3週間後に迫った大型連休のキャラバン計画に着手したしんこです。
さて今回は夜間や霧中の運転をサポートしてくれるフォグランプのバルブをLEDに交換したお話。
ちょっと暗いぞメーカーオプションのフォグランプ
PSX26Wというバルブ
自分のキャンピングカースーパーロングトレインのベース車はハイエースの4型後期(5型)のバンDX。
メーカーオプションでフォグランプを装着しましたが,使用されているバルブはPSX26Wという白熱球。
今どき白熱球でしかも定格出力はわずか26W。当然ですが暗いです。
自分は視力が良くないこともあり,特に夜間走行では良好な視界を確保することが安全に直結。
フォグランプには本来の"霧灯"としての役割はもちろん,補助灯としてもうちょっと頑張ってもらいたいのでLEDバルブに交換することにしました。
IPF LEDデュアルカラーフォグランプバルブ 56DFLB
PSX26Wと互換性のあるLEDバルブは多くの製品が出回っていますが,自分がチョイスしたのはIPFの56DFLB。
既に新製品のF56DFLBが発売された後なので,旧品の在庫を¥12,800で購入することができました。
ちなみに現行の製品はこちら。
開封の儀
注文から2日後に到着。
開封してみましょう。
LEDバルブとドライバドイバユニットのASSYが2式とコードクリップ(結束バンド)が4本,そして取扱説明書とIPFのカッティングステッカー。
LEDバルブとドライバドイバユニットのASSYはこんな感じ。
LEDバルブをクローズアップ。白と黄色のチップLEDが見えますね。
LEDバルブ交換作業
運転席側の交換は簡単
運転席側から交換を開始します。
車両は特にリフトアップする必要はありません。キャンプ用の銀マットを敷いてバンパーの下からアタックします。
バンパーの裏から覗くとフォグランプの背面がぱっちり見えます。
作業スペースも充分そうですね。
純正バルブの後端を掴んで,反時計方向に回すとバルブを取り外すことができます。
ハーネスとの分離は,コネクタにある矢印に示したロック解除ノブを押しながらバルブを引き抜けばOK。
LEDバルブとドライバドイバユニットのASSYを接続します。
写真では見えにくいですがLED側のコネクタには黄色の矢印で示した部分にロックピンの突起があります。ロックピンが青矢印で示した車両側コネクタのロック解除ノブと同一面側になるのが正しい接続方向です。
しっかり押し込むとパチンという音と共にコネクタがロックされます。
純正バルブを外した時の逆の要領でLEDバルブを取り付けます。
LEDバルブの後端にあるIPFのロゴが左に傾いた状態でバルブをフォグランプに挿入し,時計方向に回転させて固定します。
IPFのロゴが水平になり,LEDバルブのハーネスが下向きに出ていればOK。
ドライバユニットをコードクリップで固定。純正ハーネスのクリップ付近に共締めしました。
余分なハーネスもぶらぶらしないように要所を固定して完成。
この調子で助手席側もやっちゃいましょう。
助手席側はバンパーの一部を外す必要があり難儀
助手席側に移動します。
…! 何だこれは‼
手が全く入らないじゃないですか。
この黒い鉄のカバーを分解しようかと一瞬考えましたが,ここは冷静にWebで検索して作戦を練ります。
どうやらバンパーの一部を外して作業スペースを確保する作戦が最も手間がかからなそうなので採用。
状況開始。
まずステップカバーを外します。
ステップ下部のクリップ3個と…
ステップ上部のクリップ2個を外します。
クリップを全て外したらステップを手前に引っ張れば外れますが,矢印で示した穴に入る爪が結構きついので,ここを中心に手前に真っすぐ引っ張る感じで。
この爪に捻る力を加えたりすると,折れる恐れがありますので注意してください。
それにしても汚れがひどい。
作業着が汚れるし気分も良くないのできっちり清掃してから次に進むべ。
ステップカバーも綺麗に洗浄。
次はドアとバンパーの隙間に指を入れ,軽く手前に引っ張るとパキパキと嵌め込みが外れてガバガバの状態になりますので,バンパーをたわませて開口部を確保することができます。
隙間から手を突っ込み純正バルブを取り外し,LEDバルブを取り付け。
とても写真を撮れるような状況ではございません。悪しからず。
ここで問題発生。片手しか入らない作業スペースなのでコードクリップをやり繰りできず,ドライバユニットを運転席側のように純正ハーネスに共締めして固定することができません。
他に固定に適したものがないか探しますが皆無。
後々バンパーを取り外すようことがあるかもしれないことを考えると,ドライバユニットの固定は車体側ではなくバンパー内で完結させた方が間違いなし。
いろいろ悩んだ挙句,バンパー内側に直接貼り付けてしまうことにしました。
毎度おなじみエーモンの超強力両面テープで…
バンパー内側の側面にペタリ。
余分なハーネスを固定します。
最後にバンパーとステップカバーを復旧して作業完了。
お疲れさまでした。
点灯してみます
エンジンを始動してフォグランプ点灯。
白い光がいいじゃありませんか。
夜道の車両前方手前が見えやすくなりました。
こちらは交換前の純正バルブ。
そしてこのLEDデュアルカラーフォグランプバルブはスイッチを2回ON-OFFすると,発光色が変えられます。
黄色にチェンジ。
霧の中や雪道で威力を発揮してくれそうですが,まだその状況に出くわしていないので効果は未確認です。
まとめ
ちょっとドタバタしましたが無事にフォグランプのLED化が完了しました。
ハイエースはWeb上にDIY作業の記事がたくさんありますから,ちょっと困ったことになってもほとんどの場合ヒントが見つかるのが助かりますね。
フォグランプの暗さに辟易しているあなたもきっと自分でできますので,チャレンジしてみてください。