水分🍺の過剰な摂取で夏太りのしんこです。
スーパーロングトレインの最終仕様打ち合わせのため,カトーモーターに行ってきました。
6月の訪問から約2か月ぶりの新潟です。
遂に最終仕様を決定
大げさな見出しですがそれほどのことでもありません。
カトーモーターではシート生地やカーテンの柄を結構な種類の中から選べる他,家具の意匠についても基本的な形はあるものの,可能な範囲で我々の希望を聞いてくれるので,しっかり打ち合わせてきましたよ。
シート生地&カーテン柄
とにかくたくさんの見本があるので悩みだすと収拾がつかなくなりますが,シート生地については展示車などで見慣れたものに落ち着きました。
写真にはいくつか写っていますが,採用したのは左手前のアントワーヌ 7066。展示車は黄色みがやや少ない色調の7068なのですが,イメージとしてはこんな感じ。
カーテンは淡いグリーンで纏めました。
テーブル形状
テーブルは上の写真のように四隅をお洒落に欠きとった形状ではなく,シンプルな長方形としました。
「サイズはどうしますか?」と言われたのですが,サイズ感がわからないので標準で。敢えて言うなら,テーブルをセットしたまま2人で就寝しても邪魔にならないサイズってとこですかね。
足は2本で,床にねじ込む仕様。
テーブル上面には互いに向きあって座ったとき,カップホルダーが右側手前になるよう対角線上に2個追加。
通常のステンレス製ならば追加費用なしで取り付けられるようですが,せっかくなので,「地場三条・燕の職人による伝統工芸…」が売りの鎚起銅器カップホルダー1個/¥2,000を選択。
ポータブルトイレの引き出し機構
リヤの簡易マルチルームに置くポータブルトイレについては,使用する時のみ箱状の枠から引っ張り出して使う計画なのですが,スムーズに引き出し,押し込みができるのかちょっと心配になってきました。
「何かいい方法はありませんか?」と相談したところ,ポータブルトイレを板に載せ,その板の下にプラ製のスライダーを付けて,滑らせてみてはどうかとの提案を受けたので採用することにしました。
あまり前例のないリクエストだと思いますし,うまくいくかどうかはやってみないと…といった感無きにしも非ずですが,床に加工をしたりという大掛かりなものでもないので,トライしてみる価値はありそうです。
うまくいけばいいですね。
ちなみに写真の模型は持参して行きました。
上記の相談をしたときにはこれを現場まで持って行って見てもらい,先程のようなアイディアを出してもらうことができたので,打ち合わせをスムーズに…という目的は果たせたようです。
下駄箱
模型ではスライドドア側を斜めに切り落とした形状としていましたが,収容力重視で展示車と同じような直方体形状としました。
もちろんテレビ台にしてもらいます。
間接照明
7月の東京キャンピングカーショー2019で見た間接照明の雰囲気が良かったので,是非取り付けたいと思ってました。
「間接照明いいですよね。どれくらいの費用で追加できますか?」と聞いてみたら,答はなんと最近製作分の車両から標準装備となっているとのこと。これは素直に嬉しい。費用負担なしで希望が叶いました。
フロアマット
運転席のフロアマットって基本的にディーラーオプションだし,付いてないんだろうなと思いますよね。そうであれば予め購入して,納車の際に背負ってこなければなりません。
恐る恐る確認した結果,意外にも標準で付いてるそうです。勝手に判断して買わなくてよかった…気になることは何でも聞かなきゃダメですね。
側窓用網戸
換気や外気取入れの際には必需品となる網戸。「納車されたらすぐに購入しなきゃなあ。」と思ってインターネットでいろいろ物色していたのですが,1枚/¥10,000で装着してくれるオプションがあることが判明。
カタログのオプションには記載がなかったので,自分で調達しなきゃと思っていたのですが,過去に調べた市販の網戸の価格よりも安価ですし,最初から付いているのはありがたい。
追加で窓3枚分お願いしました。
納車されたら自宅までの道中で1泊する予定なので,すぐに窓を開けて就寝することができます。良かった。
その他諸々
その他の細かい形状や意匠については,Webページに過去に納車された写真がたくさん掲載されているので,自分の希望と同じものを印刷して持って行きました。一目瞭然なので話はスムーズに伝わりましたよ。
嫁さんからは「ボンネットにKのステッカーは付きますか?」の質問が。付いているのが嫌なのではなくて確実に付いていて欲しいから。
ボンネット,リヤゲートにしっかり貼られるそうです。
自分は展示会で見た,右リヤ窓に大きなKとKATO MOTORのステッカーがお気に入りなのでリクエスト。走る広告塔になりますよ!
納車はいつ?
さて,重要なのは納車日。
消費税が上がる前に納車されるよう発注しましたので,9月と言いたいところなのですが,自分のスケジュールが詰まっているため,10月中旬に新潟まで取りに行くことで決定。
ただし完成検査と登録は9月中に終わらせ,支払いも全額済ませてしまいます。これで消費税は8%となるので,支払額に変更はありません。
登録したらすぐに納車して!早く旅に出たい!という方からすると,なんとも悠長なと思われるかもしれませんが,自分としては昨年の12月に発注してからあっという間に今に至った感じなので,少々伸びても問題なしです。
我がハイエースと初対面
外観のディテール
6月14日に入庫したとの連絡は受けていましたが,車庫前に据え付けてくれていました。
改造着手前の"素"の姿です。
外観的な特徴としては,バンベースなのでドアミラーやドアノブなどが黒いこと。またトヨタセーフティセンスをレスオプションにしたので4型後期の特徴であるグリルのミリ波レーダーがありません。
後姿では,メーカーオプションでバックモニター内臓自動防眩インナーミラーを取付けたのでリヤアンダーミラーがなく,すっきりしています。
意外だったのは右リヤの大型窓に,スライド式開閉窓がないこと。昨年レンタルしたキャンピングカーのランドワゴン リノには存在していたので,てっきりあるものだと思っていました。
まあそういうトヨタの仕様なら仕方ないなと思っていたら,担当Mさんが「窓ガラスを撤去して架装した車両の発生品があるので,開閉窓付ガラスに交換しちゃいます。」とこともなげにおっしゃいます。こちらが予想すらできない展開に驚きながらも,なんとも嬉しいじゃないですか。カトーモーター凄いです。
スーパーロングバンの車内
車内は思っていた以上にガラーンとしていて鉄板むき出し。
スライドドアにはイージークローザーがないので,半端な閉め方では半ドアになります。
後ろからの眺め。リヤゲートを閉める時も相当な力が要りますが,これは仕方ないかな。
このそっけない荷室が,あの温もりのある居住空間に化けるとは信じがたいですね。
キャンピングカーとなった後の姿と比較すると面白そう。
運転席はまあこんな感じ。バンベースなので華やかさ一切なし。
ペラペラのビニール素材の床敷物がなんともしょぼくて泣けてきます。
イージークローザーの件も含めて,キャンパー特装にディーゼルエンジンの設定さえあれば…とつくづく思いますね。
新旧交代のご対面
最後に新旧交代間近の一コマを。
思えばどちらも極端なクルマですなあ。