最近は睡眠のクオリティがあまり良くないしんこです。
涼しくて眠りやすいはずなんですけどねえ。
今回はDELTA miniの車載ホルダーが進化したお話。
やっつけ仕事はいかん!
不満だらけで納得がいかない
先日やっつけ仕事で昼行仕様に方向転換した自作のDELTA mini車載ホルダー。
穴だらけでみっともないし強度的な不安はあるしで,自分でやっておきながら全く納得がいきません。
冷静になって他にいい方法はないか考えます。
外観と構造を最適化
まず車中泊仕様と昼行仕様で左右の固定位置を15mm変えなければならないことについては,固定用の板に穴を増やすのではなくホルダー本体の妻板に穴と鬼目ナットを増やせばいいじゃんと気づいて設計を変更。
妻板に鬼目ナットが4つあっても使用中はガイドの板に隠れるのでみっともなくないはず。
次にホルダー本体。ガイドレールに干渉するため側板と妻板の一部を欠きとった構造になっていて強度的に不安があるので,この欠きとり部分を廃して完全なバスタブ形状にします。
ガイドレールとの干渉はスペーサーで回避。このあと改造している写真を見ていただけるとわかりやすいかな。
改造作業
ホルダー本体
鬼目ナットを増設
さて改造作業に入ります。
まずは鬼目ナットの増設。既設の左15mmに直径6mmの穴をあけます。
改造しやすいように全て木ねじで組み立ててあるので分解は簡単。
あとはM4の鬼目ナットを打ち込めばOK。
側板と妻板は残材で延長
側板は今の寸法より20mm,妻板は5mm長いものが欲しいのですが,そっくり作り変えようとすると新しい材料を調達しなければならず,何とももったいない。
まだ試作的要素が強いですし,ホルダーを製作したときに発生した端材が残っているので,木工用接着剤で貼り合わせて使用します。
木工用接着剤はしっかり接着すればかなりの強度になるので充分実用に耐えますよ。
しっかり乾いたら寸法通りにカット。
角を丸く加工したり,接続部分をやすりで仕上げたら組み立てます。
継ぎ目が見えますが,使用中は常にソファーの座枠側になるので目立ちません。
4つの角が全部繋がって完全なバスタブ形状になりました。
側板と妻板が木ねじでがっちりと結合されたので強度的不安は解消です。
固定用の板
固定用の板ですが,ガイドレールとホルダー本体の干渉を避けるためスペーサーを追加したような形状にします。
こちらも残っていた材料を流用してます。元々の板は寸法を詰めてスペーサーに転用,ガイドレールにぴったり嵌る板を重ねて木ねじで固定します。
2枚重ねにしたので板自体の剛性もアップ。しっかりとした感じになりました。
M4のビスを通す穴は,必要な方だけを貫通させてます。追加であけた不要な穴はホルダーと組み合わせると見えなくなるのでそのままでも良いのですが,ウッドパテで埋めておきました。
変なところに手間をかける悪い癖です。
改造した固定用の板はこんな感じ。これでホルダーとガイドレールが干渉しなくなりました。
組み合わせてみる
ホルダー本体と固定用の板それぞれの改造が完了したので組み合わせてみます。
昼行仕様は左側の鬼目ナットを使って固定。M4のビスは5mm長いものに交換しました。
完璧ですぜ!
まとめ
Evolutionと言うほどの進化ではないかもしれませんが,前よりは確実に進化しました。
これでしばらく使ってみようと思います。
でももう改良したいところがあるんだ。EvolutionⅡか!?