毎朝なかなか布団から出られないしんこです。
理由は単純で寒いから。朝ランニングのために起きる時間はまだ真っ暗ですしね。着替えて外に出ちゃえばやるしかないので諦めがつくんですが,そこに行くまでが大変です。
あと1か月くらいしたら気温も少し上がって,走り始める頃は薄明るくなっているはず。それまではもうしばらくの辛抱です。
さて今回のタイトルにおっ!?と反応した方は,1970年代頃にタミヤのミリタリーミニチュアシリーズで楽しんだプラモデル野郎ですね。TAMIYA JUNIOR NEWSに連載されていたのは「ちょっとだけよョの改造」で,こちらは「改良」です。
本当に些細な内容なので,タイトルをどうしようかなあと考えているときに思い出してパクりました。
ポータブル電源の保護板
出力コンセントプラグと荷物の接触を回避
こちらはスーパーロングトレインにEcoFlow DELTA miniを搭載したばかりの頃で,2022年7月の投稿。
ポータブル電源の後方に収納するシュラフと,出力コンセントプラグが接触するので,アルミ板で製作した保護板でプラグをガードするというお話でした。
当初はM4のビスで固定していましたが,セッティングを変えるのにいちいちドライバーを工具箱から出すのは不便なので,M4のビスをつまみねじに交換して現在に至ります。
DC12V充電用ケーブルに干渉
そして2024年末に完成した,常時走行充電もできるようにしたシステムの外観。
従来からの出力コンセントプラグに加え,充電用のDC12Vケーブルを接続するようになりました。
そこへ保護板を取り付けようとすると…
ほとんどの方はお気付きだと思いますが,後方に大きく張り出した充電用ケーブルと干渉して取り付けることができません。
ちょっとだけョの改良
クリアランスを確保する方法
充電用ケーブルとの干渉をなくすためには,保護板をポータブル電源からより後方に引き離すことが必要なのですが,スペーサーなどを入れるのはつまみねじの長さが足りなくなりますし,部品点数が増えたり未使用時に収納しにくくなるなど,ネガティブな要因ばかりが増えるのでボツ✖
次に考えたのはアルミ板をS字状に曲げて干渉部分をかわすこと。実際には曲面で曲げるのではなく,2か所を直線でカクカクと軽く折り曲げるのですが,きれいに曲がるかが難題。
失敗してもいいやの気持ちでやってみます。
アルミ板の折り曲げ加工
折り曲げる位置だけ決めて,角度については現物合わせで調整します。
つまみねじの穴がある側は端から75mmを折り曲げ位置にして,Pカッターで筋彫り。
油断するとPカッターが脱線していらないところに傷がつくので慎重に作業しないといけません。
実際に脱線してしまったのですが,板の表面は細かい傷隠しのため,サンドペーパーでヘアーライン仕上げにしているので,傷が消えるまでせっせと削りました。
筋彫りが板厚の1/3くらいの深さになったところで,作業台の角をガイドにくいくいと手で押すと曲がりました。折り目は乱れることなくきれいに出てます。
同じ要領で上部は上側の端から40mmの位置に筋彫り。
目につく側の面をスムーズにするため,Pカッターの筋彫りはどちらもポータブル電源側にしてあります。そのため最初は山折りで筋彫りが拡がる側でしたが,今度は谷折りになって筋彫りが潰れる側になります。しっかり筋を掘らないときれいに曲がらないので難易度が上がります。
山折り側より気持ち筋彫りを深くして,再び作業台の角をガイドにくいくいと手で押すと,何とか曲がりました。裏側の折り目はシャープではないものの,きれいに出ています。
取り付けてみる
見た目ではほんのちょっと曲がっているだけですが,まずはどんな塩梅か取り付けしてみます。足りなければもう少し曲げるっていうことで。
おおw 斜めの面でケーブルをやんわりと受け止めていて,ケーブルが無理に曲げられていたり,プラグの首根っこにストレスがかかっているという感じはしません。アルミ板はほとんど曲がっていないように感じてましたが,意外とクリアランスを確保できているようです。
これ以上曲げようとして,アルミ板が割れたりすると元も子もないなので,これで良しとします。
まとめ
本当に些細な内容なので恐縮ですが,それなりの技も駆使しているので,アルミ板の加工などが必要になったときの参考になれば幸いです。