喉のいがらっぽさがなかなか治らず辛い日々を送っているしんこです。
しばらく間が空いてしまいましたが,久しぶりにスーパーロングトレインの内装について紹介します。
今回はテレビ台のお話。
ジャパンキャンピングカーショー2020も近づいてきたので,展示車でも眺めるような感じでどうぞ。
過去の記事はこちら。
テレビをどこに設置するか悩む
いろいろ考えた末に助手席後ろに設置
スーパーロングトレインのオプションを検討していた頃,テレビの設置場所には結構悩みました。
狭い車内ですからそれほど選択の余地はないのですが
- フリップダウンモニターは小さいので,19インチ程度の液晶テレビにしたい。
- テレビと視聴 する位置はある程度の距離を確保してゆったりと眺めたい。
というのが希望。
スーパーロングトレインのレイアウトでは,キッチンとリビングの仕切り壁に取り付ける作例が多いのですが,これだと視聴距離が近すぎ。
他には運転席後方の天井から吊るす方法がありますが,ランドワゴン リノをレンタルした時のテレビ取り付け方法がまさにこの方式。ただ配線がごちゃごちゃ丸見えなのと,テレビステーに剛性感がなくていまいちだったんですよね。
いろいろ考えた末に,助手席後方への設置を決意。
ただしハイエースはエンジンカバーを開けるため,助手席を後方へ跳ね上げる必要があり,テレビ台が跳ね上げた助手席に干渉しないことが必要となります。
カトーモーターでも前例がないらしく,まずはやってみましょう的な感じで希望を受けてくれたのですが,素晴らしいアイディアにより解決。満足いく仕上がりになりました。
助手席後方に設置したテレビ台
視聴位置とテレビステー
助手席後方のテレビ台と液晶テレビの設置状況です。
リビングに着席して見るとこんな感じ。
テレビの右下に電源&HDMIケーブルが見えていて,少々みっともないですね。これについてはテレビの裏側の板に穴を開け,そこへ通して見えなくするよう修正の予定です。
液晶テレビはシャープのAQUOS 2T-C19AD-Bでサイズは19V型ですが,ちょっと小さめな感じ。もう1ランク大きいテレビでも良かったかも。
テレビは液晶TVステーで取り付け。
アームを伸ばして車体の中心側へ移動したり
スライドドアの外から視聴可能な方向へ向きを変えたりすることが可能です。
エンジンメンテナンスのためテレビ台を取り外す
エンジンカバーを開けるため,助手席を跳ね上げできるようにする方法として,テレビ台を取り外し式にするというアイディアで難問を解決してもらいました。
助手席後部にテレビ台を設置したままでも,ある程度エンジンカバーを開けることは可能です。
オイル交換でしたら,これくらい開口すれば問題はありませんが,さらにエンジンカバーを開けようとすると,テレビ台を撤去することが必要になります。
まずテレビ台の裏にあるコンセントから電源プラグを抜いて
テレビの背面からHDMIケーブルを外します。
これで車両とテレビを繋ぐものはなくなりました。
簡単ですね。
次にテレビ台の上面にあるつまみネジを緩めると,下駄箱と分離して取り外すことができます。
ちなみにこのつまみネジのノブは,カトーモーターオリジナルの木製です。当初は黒いプラスチック製が付いていたそうですが,見栄えが悪いので木で作ってくれたとのこと。
さすがです。
完全に撤去できました。
テレビ台を撤去すると,エンジンカバーを全開にすることが可能になります。
これならばメンテナンスに支障はないですね。
まとめ
テレビ台を取り外し式にすることで,助手席後方へのテレビモニター設置と,エンジンルームのメンテナンス性の確保を両立することができました。
実際の運用としては,オイル交換時にはテレビ台を外さなくても問題ないことは確認できていますので,走行用バッテリーメンテナンスや車検の時に撤去するくらいで済みそうです。
家具のレイアウトに融通が利くビルダーでしたら,同じような方法が採用できるかもしれませんのでご参考まで。カトーモーターはもちろん可能だと思いますよ。