター
予定より30分遅れの11:00着。打合せも結構なボリュームがあって,結局昼休みもぶっ続けで14時過ぎまでやってました。すんません。
次回は昼休み明に到着するようなアイテナリにします。ペコペコ。
山本五十六記念館
長官搭乗機の左翼(実物)に悶絶
せっかく新潟まで遠征したのですから,観光もしていきましょう。
かなり渋い訪問地ですが,自分の希望で嫁さんを巻き込みます。
展示物は直筆の書簡などが多く,派手さはないですが,山本長官が戦死時に登場していた一式陸攻の左翼の展示が圧巻。1989年にブーゲンビル島から帰ってきた実物です。
入館料は¥500。
山本五十六生家
記念館から100mほど離れた山本記念公園の一角に山本五十六の生家があります。
入館無料で家屋の隅々まで見学することが可能。低い天井,下が透けて見える 隙間だらけの床など質素な建物です。
山本五十六の勉強部屋も見ることができます。
嫁さんは記念館よりこちらの方を喜んで見学してましたよ。
駐車場
記念館前の駐車場はたった6台分しかありません。敷地も狭く,大柄なキャンピングカーでは無理でしょう。
どうしても訪れたいという方は,長岡駅周辺の駐車場を利用することをお勧めします。
龍氣別館
南魚沼の格安お宿。今回は和洋室素泊まりで¥7600で宿泊できました。
毎度のことですが,お風呂に入れて,足を延ばして寝ることができれば,多少のネガティブ要因は許容します。実際そんなにネガティブなことはなかったので,宿泊施設に過度な期待を抱かない旅慣れた方には勧めします。
食料は車で5分のところにイオン六日町店があるので,調達に関しては問題なし。
ただしお部屋に冷蔵庫がないので,クーラーボックスを持ち込みました。
Day2につづく。