しんこのブログ

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キャンピングカー 関東最後の秘湯 奥鬼怒温泉くるま旅① 夫婦渕駐車場・奥鬼怒歩道・加仁湯

体がかちかちで柔軟性が微塵もないしんこです。

前屈しても指先と床面が13cmも離れているというくらい硬いです。柔らかい年寄りになろうとストレッチしているのですが,なかなか習慣化できず今のところ改善の兆しが全くありません。

 

2024年のくるま旅でいくつか投稿していない積み残しがあって,どれから手をつけようかなあというところなのですが,やっぱり最新のものからがいいやということで,今回から9月末に奥鬼怒温泉へくるま旅をしてきたお話。

くるま旅というよりは歩きと温泉旅館泊りがメインでしたけど。

 

 

 

奥鬼怒温泉くるま旅の構想を練る

関東最後の秘湯 日光奥鬼怒温泉郷

日帰り湯を宿泊に変更

9月は3連休が2回。当然どこかへ行こうと企てますよね。

なんとなく行きたいなあと思っていたのが奥鬼怒温泉郷。夫婦渕駐車場から登山道を徒歩90分くらいかけて行く秘境の温泉です。

奥鬼怒温泉郷には2019年に八丁の湯へ日帰り湯で訪れています。まだスーパーロングトレインの納車前なのでGDBインプレッサで。

5年ぶりとなる今回のターゲットは,八丁の湯からさらに徒歩15分ほど先にある加仁湯。前回と同じように徒歩往復の日帰り湯で行こうと思っていたのですが…

 

公式Webサイトで温泉の画像を見たとたん,日帰りで1回浸かっただけで帰ってくるのはもったいない!と思ってしまいましたよ。

www.naf.co.jp

 

さっそく空き部屋を確認。ちょうど9月末に期限となるじゃらんのポイントがあったので,それを全て使って予約。1泊2日朝夕付きの2名1部屋で¥25,100+入湯税¥150×2となりました。

ちなみに日帰り湯は¥1,000。泊まれば何回もふやけるほど温泉に浸かれるんだから,絶対宿泊した方がいいよね。

 

鬼怒沼トレッキング

加仁湯について動画などで予習をしていると,宿から往復5時間程度で鬼怒沼までトレッキングできるらしい。


www.youtube.com

 

宿泊客はマイクロバスで送迎してくれますが,それじゃ秘境の温泉に行った実感が湧かないし,最速で到着する便でも10時半頃着でトレッキングをスタートするには遅すぎる。

 

そこで,夫婦渕駐車場から宿泊用の荷物や缶ビールが入ったバックパックを自分が,トレッキング用の行動食や飲料水,モバイルバッテリー(帰宅後に水没させたやつです😓)が入ったバックパックを嫁さんが背負い加仁湯へ。

 

宿泊用の荷物が入ったバックパックは加仁湯にデポして,鬼怒沼まで往復のトレッキングするという作戦を立てました。

 

6時から歩き始めれば13時過ぎには加仁湯に戻れるはず。ちなみに加仁湯のチェックインは12:00なので,到着後すぐに温泉に浸かってのんびりできるというわけ。

 

翌日は温泉でふやけているので,おとなしく送迎バスで送ってもらいますが,10:00にチェックアウトした後の送迎バスは11:20発。お宿周辺でのんびり時間を潰すことにします。

 

我ながらなかなかいいプランですな。

 

天候が心配

加仁湯を予約した8月末時点では宿泊日の天候は全く不明。2週間天気が見られるようになってからはずっと雨予報で推移。

しかし出発数日前くらいから雨が曇りに,そして晴れへと好転。もしかしたら単純に送迎バスで往復するだけの秘境温泉旅になるかなあと覚悟していたのですが,トレッキングの日だけ晴れという奇跡が起きました。

 

予定通り登山用装備を搭載して出発します。

 

奥鬼怒温泉くるま旅 Day1

夫婦渕駐車場

出発は木曜日の15時。連休関係なしの平日ですが,スケジュールをやり繰りしては早めに出発です。

 

自宅から夫婦渕駐車場までは下道で約4時間。

行ったことがある方はわかると思いますが,川治温泉あたりから夫婦渕駐車場までの栃木県道23号線は行き止まりの1本道で,末端区間は人の気配もほとんどない山中のくねくね道。それが約35kmも続くのですから,あまり遅い時間には走りたくないというのが本音です。

 

まあ15時出発でも到着予定時刻は19時なので,既に暗くなってますが。

 

宇都宮辺りの帰宅渋滞に巻き込まれることなく順調に進み,予定通り19時に夫婦渕駐車場に到着。

 

八丁の湯や加仁湯に宿泊していると思しき方々の車両が駐車していますが,誰もいないのでものすごく静かです。

 

晩飯を食べたら明日に備えて早寝しよう。

 

奥鬼怒温泉くるま旅 Day2

加仁湯への道

夫婦渕駐車場

夫婦渕駐車場の朝5時です。まだ夜は明けていませんが6時出発に向けて準備します。

 

スーパーロングトレインの向こうに見える三角屋根は夫婦渕公衆便所で24時間利用可能。

 

夫婦渕までは鬼怒川温泉から路線バスが乗り入れているので,宿泊だけなら公共交通機関で来るのもありですね。

 

奥鬼怒歩道

6:24 加仁湯に向けて出発します。

ルートはこのようになっていて,鬼怒川の北側にある白に赤い破線が遊歩道。南側の白いくねくね道が奥鬼怒スーパー林道で,送迎バスが走る道。

看板によると加仁湯までの標準タイムは70分。YAMAPだと105分。ずいぶん開きがありますが,活動データを見るとYAMAPの方が正解でしたね。

 

ここから先は一般車両進入禁止。秘境感が盛り上がってまいりました!

 

6:28 橋を渡ってすぐに奥鬼怒歩道が分岐。いきなり長い階段の上りです。でもこれは5年前に経験済みなので,驚きません。

 

最初に尾根を1つ超えるので,のっけからこの先どうなるんだろうと,ちょっと不安になるようなきつめの道が続きますが,スタートしてから約20分,坂を下って鬼怒の中将乙姫橋を渡ると…

 

その先は鬼怒川左岸の緩い上りが続く道になります。

 

5年前と違うのは遊歩道が何か所か迂回ルートになっていたこと。川の増水で流失したり破壊されたりしたんでしょうね。

 

こちらは迂回していませんが,遊歩道が落石で完全に埋めつくされています。恐ろしw

 

荒々しく崩れた景色が多いですが,そればかりではなくこんな滝の眺めも。癒されながら進みますよ。

 

7:13 遊歩道の中間地点辺りのハイライト。この二ツ岩橋で右岸に渡り,すぐ先の砥の岩橋で左岸に戻ります。

 

砥の岩橋から眺める上流の景色が絶景なんですよね。

 

7:59 八丁の湯に到着。今回はただの通過点です。

 

さらに進むこと10分。8:09 加仁湯が見えてきました。

 

到着w

 

加 仁 湯

フロントで宿泊者カードに記入して,宿泊用の荷物が入ったバックパックを預かってもらいます。

 

売店チョコモナカジャンボ ¥250を見つけたので思わず買い食い。

エネルギーを補給して,8:29 鬼怒沼に向けて出発です。

 

つづく。