壮絶な二日酔い以降は晩酌をほとんどしていないしんこです。
しなければしないで体にも家計にも優しいのでいいことづくめなんですけどね。何かの習慣を変えたいときは中途半端に抑えるより,徹底的にやって嫌になっちゃうのがいいのかも。
今回はキャンピングカーに装備するサイクルキャリア選びのお話。
サイクルキャリア用のヒッチメンバー
装着から1年が経過
皆さんはこちらの投稿を覚えているでしょうか。
スーパーロングトレインにサイクルキャリアを装備するため,大枚を叩いて装着したのですが,その後どうなったのかの情報がまるでなし。
いつの間にやら1年経っちゃいました。
サイクルキャリアの条件
サイクルキャリアをどれにしようかという検討は,ヒッチメンバーを装着する前から始めてはいたんですよね。
Webで”サイクルキャリア ヒッチメンバー”と検索すると,やたら安価なやつから高価なやつまでいろいろヒットします。
ヒッチメンバーに取り付けするサイクルキャリアには,自転車のフレームをアームに吊るすマスト型と…
タイヤをトレーで受けるトレー型がありますが,自分の希望は自転車がぶらぶらしないトレー型。
これに搭載する自転車の重量やホイールベース,ヒッチメンバー本体重量などの条件を加味して,適合するサイクルキャリアを選ばなくてはなりません。
自転車の重量は,自分のマルキン(marukin)ATH-435が実測で重量19.4kg。嫁さんの20インチ折りたたみミニサイクルが16.8kg。1台あたり20kgまで搭載できる能力があればいいですね。
ヒッチメンバーの静止垂直荷重は150kgなので,それ以下に収めようとすると重量110kgのサイクルキャリアまでは許容されるということになりますが,そんな重いサイクルキャリアはないので,これが選択の足枷になることはないでしょう。
ただし重すぎるサイクルキャリアは脱着が大変になるので,そこは考慮する必要があります。
ホイールベースはそれぞれ1055mmと1015mm。そしてヒッチメンバーのサイズは2インチ角。
以上がサイクルキャリアを選択するための必要な条件です。
サイクルキャリアの情報は少ない
いろいろ探してこれがいいかなあと狙いを定め,ハイエースと搭載した自転車との干渉はどうか,品質や耐久性,使いやすさはどうなの?と調べても,ユーザー目線の情報にはまずありつけないんですよね。
手掛かりはメーカーのWebサイトや,ショッピングサイトの写真ですが,装着例の写真を見るとリヤゲートが深く傾斜した乗用車タイプへの装着例が多く,絶壁のように垂直なハイエースのリヤゲートだと自転車が干渉しそうなど不安を払拭することができません。
価格もピンキリなので,どのあたりを狙えば品質的に間違いないのか,悩みは増すばかり。
YAKIMA製サイクルキャリア
価格が手ごろなのと商品展開が豊富
サイクルキャリアはヒッチメンバーの2インチ角パイプ1点で支持されたものに,自転車というそこそこの重量物を載せるものですからね。やたら安価なのはやばいだろうというのは予想がつくので,名の通ったメーカー品から選ぶことにしました。
そうなるとKuat/クアットやCURT/カート,YAKIMA/ヤキマなどの海外製品がほとんど。
手が届きそうな価格帯であることや商品展開の豊富さから,YAKIMA/ヤキマ製が魅力的に見えたので,こちらから選ぶことにします。
フェンダー付きの自転車用サイクルキャリアの選択肢は狭い
昨年の夏頃にこれかなあ…という感じで狙いを定めていたのは,価格の手ごろさでツータイマー。本体重量が18kgと軽いのも美点。
もう1つは,高価ですが頑張ってこれにしちゃおうかなというところでStage Two/ステージ2 2インチ角用のグレー。白いハイエースに色もマッチしそうで良さげ。本体重量が重いのが難点だけど。
ここである口コミを見てはっと気づかされます。トレー型のサイクルキャリヤは自転車のフロントホイールにアームを引っ掛けて固定するタイプが多いですが,マルキン(marukin)ATH-435も,20インチ折りたたみミニサイクルもフェンダー付き。ミニサイクルに至っては前かごまでついていますから,フロントホイールにアームを引っ掛けるなんて不可能。
Stage Two/ステージ2 2インチ角用のグレーは正にフロントホイールを固定するタイプだったので,ここで脱落。
ツータイマーはフレームを固定するタイプなので,こちらは大丈夫ですね。
ツータイマーの悩み
じゃあツータイマーに決まりね…となるところなのですが,ツータイマーは1.25インチ角と2インチ角両方のヒッチメンバーに使用できるという構造になっています。
2インチ角のヒッチメンバーで使用するときには,1.25インチ角サイズのフレームに2インチ角用のアダプターをつけて…ということだと思いますが,それってガタつきとか強度の点から全く問題ないの?って感じがするんですよね。
せっかく2インチ角のヒッチメンバーを付けたのになあ…という思いが拭えないのですよ。
それから価格が安いのはいいのですが,ロックケーブルが別売りであることや,さらにロックケーブルには鍵・シリンダーは付属致しませんなど,商品がどういう構成で何を買ったらいいのやら理解に苦しむことが多く,ポチるまでに至りませんでした。
たぶんこれらが必要なはず。
アメリカ本国のWebサイトにグッとくる商品発見
いろいろ調べているうちにアメリカ本国のWebサイトに行きついちゃったのですが,ここでOnRamp LXという商品を発見。
日本でもOnRamp 2インチ角用という商品が販売されていて,やはりフレームを固定するタイプなので自分が求めているサイクルキャリアではあるのですが,フレームを固定するマストが妙に前傾していて,これだとリヤゲートに自転車が干渉しそうという予感がして選考から外してたんですよね。
それに対してOnRamp LXはマストが垂直。
これならいい。しかも同じWebページにはOnRampがDEEP DISCOUNT=大幅値引きで販売されています。これってモデルチェンジのための在庫整理じゃん!少し待ってりゃ日本でも販売すんじゃね?
OnRanp LXが日本で発売されることなく半年が経過
そのうち日本のWebショップでも旧型のOnRampがSOLD OUTになったのですが,現在までOnRamp LXが国内販売される気配がありません。
WebショップによってはOnRampが船便取り寄せ1~2か月で販売が続けられています。本国のWebサイトでは既に消滅しているんですけど,まじか。
ツータイマーもSOLD OUT
そんな感じでだらだらと結論を引き延ばしていたら,そのうちツータイマーもSOLD OUTで船便取り寄せ1~2か月になってました。
焦って決める理由がなくなってしまったので,次にツータイマーが入荷するまでこのまま待ちの体勢を継続だなと腹をくくっていたのですが,数日前にツータイマーの在庫が復活。
この機会にポチるか,いや待て,いよいよOnRamp LXも発売になるかもしれないから,しばらく様子を見るか…なかなか自転車を搭載して遊びの幅を広げよう作戦が実現しませんです。