梅雨に入ってから妙に寒いので体調もちょこっと崩し気味のしんこです。
今回はキャンピングカーで使う電気炊飯器のお話。
キャンピングカーで炊飯
目的地に着いてからの炊飯では時間がかかるし面倒
旅先の車内で食べる食事はキャンピングカーくるま旅の楽しみのひとつ。
キャンピングカーを買ってよかったなあとしみじみ思う瞬間ではないでしょうか。
その土地の名物を外食でというのもありですが,営業時間のこともありますし費用を考えると毎食というわけにもいきません。
なるべく人混みを避けたい場合や,晩酌をしながら楽しみたいというときは車内での食事一択ですよね。
この時期は日が長いこともあり日没ぎりぎりまで楽しんじゃうので,風呂に入って停泊地に到着するのは19~20時。
もう腹ぺこなんです。
ところで自分が車内で炊飯する手段は,今現在メスティンを使う方法しかありません。
でも停泊地に到着してから1時間かけて炊飯するのは面倒だし,かといってお弁当ばかりでは飽きてしまいます。
いよいよ電気炊飯器を投入するときがきたようだな。
DC12VかAC100Vか
車内で使用する電気炊飯器といえば,まずタケルくんが思い浮かびますね。
自分もそのつもりで炊飯器の消費電力に耐えられるようにDC12Vのソケットを増設したりしたのですが,AC100V電源の製品も含めて再検討してみました。
いろいろ考えた末に今回購入したのはこちら。
MAXZENのRC-MX201というAC100V電源の電気炊飯器。
なんだタケルくんじゃなかったのかよ!?という突っ込みを受けそうですが,AC100V電源の電気炊飯器を選択した理由として,DC12V電源の電気炊飯器は10A近い大電流が流れるので接点の発熱やケーブルの長さによる電圧降下にデリケートな面があります。
そのため炊き上がりにばらつきが出るのかなという心配がありました。
その点RC-MX201はAC100Vで240Wですから電流は2.4A程度。1500W出力のインバーターにとってもそれほどの負荷ではないので,神経質になる必要はありません。
シガーソケットしか電源のない車両でしたらDC12V電源の電気炊飯器しか選択の余地はありませんが,せっかくAC100Vが使えるのですからメリットを活かした方がいいですよね。
MAXZEN RC-MX201
開封の儀
ポチッとしてから3日で到着。
デザインはすっきりしていて嫌味がなく自分好み。
サイズは幅20.8cm,奥行18.9cm,高さ18.5cm。質量は約1.7kg。高さが後5mm低ければ電子レンジの中に収納できたのですが残念。
付属品は電源コードに計量カップ,しゃもじそして取扱説明書。
蓋を開けるとこんな感じ。
内釜と内蓋が外して洗えるので手入れが楽ですね。
内釜の目盛り。
白米、無洗米は2合まで,玄米は1.5合ね。くるま旅で玄米を炊くことはないと思いますけど。
炊いてみた
さっそくお試しということで米1合を炊いてみました。
計量カップで米1合を量って内釜に入れて研ぎます。1の目盛りまで水を入れ炊飯器にセット。
電源ケーブルを接続したら[機能]ボタンを押して「炊飯」に合せます。
あとは[開始]ボタンを押せば炊飯スタート。炊飯完了までは約50分。
デジタル表示がくるくる回って炊飯中であることを示します。
炊飯中は蒸気口弁から湯気が出ますが,吹きこぼれが垂れたりすることはありませんでした。
炊飯完了8分前にはデジタル表示が8の字に変わり,炊飯完了までカウントダウンします。
カウントが0になると,「ピッピッピッ」と音が鳴って炊飯完了。自動で保温に移行しました。これ以降のデジタル表示は保温の経過時間となります。
電力消費は?
試し炊きしたときはエンジンは停止,天候は快晴でソーラーパネルからビンビコ充電されている状態です。
炊飯開始時のサブバッテリー電圧は12.8V,炊飯完了したときに確認すると電圧は13.0Vまで回復していて,なお5.6Aで充電されていました。
ほぼソーラーパネルの発電量でまかなえた感じですかね。これなら消費電力をあまり気にしなくても良さそう。
これはいいぜ。
試食してみた
蓋オープン!
いい感じじゃないですか?
シェラカップによそっていただきます!
普通に美味い。
価格を考えたら充分ですね。なかなか優秀ですぜ。
収納は布製収納BOXに
収納は他の物をやり繰りして,運転席後部の布製収納BOXに収めてあります。
幅がぴったりでがたつきもないので,しばらくここにして様子をみることにします。
最近はこのサイズの収納BOXを店頭で見ないのですが,販売されていないんですかね。ちょっと残念です。
くるま旅での運用方法
走行中に炊飯する
自分としては停泊地に着いたらすぐに食事をしたいので,走行中に炊飯したい。
走行中に炊飯器が転がらないようにどうするかですが,以前購入してあったくねくねロックを2本使用して写真のように固定してみました。
意外としっかり保持できていて市街地走行テストでは問題なし。とりあえずこれでいくことにして,ダメならまた何か考えよう。
タイマーを使う
RC-MX201には炊飯開始の時間を設定するタイマー機能があるので,食事をする予定地点に到着する1時間前くらいにタイマーをセットすれば,到着後すぐに炊きたてのご飯を楽しむことができます。
想定される運用としては,休憩中など車両が停止しているときに炊飯の準備をしてタイマーをセット。
走行中にタイマーで自動的に炊飯が始まり,昼食休憩の道の駅や停泊地に着いたら炊けているというのが希望。
朝食については自宅と同じように就寝前にセットすればOK。
まとめ
キャンピングカーで使える電気炊飯器がやっと投入されました。
これで食事のバリエーションが増えること間違いなし。
くるま旅ではまだ使用していないので真の実力はまだ検証できていませんが,特に走行中の炊飯について荒れた道やアップダウンの峠道などでもくねくねロックがしっかりと炊飯器を保持してくれれば,他に心配するところはないと思っています。
タイマー炊飯については郊外へ買い物に行くときに昼食で試してみました。ばっちり大成功でしたよ。
炊き立てのご飯はやっぱり美味しいなあ。