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ハイエース ディーゼル4WDキャンピングカー 厳冬期の豪雪地帯へのくるま旅に必要な装備と対策は?

早くも目は充血&くしゃみ連発のしんこです。

朝ランニングの時点でやられているので今年は酷いかも。

 

うへえ⤵ソーラーパネルがw

 

さて花粉の季節よりはるか前,1月末の白川郷五箇山くるま旅は厳冬期の豪雪地帯で初めての車中泊旅となりましたが,その際に準備した装備と気を付けることを纏めてみました。

 

 

 

厳冬期の豪雪地帯へのくるま旅に必要な装備

寒さ対策

真冬のくるま旅ですから耐寒装備は必修。

ここではFFヒーター装備のキャンピングカーでということを前提にお話します。

 

寛ぐとき

車内で食事をしたり寛いだりするときはFFヒーターを運転すれば自宅のリビングと同じように快適に過ごせます。

厳冬期&豪雪地帯だからといって特に意識することはありませんでした。

 

就寝するとき

問題は就寝時。特に降雪が激しい場合はFFヒーターの吸排気管が雪に埋まる恐れがあるので運転しっぱなしで寝るのは怖い。

 

FFヒーターなしで温かく寝るためには寝具もしっかり準備する必要があります。

こちらが白川郷五箇山くるま旅のときに持って行った寝具。これで1人分なので,嫁さんと2人旅だとこの倍。

毛布2枚とシュラフ,そして電気敷毛布としてYAMAZENの洗えるどこでもカーペットYWC182F。

www.shinkoace.com

 

シュラフは昔からずっと使っているCOLEMAN/コールマン 8231N604Jというかなり古いモデル。今となってはスペックを知る由もありませんが,中綿が普通の綿みたいなのでそれほど耐寒能力はなさそうです。自分はコンパクトに収納できる布団として使用。

 

さてこれらの寝具で寝てみた結果は…はい,朝まで快適に眠れました。

毛布は2枚の内1枚を壁側にたごませた*1感じにすると窓からの冷気をブロックしてくれます。

 

どこでもカーペットの温度調節は弱でスタートして,ちょっとひんやりするかなというときに中にする程度。

 

このパターンが厳冬期の寝具の標準装備ということになりそうです。

 

積雪対策

さてお次は積雪対策。

 

スノーブラシ

車両に積もった雪を払うのに必修のアイテム。

スーパーロングトレインでは傘立てに保管しておいて,使いたいときにはさっと取りだして使用可能。

 

最悪手で払うこともできますが,指を冷やしてしまうとなかなか回復しないのでおすすめしません。

 

余談ですが宿に泊まるときはスノーブラシをお部屋に持ち出しておきましょう。翌朝雪がこんもり積もった車両からスノーブラシを取り出そうとすると大変な目に遭うのでご用心。

 

角スコップ

スタックした時にタイヤの前後の雪を掻きだすために使います。タイヤで踏みつけて固く締まった雪を手で掘るのは無理。

 

またスコップの形状については雪の場合,剣先は非常に使いにくいので角スコップがおすすめです。

自分は折りたたみできるキャプテンスタッグの角型スチールフォールディングスコップを載せてあります。

www.shinkoace.com

 

結露対策

意外とこれが厄介かもしれません。

車内で湯を沸かしたり,調理したりするときはマックスファンを動かして湿気を外へ出すようにはしているのですが,それでも屋外が氷点下となるような状況では窓ガラスに激しく結露します。

 

就寝中は人からも水分が出ますしね。

 

結露しないようにすることは困難なので,翌日出発するまでににどうやって除去するかを考えます。

 

吸水スポンジ+吸水クロス

自分が現在使用しているのはこれ。吸水スポンジ&吸水クロス。

 

まずはスポンジで大まかに水滴を吸い取り,残った水分はクロスで拭き取ります。クロスでしたらフロントガラスの奥や窓枠の裏の隙間にも入りますし,かなり効率よく結露を除去できます。

 

使用後の湿ったスポンジはジッパー付きのビニールに入れておくと保管に困ることはありません。

 

結露取りワイパーは使えなかった

結露の除去で最初に思い浮かぶのは100均の結露取りワイパーですが,使ってみるとイメージとは程遠く役に立ちませんでした。

 

まずフロントガラスは曲面なのでワイパーが密着しません。また水を溜めるボトルとダッシュボードが干渉してガラスの半分から下の部分にはワイパーをあてがうことも不可能。

 

側面のガラスは平面なので少しは水滴をすくえますが,スーパーロングトレインは木の窓枠が付いているのでワイパーが届かない部分の面積が多くなってしまい,これまたほとんど使い物になりませんでした。

残念!

 

その他

チェーン

チェーンについては携行しておらず,この先も装備する予定はありません。

これはスーパーロングトレインがフルタイム4WDにリヤLSDを装備しているのが理由です。

 

自分が冬の北海道をFRのAE70カローラスタッドレスタイヤで走っていた頃は,確かに緊急脱出用チェーンだけは積んでありました。

これは鎖が2連くらいしかなく,タイヤ1回転に1回路面を引っ掻くというタイプのチェーンで,つけたまま走行することはできません。スタックから抜け出すためだけに使用します。

 

AE70カローラでは実際に何度か使ってスタックから脱出したことがありますが,走行中にチェーンが必要になったことは皆無。そしてFRのカローラのあとに乗り継いだのは全てフルタイム4WD。

いつの間にやら30年近く乗り続けていますが,その後もチェーンがないと走行不能といった場面に遭遇したことはないので,スーパーロングトレインにも積んでおかなくて大丈夫だと思います。

 

チェーン規制がかかりそうなときはそこへ行かないというのが大前提ですが。

 

2WDだったら1輪空転したらおしまいなのでチェーンの携行は必修でしょうし,フルタイム4WDでも冬に物凄い急坂を上り下りするような所に行きたいならば積んでおく必要があるでしょうね。

 

ディーゼルエンジン車の燃料(軽油)

軽油を燃料携行缶に入れて持っていく…という話ではありません。

 

軽油は低温になると含まれているワックス分が凝固して流動しなくなってしまうので,寒冷地の給油所ではそれに対応した流動点の温度が低い軽油を販売しています。

 

自分の住む北関東と目的地だった北陸で販売されている軽油の種類に差があるのかはわかりませんが,なるべくその土地の軽油を入れた方が間違いないでしょうね。

 

白川郷五箇山くるま旅では自宅を満タンで出発して,松本ICを出たあたりで燃料タンクの残量は約半分。長野県の軽油で満タンにして岐阜県富山県へと進みました。

 

フェリーで北海道へ行く場合は本州側のフェリーターミナル近くで給油してしまうと燃料をほとんど消費しないまま上陸ということになり,酷寒冷地用の特3号軽油が入れられなくなってしまうので,上陸する頃に燃料タンクの残量が少なくなるようにマネージメントが必要ですね。

 

まとめ

白川郷五箇山くるま旅に行くにあたって特に意識した豪雪&寒冷地対策装備と対策はこんなところ。

 

今シーズンはもう豪雪&寒冷地へ行くことはないでしょうから,次の冬にまたこのブログを見返してしっかりした装備と準備で旅に出たいと思います。

 

 

 

*1:寄せて丸めるの意。