まだまだ炬燵から抜け出すことができないしんこです。
寒い冬こそ温泉。そして雪見の露天風呂があれば最高。
昨年の12月に行った新野地温泉は正にぴったり。すごく良かった。
今回は再び雪見の露天風呂を求めて水上温泉へ行ったお話ですが,タイトルがいきなりネガティブだな。
今度の旅は水上温泉
行先選びのキーワードは雪・まだ行ったことがない・安価な宿
12月に行ってきた新野地温泉 相模屋旅館。
雪が降り続く山の上の温泉宿,硫化水素臭プンプンのお湯,雪に囲まれた露天風呂…自分的にはここ数年訪れた温泉の中でもトップクラスのいい温泉でした。
雪解けが進む前にもう一度雪の温泉を満喫したい!
今回の行先を決めるにあたって考慮したのは
①1泊2日なのであまり遠隔地ではないこと。
②降雪地域。
③まだ行ったことがない。
④宿泊費が安価。
さらに新野地温泉と同じようなルートにならないようにと考えると,福島県は除外。
そうなると自宅から無理なく1泊2日で行ける距離で降雪地域なのは栃木県か群馬県。
栃木県は日光方面へ行くことが多いという理由で外し,群馬県をターゲットにします。
群馬県内でまだ行ったことがないのが水上温泉。GoToトラベル停止中限定の格安プランで源泉湯の宿 松乃井に決定。
温泉はお湯ありきだと再認識した
さて旅立つ前から結論めいたお題目ですが,今回は"雪の温泉に行くこと"が目的で,温泉で最も重要な"お湯"について深く考慮しませんでした。
水上温泉は初めてだし,まずは浸かってみて経験値が上がればいいさってな具合。
宿泊したのが部屋数219もの巨大なお宿だったので致し方ないとは思うのですが,循環式で塩素の臭いがするお湯では正直満足できませんでした。
お宿の名誉のために付け加えておきますが,接客対応やお部屋,食事などは大満足(夕食・朝食ビュッフェを攻めすぎてがっつり体重が増えました)でしたので決して悪いお宿ではありません。
自分の嗜好に合わないチョイスをしたのが間違いね。
巨大宿泊施設の廃墟群
水上温泉は初めてなので知らなかったのですが,10階のお部屋に入って利根川が一望できる大きな展望窓から外を見ると…いきなり目に入っちゃったんです。対岸の宿泊施設の廃墟が。
さらに右手,下流方向に目をやるとそこにも巨大な宿泊施設の廃墟。
何年か前に宿泊した鬼怒川温泉の窓から見えた廃墟群にも驚きましたが,こちらもなかなか凄いことになってます。
Webで検索すると廃墟好きには有名な所みたいですね。
廃墟。自分も嫌いではないですけど,今回は温泉で寛ぐのが目的ですから心理的にはかなりきつかったですね。
翌日温泉街をぐるっと散策しましたが,駅前から表通り,裏通りに至るまで町全体がもう手の打ちようがないという状態にまで寂れているように感じました。
"情緒"という温泉場にありがちな言葉とは全く無縁の世界。
雪の水上温泉へ
前置きが湿っぽくなってしまいましたが,気を取り直して温泉旅へGO!
カトーフェスタ ハラダ本社工場
出発当日は快晴。いつものように下道を移動すること約4時間。
駐車場の区画はちょっと小さめですが,自分が訪ねた日は割と空いていたので問題なし。
頭が盛大にはみ出てるな。
こちらでは「工場見学ギャラリー」でガトーラスク生産工程を見ることができます。でも残念ながら撮影禁止なので写真は無しね。
まず受付で試食用のガトーラスク「グーテ・デ・ロワ」とシールがもらえます。いいね。
自分たちは見学が終了してから頂きましたが包みから出やすく,袋の中でシールが砂糖まみれになるのでスタート前に食したほうが良いかもよ。
1階のロビーには無料の飲み物があるので,ガトーラスクを美味しく頂くことができます。
見学はまずエレベーターで4階に上がり,フランスパンを作る工程から始まります。こちらでは焼く前のラスクに粉砂糖をかけてバーナーで炙った「グーテ・デ・ロワ ブリュレ」を試食させてもらえます。ますますいいね。
3階は包装と箱詰めの工程。廊下には商品見本がずらっと展示されていて購買意欲をそそられますぜ。商売がうまいなあ。
見学が終了したらお隣の直営店,本館シャトー・デュ・ボヌールへ移動。
あれもこれもと食べてみたいものがたくさんあるので,絞り込むのに苦労しましたよ。
幸せ気分でガトーフェスタ ハラダ本社工場を出発。
永井食堂
ここを通るときには必ず寄ってしまう永井食堂。
当然今回も寄ります。
到着は昼食には少し遅い14時頃だったので,夕食ビュッフェに影響しないようもつ煮定食(半ライス)¥560を発注。
半ライスといっても丼すりきりなので充分食べ応えはあります。
安定の美味さで大満足。
もちろん持ち帰りの「もつっ子」もお買上げです。
サンモール 水上店
自分たちの旅の楽しみのひとつに地元スーパーマーケットに行くというのがあります。ご当地食材を見つけるのが楽しいし,土産物店より安価で入手できますからね。
サンモール 水上店にもありましたよ群馬ご当地が。こちらで見つけたのは「おっきりこみうどん」です。
いかにも地元の食品工場から直接納入されたような簡易パッケージで,価格も激安。日持ちはしませんが明日には帰りますし,スーパーロングトレインの冷蔵庫に保存しておけば大丈夫。
こんにゃくも充実の品揃えでいかにも群馬県感があって良かったですよ。
水上温泉 源泉湯の宿 松乃井
夕食ビュッフェでステーキを飽きるほど喰らう
水上温泉に近づいても路面に雪はなく完全にドライ。
お宿に到着したのは15時半。概ね予定通りね。
駐車場は広々。スーパーロングでも問題なし。
こちらのお宿は車まで電動カートがお出迎えしてエントランスまで連れてってくれます。わずか100m程度の距離なのですが。
部屋に着いたら休憩もそこそこに温泉へGO!
自分は時間で男女入替制の「蛍あかりの湯」から。お湯は循環式なのでちょっとがっかりですが,楽しまないと損です。
内湯に3つある壺湯に浸かると,注がれるお湯からほのかに温泉臭がしてきます。これはかけ流しかも…これだけでちょっと気分が上がります。
お待ちかねの夕食ビュッフェ。
まずはぐるっと品定めして…まずはやっぱりステーキでしょ!
宿泊客がそれほど多くなかった日だったせいか,しばらくするとどのメニューも並ぶことなく取り放題状態に。
ステーキにローストビーフ,スイーツと時間いっぱい楽しみましたわ。もう食えん。
食休みしたら再び温泉にGO!
今度のお風呂は「火あかりの湯」
浴場全体が大きな東屋の下にある,半屋外のような構造で今まで体験したことがない不思議な空間。
暗闇に点灯している灯りがきれいでこれはこれで楽しめるな。
残念なのは庭園に面した柱間に張り巡らされたトラロープと「落雪危険 立入禁止」の看板。せっかくの雰囲気がぶち壊しだぜ。
雪国なんだからそんなことしなくてもいいように改修しなければだめでしょう。
湯上りはさすがに温浴効果か体がポカポカして朝までぐっすり眠れましたよ。
Day2につづく。