早く秋がきてほしいと願っているしんこです。
今回は床の手直しをした話。
キッチン前の蓋
木枠(ツキ板)の割れが進行
1年半ほど前にも記事にしたことがあるキッチン前の床にある謎の蓋。
これはキャンピングカーの構造要件を満たすための仕掛けです。
この蓋を囲う枠の角が欠けたのでカットしてしまったというのがこちらの記事。
その後,実物をよく観察したところ薄い板は家具に使用しているツキ板を流用したものと気付きました。
この構造は結構ウィークポイントになっていて,現在問題となっているのは楕円で囲った部分。
写真だとわかりにくいのですが,矢印で示した辺りが横一線にひび割れしています。
このまま放置していてはツキ板がボロボロになるのも時間の問題。
原因を調べてみると,蓋を囲う木枠の1部が矢印のようにふかふかと上下に動くことがわかりました。
このため体重が掛かるたびに木枠の部分だけが沈み,重歩行ポンリュームに乗っかっている部分と段差が生じます。
ツキ板は薄くてしなやかなのである程度の歪は吸収してくれますが,さすがに何度も繰り返したので割れに至ったようです。
ちなみに上の写真で直交している左側の部材は体重を掛けてもびくとも動きません。
木枠を動かないようにする
さて上下にふかふか動く部材をどうやって固定するかですが,最初に思いついたのは部材と低い床の間に見える隙間にスペーサーを挿入すること。
しかし実際にやってみると低い床自体もふかふか動くので,効き目なし。
いろいろ考えた結果,びしっと動かない直交している部材に固定することにしました。
分解できない状態で部材同士を固定するには木工用ボンドを使用するしかありませんが,隙間がほとんどないのでうまく接着剤を塗布できるかが心配。
最初はシックネスゲージを使ってみましたが,接着剤が奥までしっかり入った感じがしません。
最終的にはホビー用の注射器の先端をプライヤーで少し潰し,接着剤を隙間に圧入しました。
完全に乾くまで1晩放置。
しっかり接着できたようで,ふかふか動いていた部材は動かなくなりました。
写真では白くなっている木工用ボンドも透明になってしまうので外観的には補修したことに全く気付きません。
常に蓋で隠れるところですしね。
まとめ
とりあえずひび割れの進行を食い止めることはできたので,当面は大丈夫だと思いますが,完全に逝っちゃったらツキ板を貼り換えるしかないでしょうね。