思い通りに外出できないので家の中でちまちまやっているしんこです。
今回はDVDプレーヤーを修理したお話。
ディスクトレイが開閉できないDVDプレーヤー
GREEN HOUSE DVDプレーヤー GH-DVP1C-BK
2016年の8月に購入したGREEN HOUSEというメーカーのDVDプレーヤー。
趣味の部屋で使うため,映ればOKくらいの気持ちで買った格安の製品です。当時の実売価格は¥3,500程度。
まだ販売されているようですが,ずいぶんと高価になってるな。
久しぶりに動かしてみたら…
趣味の部屋が開店休業状態なので3年近く放置していたのですが,とある理由で急遽引っ張り出してきました。
電源は問題なく入りましたが,ディスクトレイがぴくりとも動かず開閉する素振りがありません。
開閉ボタンを押すと内部でモーターの動く音はします。
この症状は過去にSONYのMDプレーヤー MDS-JA33ESで経験したことがあるので,原因に心当たりはあり。
分解してみるべ。
分解そして修理
分解して内部点検
本体左右のビス各1本,背面のビス3本を緩めてカバーをオープン。
どこかにディスクトレイを動かすプーリーがあるはず。
ありました。
しかし本来プーリーに掛かっているはずの角ゴムベルトがありません。
はい予想通りバラバラになって落ちてました。
過去にディスクトレイ作動不良が発生したMDS-JA33ESと原因は全く同じ。
ゴム製品は経年で劣化するので必ずこうなる運命なのですが,なんでこんな脆い素材の部品を使い続けるんですかね。
部品を調べて調達
新しい角ゴムベルトを手に入れるためにはベルトの輪の直径と,角の寸法がわからなければなりません。
切れた角ゴムベルトを真っすぐに伸ばして全長を測定すると79mm。ここから輪の直径を算出すると25mmとなります。
角の寸法はノギスで測って1.2mmでした。
"角ゴムベルト 25mm径 1.2mm角"のキーワードでネット検索すると,Φ25×1.2T ゴムベルト(角)-千石電商がヒット。過去の修理でもお世話になっている秋葉原の電気パーツ屋さんです。
部品は1個¥168,送料はネコポスで¥350。¥518で修理できれば安いものでしょう。
ポチッとしてから2日後に到着。
これが新しい角ゴムベルト。
角ゴムベルトの取り付け
プーリーの上に覆いかぶさっているディスクスタビライザーが邪魔なので取り外し,プーリーに角ゴムベルトを掛けます。
そのまま作動テスト。
ばっちりOKです。
あとはディスクスタビライザーを元に戻し,カバーを取り付ければ修理完了です。
まとめ
わずかな部品代でDVDプレーヤーが復活しました。
基本的に自己責任での修理となりますが,高い修理代を出すには値しない価格の製品ですし,たったこれだけの故障で廃棄してしまうのももったいない話です。
過去に修理したMDS-JA33ESなどのオーディオ機器においては既に後継機が存在していないものもありますし,メーカーの修理対応期間も過ぎているので自分で何とかするしかありません。
この記事を参考にGH-DVP1C-BKを修理するというニーズはないと思いますが,類似の製品修理に関してのヒントになれば幸いです。